バッキンガム宮殿でプラスチックボトルとストロー使用をやめる英王室

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エリザベス英女王はプラスチックとの戦いを宣言し、英王室は宮殿内の食堂やカフェなどからプラスチック製品を段階的に削減すると宣言

女王はプラスチックとの戦いを宣言し王家の施設からプラスチィックのストローとボトルを禁止した。

バッキンガム宮殿は新しい廃棄物計画の概要と王家の最高レベルで「問題に取り組む強い意欲」があると述べた。

女王は、英連邦の野生生物を保護するドキュメンタリーでデービッド・アッテンボロー卿と話した後に、プラスチックの問題に個人的に関心を持ったと考えらる。91歳の両者は、英連邦52の地域の国立森林公園の植物ネットワークを作るための植林について話し合うプログラムで一緒になった。


新しい措置は、徐々に公共のカフェでプラスチック製のストローを段階的に廃止し、スタッフの食堂でもそれらの完全禁止が含まれている。バッキンガム宮殿、ウィンザー城、エジンバラのホリールード宮殿内の食堂では陶器の皿とグラス、またはリサイクル可能な紙コップしか使用できなくなる。

ロイヤルコレクション・カフェ(自家製料理を供する宮殿内のカフェ)からのテイクアウト食品も堆肥化または生分解性の包装でなければならない。バッキンガム宮殿のスポークスマンは、「ロイヤル・ファミリーは組織全体で環境負荷を削減することに取り組んでいる」と語った。

"その一環として、私たちはプラスチックの使用を減らすための多くの現実的な措置をとってきました。あらゆる面においてこの問題に取り組む強い欲求があります”


女王だけの関心でなく、チャールズ皇太子も、投棄されたプラスチックによって引き起こされた海洋への被害についてしばしば話し、最近では世界は海へのごみで「生態学的と人的な災害の増大」に直面していると警告した。

昨年、皇太子は女性ヨット乗りのディム・エレン・マッカーサーと協力してプラスチックゴミから海を守るためのアイデアに数百万ポンドの現金を提供し、科学者、環境保護者と会いこの問題に取り組む方法について話し合った。

出典:The Queen declares war on plastic after David Attenboroug...

	

ほとんどのプラスチックバッグやボトル、ストロー、コップは使い捨てで10%が海に流出する

例えば、英国人は年に77億個の使い捨てプラスチック製水ボトルを使用し、リサイクルされるのは半分以下。つまり、英国では毎日1,600万本のボトルが捨てられる。毎年、世界で3億トン以上のプラスチックが生産され、10%が最終的には海洋に流れ出す。プランクトンに対するプラスチックの量はその比が1:2と推定され、放置すると2050年までにプラスチックは魚を上回るだろう。

プラスチックを消化できない海洋動物に問題を引き起こすだけでなく、 化学物質が水に浸出し、海産物を食べる人間は毎年11,000個のマイクロプラスチックを摂取することが明らかになっている。

出典:The Queen declares war on plastic after David Attenboroug...

	

BBCは、2020年までに全事業で使い捨てプラスチックの使用を停止する

英王室にも影響を与えたBBCは、海のプラスチック汚染を取り上げたデーヴィッド・アッテンボローの画期的なドキュメンタリー・シリーズ「ブループラネットI」の制作をきっかけに2020年までの事業として自社での使い捨てプラスチックの使用をやめる方針。
BBCは、2018年末までにプラスチック製のカップとナイフやフォーク、スプーンなどカトラリーをBBCの全オフィスから撤去し、来年度にはビジターやスタッフが使用するプラスチック製カップの使用をやめると発表した。

いくつかのオフィスでは、すでにスナックコーナーからプラスチック製のカップを取り除き、できるところではガラス製品に置き換え始めておりすべてのBBCオフィスで行われる。2月にサルフォードで試験的に開始し、コーヒーカップのリサイクル計画も試みられ2019年までに食堂からプラスチック容器を取り除く計画である。

今後数か月にわたり、サプライヤーやサービスとの協議により、コーヒーカップ、企業が購入した製品やロケ現場でのケータリング・パッケージングなど他の分野の事業での使い捨てプラスチックの削減ををさらに変更できるかどうかを検討する。BBCは、2020年までに、その事業全体で使い捨てプラスチック製品を使用しないことを目指している。


昨年製作された自然ドキュメンタリー「ブループラネットII」は、プラスチック汚染が世界の海洋や野生生物に及ぼしている損害、鳥類や鯨などの種を殺して害を与えていることを指摘している。これにより、企業、組織団体、政治家が問題に取り組む動きが増えており、海洋プラスチック汚染の問題に対する意識を高める助けとなった。

出典:BBC aims to be free of single-use plastics across all ope...

	
aims to be free of single-use plastics across all ope...

デービッド・アッテンボロー

海洋のプラスチック汚染への関心を高めたドキュメンタリ「ブループラネット2」を製作

EUの高官はこの夏までに欧州連合でプラスチック廃棄物の削減法案が発表されるとツイート

	
フラン・ティンマーマン(欧州委員会第一副大統領)がツイートで「あなたの一歩先を行く!夏が来る前に使い捨てプラスチック規制をEUは制定する」と示唆したという。これは、英国環境相が、EUに残留すると英国がプラスチックストローを禁止するなどの環境法を制定することが困難になるだろうと示唆したことを受けてコメントしたもの。EUのプラスチック戦略はストローに止まらず、「プラスチックをリサイクルして再利用し、マイクロプラスチックの漏れを防ぐ方法を見つける」企業と協力して作業することを含む大掛かりなもので、新しいEU法はEU離脱が完全に実施されるまで英国に適用されるという。

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Sharetube