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企業が求める「キャリア」創りの方法を知っていますか?  5分で読めるビジネススキルアップ超・基礎講座 #インタヴュー #転職

企業が求める「キャリア」創りの方法を知っていますか? 5分で読めるビジネススキルアップ超・基礎講座 #インタヴュー #転職

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Update date:2018年04月03日
企業が求める「キャリア」創りの方法を知っていますか?  5分で読めるビジネススキルアップ超・基礎講座 #インタヴュー #転職
キャリア」というものは、実に捉えようのないものかもしれません。自身で考える自分像が、果たして企業に通用するものか?そんな不安を持たれている方もいらっしゃる事と思います。しかし、一方で就職戦線は、このキャリアがモノをいう時代に突入しました。自分のキャリアを見つめ直し、整理し直す事を避けて通れない時代に入ったのです。そこで今回は、人事コンサルタントの甲野文彦氏(㈱ヒューマンキャピタル研究所 取締役)をお迎えし、「売れるキャリア(企業が求めるキャリア)」をテーマに、お話を伺いします。

●職種別・高く評価される人材とは?

職種により求められるキャリアは異なります。特に転職者採用の場合、即戦力としての採用が基本です。ですから、いっそう傾向は強くなると言えます。ここではいくつかの職種を例に、企業が望むキャリアについて甲野氏に考察していただきます。

★営業系スペシャリストの場合
~営業力と調整能力のバランスが決めて~
いわゆる営業成績に代表される、「実績」が最大のアピールポイントといえます。しかし、近年はこれだけでは通用しづらくなってきています。自分自身の数字を達成したからOK、という発想はもはや時代遅れのようです。もちろん営業職としての、積極的な目標達成意識は、いつの時代にも求められます。しかし“数字”もさることながら、いくつかの管理能力が求められつつあるということです。代表的なものとして、以下の3点が挙げられます。

**マネージメント能力(スタッフをまとめ上げ、チームを統率するスキル)
**係数管理能力(数字データを読み取り、効率的営業活動に反映させるスキル)
**マーケティング管理能力(営業方針と個人の動きを理論的に結びつける能力)

これら3点の管理能力は、実務上の営業スキルではありません。調整能力と呼ばれるものの一種です。いわゆる「営業力」と共に、他者(社内・顧客)との関係づくりに貢献する能力が求められているということです。
いま企業は“組織”に頼らない人材に注目しています。自分で計画を立て、目的に向かって邁進する、いわば自立型の志向を持つ人間です。しかし決して、従来型の単なるモーレツ社員であってはなりません。「営業力」と「調整能力」を兼ね備えたバランスが、営業職に求められるキャリアです。



転職するなら・・・
営業職はどんな時代にも、必要とされる職種です。そういった意味では、活躍するフィールドは限りないといえます。「営業力」を存分に活かすために、あえて実績給(歩合給)の企業を選ぶのもよいでしょう。あるいはあえて業種を限定せずに、「新規事業」をキーワードに情報収集するのも面白いかもしれません。近年は、異業種への進出を図る企業も多いようです。こういった新たな事業の立上げにおいては、例えば推進力と調整力といったように、総合的なコミュニケーション能力が求められます。前述の調整能力を持ち合わせた方には、うってつけの仕事といえるでしょう。

★事務職系スペシャリストの場合
~今、注目される「攻め型指向」~
この職種では、そのポジション毎に求められるキャリアがさらに明確です。例えば経理であれば、簿記検定の有資格者であったり、また人事であれば、採用育成プランの立案・実施経験必須というように、募集ごとに条件は様々です。ただ、ここで気をつけなくてはならないのは、会社全体を見渡す大局的な視点を持つ人が求められているということです。ここが欠けたキャリアでは、その価値が大きく下がってしまいます。この職種の方々にたまに見受けられる、「自分の仕事はここまで」といった発想は一度、見直す必要があるでしょう。本来、事務系の業務は、企業活動を後方からサポートする重要な仕事です。特に近年、企業モラルの堅持、財務指標の強化、社員教育の充実が、企業の重要テーマとされています。これらはいずれも、与えられた仕事をこなすだけで達成できるものではありません。

