「世界最大の犯罪組織」山口組の分裂 まとめ & やくざの組長がTwitterでつぶやく時代。組長さんのツイート まとめ
指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂問題で、関西を中心とした11人の直系組長(2次団体組長)が新組織を結成する見通しになったことが、捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると山口組執行部は、脱退の動きを見せた山健組(神戸市中央区)や宅見組(大阪市中央区)などの組長5人を永久に組織に戻れない「絶縁」、8人を追放にあたる「破門」の処分にした。破門処分のうち2人は引退し、新組織には組長11人が加わるとみられる。ただ、これらの組織の構成員が全て新組織に移るかは不透明。別の組織が合流する可能性もあり、規模などは流動的だ。
月内にも新組織を結成し、山健組の井上邦雄組長を中心に組織固めをするとみられる。「山口組」を含む名称や代紋(シンボル)を使い続ける方針といい、山口組側の反発も予想される。山健組の事務所では28日、幹部らによる会合が開かれたとみられ、兵庫県警が警戒にあたった。
山口組の絶縁状と破門状の画像がアップされる
山口組の離脱リスト
分裂前 72団体
名古屋山口組53団体 神戸山口組21団体
弘道会 山健組極心連合会 宅見組
大原組 池田組
伊豆組 侠友会
國粋会 正木組
健心会 毛利組
大同会 松下組
光生会 黒誠会
清水一家 西脇組
岸本組 真鍋組
倉本組 大志会
秋良連合会 雄成会
良知組 川合組
小西一家
豪友会
落合金町一家
藤友会
章友会
旭導会
一力一家
織田組
一会
熊本組
茶谷政一家
國領屋一家
瀬戸一家
平井一家
一心会
柴田会
倉心会
離脱した組
◆神戸山口組参画組織
井上邦雄(四代目山健組組長)入江 禎(二代目宅見組組長)
川合康允(川合組組長)
寺岡 修(侠友会会長)
正木年男(正木組組長)
池田孝志(池田組組長)
毛利善長(毛利組組長)
岡本久男(二代目松下組組長)
剣 柾和(二代目黒誠会会長)
宮下和美(二代目西脇組組長)
高橋久雄(雄成会会長)
池田幸治(四代目真鍋組組長)
清崎達也(大志会会長)
出典:山口組の分裂理由と離脱リストww 山健組が脱退で抗争の危機!組織図画像・最新情報あり!2ch「新組織名は神戸山口組になるの?」 : NEWSまとめもりー|2chまとめブログ
山口組分裂 「トラブル起きていないか」「抗争怖い」…緊迫の山口組総本部
「ナンバーは控えたか」「なにかトラブルは起きていないか」。日本最大の暴力団の組本部は、近年にない緊迫感に包まれた。1日午前、神戸市灘区にある指定暴力団山口組の総本部。8月末に表沙汰になった分裂騒動から初めての定例会を迎えるとの情報があり、兵庫県警は総本部周辺に捜査員を配置した。「抗争が始まったら怖い」。地元住民らはものものしい警戒態勢を遠巻きに眺めながら、不安を口にした。神戸、なにわ、香川…。阪急電鉄六甲駅の北西700メートルの閑静な住宅街。そのの一角にある屋敷に、さまざまなナンバープレートの黒塗りの車両が、次々と入っていく。そのたび兵庫県警の捜査員はナンバープレートをチェックし、どの組長が定例会に参加したかどうかを確認した。チェックから漏れた組長は不参加であり、離脱する可能性が高いからだ。
関係者によると、直系組織(二次団体)の組長らが参加する定例会は毎月5日に行われる。だが、毎年8月は定例会を行っていないため、9月は「5日」でなく「1日」に行う。過去には9月5日にも定例会を開いていたが、いつのころからか9月1日の1回になったとされる。
いつもなら、幹部らは全員出席し、山口組組長にあいさつすることになっている重要な日。直系組長らの参加・不参加は、離脱グループの実態を推し量る資料になるということだ。
そうした節目を迎えただけに、組本部周辺には県警の捜査員のほか、大勢の報道陣も詰めかけ、ものものしい雰囲気に包まれた。
「弘道会支配」への不満、以前も分裂寸前の騒動が…
離脱の中核とみられているのは、前(5代目)組長の出身母体で数千人の構成員・準構成員を擁し、弘道会と並ぶ2大勢力の一つとされる山健組だ。5代目山口組時代には最大勢力として、人事などでも優遇されてきたが、平成17年7月に弘道会出身の篠田建市(通称・司忍)組長による6代目山口組体制が発足すると、徐々に弘道会系に影響力を奪われていった。
「『弘道会支配』への反発はかなり前からあった」と解説するのは山口組系組幹部。「今回の分裂も、創業時から神戸市にあった山口組総本部を名古屋市に移転するという話が流れたことが発端だとする説もある」という。
出典:http://www.sankei.com/affairs/news/150831/afr1508310018-n3.html
山口組分裂のなぜ起きた、その理由とは?
