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シリーズ【関西珍バイト】伝説の遊郭「飛田新地」ガイド役という仕事【実体験談】まとめ

サムネイル出典:飛田遊廓 - Wikipedia

殿堂

シリーズ【関西珍バイト】伝説の遊郭「飛田新地」ガイド役という仕事【実体験談】まとめ

Posted date:
Update date:2018年03月13日
シリーズ【関西珍バイト】伝説の遊郭「飛田新地」ガイド役という仕事【実体験談】まとめ

サムネイル出典:飛田遊廓 - Wikipedia

映画Always~三丁目の夕日』シリーズの大ヒットにも伺えるように、昭和レトロを懐かしむブームがこのところ、続いております。そうした高度成長期日本を象徴するような、貧しくても明日への期待だけは輝いていた時代の雰囲気が、現代人の郷愁をそそるのでしょう。また、その昭和よりさらに遡った戦前大正の頃のカルチャーとして、極彩色で彩られた、派手派手しくも、どこか物悲しい
装飾の建物なども、アニメ映画の世界の舞台として、よく登場したりしています。
そういう昭和レトロや大正ロマンが感じられるスポットが、実は大阪にはまだ、残っているのです。
今回の「関西珍バイト」シリーズは、大阪の「飛田新地」に関わる、知られていないレアアルバイトをご紹介します。
飛田遊廓は、大阪市西成区の山王3丁目一帯に存在した遊廓、赤線大正時代に築かれた日本最大級の遊廓と言われた。現在もちょんの間が存在し、通称飛田新地と呼ばれる。 ウィキペディア

出典:飛田遊廓 - Wikipedia

	

「飛田新地」ガイド役

世間一般的には、大阪観光と言えば、通天閣を中心とした、新世界やジャンジャン横丁などの繁華街が有名ですし、観光スポットとして、正直さほど人気は無いにしても、それなりの人数の観光客が訪れております。

しかし、本当に大阪のディープなスポットがそのすぐ近くにあることをご存知でしょうか?

その場所は、「飛田新地」と言います。

この名前を聞いて、ピン!と来る方は、かなりの遊び人とお見受け致します。

おそらく、関西以外の方で、この地名をご存知の方は意外に少ないのではないでしょうか?

「飛田新地」とは、通称で正式には「飛田遊郭」と言います。
文字通り、大阪市西成区山王3丁目一帯に存在する「遊郭」の跡地です。

もともと、大阪には難波新地乙部遊郭という遊郭がありましたが、大規模な火災で全焼したため、1916年(大正5年)に新たに築かれたのが、この飛田遊廓です。

開業当初の1918年(大正7年)には既に100軒あまりの妓楼が建ち並んでいましたが、その数は昭和初期には200軒を超えるまでに拡大しました。

太平洋戦争中は、戦災によりほとんどの妓楼が焼失しましたが、戦後は再び「赤線地帯」として復活しました。しかし、1958年(昭和33年)に売春防止法が施行されると、すべての店は料亭と転じましたが、営業内容も含めて、現在も当時の雰囲気を伝えています。

そのたたずまいは、まさしく戦前の遊郭そのものですし、立ち並ぶ建物の風情も、モダン洋風の店舗建築も少なからず残されていて、まるで別世界に引き込まれたかのような錯覚を覚えます。

そうした街の雰囲気の中で、もっとも豪華な大正建築を今に伝えている「鯛よし 百番」という店があります。この店は、文字通り、料亭として、営業しておりますので、ここで宴会を楽しむことが出来ます。

この店の内部は、まさしく極彩色の御殿のような内装で、太鼓橋があったり、桃山風建築の欄間があったり、玄関横には日光東照宮の陽明門まで築かれております。

この「百番」は、2000年(平成12年)に登録文化財となっておりますので、写真撮影は問題ありませんが、「飛田新地」全般でいえば、あの周辺で気軽にカメラを向けることは、トラブルの元となりますので、注意が必要です。

つまり、この「飛田遊郭」は、現役の「遊郭」として現在もなお、息づいている街であることを正しく認識しなければなりません。

そのことは、言い換えれば、女性が歩くには非常に憚られる街であるという厳然たる事実があるということです。

そこで、珍バイトの登場となります。

これまでご説明してきた通り、今に残る遊郭として、大変に価値のある町並みですので、その見学を希望する観光客や研究者がきた場合、そのガイド役を見つけるのが意外に困難なのです。

旅行会社などは、権利関係のトラブルを嫌って、表立っては案内を引き受けてくれません。

それでも、どうしても!というお客さんに対しては、先の「百番」での食事を予約し、そこに仲間を連れていくという名目で、あの場所に詳しい土地勘のある若者にガイド役のアルバイトを依頼するのです。

しかし、このアルバイトですが、あまり頻繁に引き受けて、顔が売れてきた場合は、やはり、なにかと不都合も多くなります。

私も何度かガイドを行ないましたが、3度目くらいになると、地元の危ない系のオッサンに睨まれたりもしましたので、このあたりが潮時かなと思って、友人に引き継ぎました。
そういう意味では「単発」系の珍バイトと言えます。

今も恐らく、何代目かのアルバイトがこのガイドをしていることでしょう。
大阪に行った際は、是非探してみて下さい。

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著者プロフィール
 Pride of the Japanese

現役キュレーターの中でトップのアクセス数を誇るSharetuber。世界を飛び回る国際ボディガード歴20年。護身術師範。悪質なクレーマーや反日左翼と戦う某公的コンサルティング団体顧問。喧嘩上等。「I'm proud of the fact I was born in Japan.」