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誰も知らない【80年代】都市伝説「おもしろ珍バイト」白書・パート1「ワイパー押し売り」

誰も知らない【80年代】都市伝説「おもしろ珍バイト」白書・パート1「ワイパー押し売り」

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Update date:2018年02月20日
誰も知らない【80年代】都市伝説「おもしろ珍バイト」白書・パート1「ワイパー押し売り」
いわゆる「バブル」と呼ばれていた時代、そう1980年代。この時代は近年リバイバルブームが起きるほど注目されています。主に「お笑い」(平野ノラなど)で取り上げられていますが...。
この時代、実は「アルバイト」の世界でも奇妙な内容のものが多数存在していました。
今では考えられないようなレアなバイトの数々を、シリーズとしてご紹介していきたいと思います。全て私が体験してきたことです。
「おもろいバイトもあったんだなぁ」と思って頂ければ嬉しいです。

vol.1 「ワイパー押し売り」

その昔1980年代、当時の子供たちをテレビの前に釘付けにした怪獣モノの特撮番組の中で、宇宙から巨大ロボットが飛来して、高速道路上の車を大量にさらうというエピソードがありました。

このアイディアを考えた脚本家によれば、宇宙から見れば、道路上を動くおびただしい数の車が、この星の生き物として映るのでは?という発想に基づく作品とのことです。

事実、現代の日本には、1億2000万人の総人口に対して、8000万台を超える自動車が保有されているわけですから、はるか上空から見れば、どういう星のように見えても仕方ないわけですね。

特に、日本の国土の隅々まで血管のように張り巡らされた高速道路は、一度、供用を開始すると、大規模工事や大事故による一時閉鎖を覗けば、24時間動き続けているわけですからまさしく不休不眠の動脈といえるでしょう。

特に、東名神や中国道は、日本の移動や物流を支える大動脈ですが、これも見ように寄れば、常に何万人もの人間が血液中の赤血球のように移動している細長い都市のようなものです。

人が多く集まるところには、ニーズが生まれ、その需要を賄う産業が発生しますが、オフィシャルなファミリー企業とは別に、「闇屋」ともいうべき非公式のビジネスもあの時代には存在していました。

その中でも、アルバイトを雇って、ユニークなスタイルで営業している商売がいくつかありました。

その一つが、「ワイパーの押し売りバイト」です。

私が割り当てられた現場は、、名神高速道の吹田インターから中国道方面に少し進んだあるサービスエリアの駐車場でした。

ここで私は、年配のオバちゃんとペアになり、駐車エリアに車が進入し、停車するとそれを目掛けて近寄っていきます。

それから、まず、相方のオバちゃんが、いきなり、停止したばかりの車のワイパーを立ち上げ、「ああ、これはもうダメですね。水滴が切れないでしょう。」と話し掛けます。

大体、ワイパーなんて、その車で買って以来、一度も交換していないのが相場です。
車検を受けた車でも、ワイパーまで新調されることは、まず、稀でしょう。

普通のドライバーの感覚では、せいぜい、曇り止めや撥水性のスプレー塗膜でも吹き付けていれば、それでよしとするものでしょう。
改めてみれば、ゴムのヘタリも気付いたりするものですが、敢えて自分から買い求めて交換するまでのことはしないのが一般的なはずです。

すると、オバちゃんは、畳み掛けるように、「今月のノルマ達成までにあと少しやねん。願いやから、協力して! これ、普通に買うより半値以下で安くしておくから。今、ここで替えたら、もう後、5年は替えんでもいいし。」

と一気にまくし立てます。 そのあまりの勢いにドライバーが押されて、「はあ、そうですね。」と言った声を聞くや、オバちゃんは突然に、ワイパーを外し始めます。

そして、相棒の私に、ワイパーの型番を伝えますので、私はすぐさま、カバンから新品を取り出して、オバちゃんに手渡します。

今度は、その新品ワイパーをあっという間に、車に取り付けました。

その間、わずかに2分程度。

たしかに、金額的にもさほど、高額ではなかったですし、自分で替える手間隙を考えれば、ここで替えてしまうのもいいかなと思わせるほどのサービス提案でした。

このルバイトは、完全歩合性のバイト報酬ですので、行楽シーズンや帰省ラッシュの時を狙って、短期決戦で稼ぎまくることが出来るそうです。

“塵も積もれば...“で、一日中、高速道のSAの駐車場で営業をし、特に古い車を目掛けて、突撃的なアタックをすれれば、かなりの確率で受注が取れます。

ポイントは、続々と進入する車の中で、敢えて、中古車と思しき古めの車を目掛けて、営業攻勢を掛けることだと、オバちゃんは得意そうに言ってました。

もしかすると、2010年代の今日も、どこかのSAで、アルバイトを従えて、ワイパーを交換しまくっているのかもしれません。。

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著者プロフィール
 Pride of the Japanese

現役キュレーターの中でトップのアクセス数を誇るSharetuber。世界を飛び回る国際ボディガード歴20年。護身術師範。悪質なクレーマーや反日左翼と戦う某公的コンサルティング団体顧問。喧嘩上等。「I'm proud of the fact I was born in Japan.」