最大の理由は「カネ」
日本最大の広域暴力団山口組が分裂した。先代の渡辺芳則・五代目組長の出身母体である山健組などが脱退、新たに神戸山口組(仮称)を立ち上げた。
最大の理由は、カネである。山口組は、05年8月に渡辺組長が引退、名古屋の司忍(本名・篠田建市)弘道会会長が跡目を継いでから、「名古屋支配」が顕著になった。その特徴は、本部へのカネの吸い上げと、窮屈な管理強化である。指揮を取ったのは、高山清司若頭だった。
銃刀法違反による収監を余儀なくされていた司六代目組長は、自身の不在中の運営を任せるナンバー2の若頭に、弘道会会長の座を譲った高山氏を就けた。本来、当代の組長と若頭が、出身母体を同じくすることはないのだが、長期不在が確実で、事実、05年11月、司6代目の懲役6年の実刑判決が確定、06年2月、府中刑務所に収監されており、留守が長くなるため、自分に仕えてきた高山氏に託したかった。
もともと高山氏は、激しい戦闘性と厳しい管理で知られた人である。「親分がいない間は、自分が組織をまとめあげる」という気迫があったのだろう。 11年2月、司6代目が出所するまでの「高山時代」に、「直参」と呼ばれる直系組長は、厳しく統制された。
ウィークデーの多くを神戸の山口組本部に詰めるように半ば強制され、上納金の額は月に80万円前後にまで上昇、水や石鹸、歯ブラシといった日用雑貨品の購入まで義務付けられた。
「山菱」の代紋があれば、公共工事の仕切り、債権回収、不動産のトラブル処理、会社整理、風俗や飲食のみかじめ料、格闘技や芸能などの興行といったシノギの部分で、他の組織より優位に立てる、といった時代なら我慢もできた。
しかし、国家権力による暴力団排除は、92年の暴対法施行以降、年を経るごとに厳しくなっており、度重なる暴対法の改正や、末端の組員が事件を起こせばトップの組長にまで責任が及ぶ使用者責任によって、その環境は、年々、厳しくなっていった。
要は、暴力団が食えない時代となっていったのだ。二極化は、暴力団組員にも広がり、バブル時代に築いた資産や、各界に人脈を残している組とそうでない組の落差は大きく、同じ組でも才覚によって差はついた。
そうした時代の管理強化である。しかも、山口組に残る威光によって集まるカネを吸い上げていったのは弘道会だ。中部国際空港の砂利運搬の利権を独占、東京における芸能界利権の侵食はその象徴。弘道会の力は頭抜けていった。
もともと当代の出身母体は、特別な力を持つものである。かつては「山健にあらずば山口にあらず」といった時代もあった。
そういう意味では代替わりに伴う事象ではあったが、栄光の時代を知っているだけに、山健組を出身母体とする直参には、「自分のところばかり稼いで」と、弘道会に対する怨嗟の声が広がった。
出典:山口組分裂の衝撃! 関西の盟主たちを怒らせた、六代目体制の「カネ」と「名古屋支配」 岐路に立たされた暴力団 山口組の分裂は、この中央集権化されたピラミッドの一角が崩れることを意味する。警察や政府が抗争の一般市民への影響を懸念すると同時に、組織弱体化の千載一遇のチャンスと見るのはそのためだ。組側もそれを十分に認識していると見える。山口組は1980年代にも分裂の危機を迎え、30人以上の死者を出す抗争に発展した。その際には組員を呼び戻すために高額の“退職金”を用意するなどの“年金プラン”を導入し、組員の離反を防いだという(『Daily Beast』)。今回も何らかの懐柔策が取られるかもしれない。 ただし、対立の根はもっと根深い所にあるようだ。『Daily Beast』は、国内メディアがあまり触れない、ヤクザの出自に関する“タブー”に触れている。同メディアは、日本のヤクザの多くは、帰化した韓国・朝鮮系(または在日韓国・朝鮮人)と、かつての被差別部落出身者だと指摘する。そして、「山口組(山健組・関西派)には被差別部落出身のメンバーが多く、『弘道会』は韓国(・朝鮮)系の割合が高い。これが2つの派閥の緊張を作り出している」と記している。 出典:「世界最大の犯罪組織」山口組の分裂危機に海外も注目 “出自のタブー”にも言及 伊藤博敏「ニュースの深層」 現代ビジネス [講談社] 山口組の歴代組長
世界でダントツの800億ドルの収益を上げたとし、「世界の組織犯罪グループトップ5」の1位
山口組は神戸市に本拠を置く構成員・準構成員数150 red">2万3000人余りの巨大組織だ。米フォーチュン誌は昨年、世界でダントツの800億ドルの収益を上げたとし、「世界の組織犯罪グループトップ5」の1位に挙げた。これに従えば、日本メディアは山口組を「国内最大の指定暴力団」と表現することが多いが、海外視点では「世界最大の犯罪組織」ということになる。それだけに、政府もその動きに敏感だ。菅義偉官房長官は28日、山口組内部で混乱の兆候があると、異例の声明を発表。政府と警察にとっては、組織を弱体化させる絶好の機会だと力を込めた(ウォール・ストリート・ジャーナル紙『Japan Realtime』)。
衰退してと言っても国レベルの収益を上げているのだから凄いとしか言いようがない