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好評企画【80年代バイト】知ってる?『ゲームソフトのダフ屋』実体験記!  #珍バイト #珍職業

好評企画【80年代バイト】知ってる?『ゲームソフトのダフ屋』実体験記! #珍バイト #珍職業

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好評企画【80年代バイト】知ってる?『ゲームソフトのダフ屋』実体験記!  #珍バイト #珍職業
好評を頂いている「1980年代アルバイト体験談。
今回は「ゲームソフトのダフ屋」という、ちょっと怪しげなアルバイトです。
一体どんな内容なのでしょう。
「へぇ、こんな仕事もあったんだなぁ」と気楽にご覧ください。

「ゲームソフトダフ屋」

ちょっと昔の事になりますが、2006年の年末、久々の「ゲーム機戦争」が勃発したとのニュースが世間を騒がせました。

特に、PS3と任天堂のWiiを発売日に購入するために、徹夜組を含めて、長蛇の列がそこかそこの家電量販店の店頭に作られ、整理券の配布を巡って小さなトラブルも起きていると伝えられました。

中でも世間の耳目を集めたのは、九州の量販店では、中国人と思しき集団が、大勢で行列に並び、一人1台づつゲーム機をゲットして、元締めの待つトラックへと運び込んでいたというニュースです。

おそらく、こうして早期にゲットされたゲーム機は、定価の数十倍の値段でも平気で購入してしまう、香港あたりの富裕層に転売される可能性が高いとのことですが、なんともまあ、豪気なことでした。

そうまでして、買い求められたゲーム機も、発売日から数週間後には、定価で普通にゲームソフト販売店の店頭に並んでいますので、そうした「殺到」や「熱狂」は、まさしくのものといえるでしょう。

実は、こうした騒動は今に始まったことではなく、家庭用ゲーム機が登場した「1980年代」当初から、私の住んでいた関西では時折見かける光景でした。その時のアルバイトをご紹介しましょう。

特に「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」といったビックタイトルの続編がリリースされるたびに、当然、それを早期に買い求めたいというファン心理を巧みに突くように、そうしたニーズの殺到を金儲けのネタにしようとする輩が出没しました。

彼らは、まず、大学の構内などにアルバイト募集の広告を掲げ、男子大学生を数多く集めます。

そうして、集められたアルバイトは、それぞれの担当店を決められ、人気ゲームの発売日の前夜から徹夜して、ゲームソフトを買い込みます。

たいていの場合、一人1個の販売制約がありますので、買ったゲームはその場で、持ち場ごとの元締めに手渡し、報酬を受け取ります。

バイトが関係するのはここまでで、今度はその元締めが、買い物の列にあぶれて、虚しく買えなかった人に倍以上の金額で転売を始めます。つまり「ダフ屋」です。

さすがに、ついさっきまで、定価で買えたモノが、いかにも足元を見たかのように、倍額で提示されると、ほとんどの人間は購入を躊躇したり、断ったりしますが、中には、その言い値で買って帰る客もいるものなのです。

当時の報道の中にも、人気のゲームソフトを購入出来た少年が、出来なかった連中に恐喝されて、せっかくのソフトを取り上げられるといった事件が続発したように、人間の心理として、「今すぐ、欲しい。」という欲求は、なかなか常識では抑えきれないものがあるようです。

よく、人気アーティストのコンサート会場などに行きますと、開演前の数時間には、最寄り駅から会場入り口の間に、「ダフ屋」と呼ばれる連中が「チケットあるよ。」と低い声で会場に足を運ぶ人に声を掛けておりますが、それと、まったく同じ光景が、1980年代の関西の家電量販店やゲームソフト販売会社の周辺では、時折、見掛けられました。

私が元締めに聞いたところによれば、その日、仕入れたゲームが、その日のうちに売れ残ることは、まず「ない」と言っていました。

いわば、「ゲームソフトのダフ屋の仕入れとも呼べるこのアルバイトですが、今のように、インターネットのオークションのような、個人間の直接取引が行なわれる状況になってくると、次第に下火になってきたようです。

また、昨今は一つのゲームソフトタイトルの発売が、社会現象になるようなお祭り騒ぎはあまり、起こりにくくなっており、さらに流通や販売ルートも多様化してきたため、個人が当日に並んで買うというプリミティブな販売形式の方が、稀になってきております。

さすがに今では、いかに時代遅れ感のある昭和気質な関西といえども、こうした珍バイトはほとんど、見られなくなってしまいました。

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著者プロフィール
 Pride of the Japanese

国際ボディガード歴20年。世界を飛び回るSharetubeトップキュレーターの一人。護身術師範。悪質なクレーマーや反日左翼と戦う某公的コンサルティング団体顧問。喧嘩上等。「I'm proud of the fact I was born in Japan.」