★転職するなら・・・
この職種に求められるニーズは全般的に多様化していますが、それは各企業ごとに明確に異なるようです。まずはその企業のニ―ズを確認することが必要です。とりわけ注目できる業種として、ベンチャー系の新進企業を狙ってみるのもよいでしょう。こういった企業の場合、少人数のスタッフで事業立上げをする場合が多く、いずれ人事総務といったバックオフィス業務の充実が避けて通れません。「攻め型指向」の方であれば、事業の拡大ペースに併せ有望なキャリアアップにつながる可能性大です。

★販売系スペシャリストの場合
~いかに業務に顧客指向を反映できるか~
販売職の場合、いわゆる通常接客のスキルは当然ながら必須です。それ以外に今後、求められるのは「いかに顧客の立場を理解できるか」といった、顧客指向の実践です。これは簡単に説明すると、一度買い物をしたお客様に、もう一度お買い上げ頂くにはどうしたらよいか?を常に考えられる人かどうか、ということです。現在、どの企業も常連客づくりが最大のテーマとなりつつあります。多くのお客様を集める以上に、1人のお客様から長い間、たくさんの買い物をして頂く、というのがコンセプトになりつつあるのです。その基本的な考え方が顧客指向です。「商品の機能を説明して、お金を預かり、商品とお釣りを渡す」だけなら、アルバイトで充分というのが企業のホンネです。お客様との密接な関係作りが、最大のポイントです。

★転職するなら・・・
販売系のキャリアの場合、他職種と比べると資格や専門スキルのアピールに、乏しい面があります。ですから、より「自分ならではのメリット」を明確にする必要があるでしょう。前述の「顧客指向」は大きなアピールポイントになるはずです。また、対面接客での経験は、顧客サポートに活かすことができます。販売系以外の仕事でも、企業のコールセンター、お客様窓口、渉外担当などに、自分のキャリアを反映することができるはずです。

★技能系スペシャリストの場合
~上級スキルへの上昇志向がポイント~
この職種は「専門スキル(あるいは資格)」をアピールし易い強みがあります。反面、キャリアとして改めて書き出すと、単なる作業経験の羅列になってしまいがちな方が、意外に多いのも事実です。よって一連のキャリアにおいて、何を目指して、どのようなスケジュールで取り組むのか、を明確にアピールする必要があります。例えばプログラマーとしての実務と共に、さらに職能を広げるためにPM(プロジェクトマネジャー)の勉強に取り組む、などである。特に今後は、技術的なレベルアップだけでなく、プロジェクト管理・スタッフ管理のスキルが求められる傾向にあります。こうした管理能力は、プロジェクトマネジメントには必須の能力ですので、ぜひこれを視野に入れたいものです。

★転職するなら・・・
キャリアアップの観点からは、より大規模なプロジェクトを経験するため、上位職種を目指すのが常道といえます。またいわゆるIT業界に限らず、建築・建設、メーカーと、多くの業界がリスクマネジメントに取り組み始めています。現場を離れ、コンサルタントとしての選択も、有望なキャリアプランになり得るでしょう。

●職種別・私はこうして転職に成功した

実際にどんなキャリアを持った人々が転職に成功しているのか?
実例をもとに、その成功要因を分析してみましょう。

★木内さん(仮称)29才男性
 ソフトメーカー・ソリューション営業(前職:人材派遣会社営業) 
派遣会社時代は営業チームを率い、新規営業に明け暮れていた木内さん。
「チームメンバーの管理や、派遣登録者とのやりとりも重要な仕事でした。しかし案件は一度、派遣が決まれば以降は管理スタッフの役目。もっと踏み込んだレベルでの仕事をしたかったんです」
現在はクライアントへの営業からヒアリング、プレゼン、運用指導まで総合的な営業活動に従事している。

川上さん(仮称)28才女性 
 NPO団体総務部勤務(前職:大手建材メーカー人事部)  
メーカー時代は業務も定時に終了し、また待遇にも不満はなかったという川上さん。
「しかし専門職としての発展性に疑問を感じました。高度な業務に携われず、とにかく競争のない、ぬるま湯的な環境で仕事を続けることに、危惧感を憶えました」
現在は川上さんを含め3名の総務スタッフで、経理から人事までを切り盛りする毎日だ。

★竹本さん(仮称)26才 
 女性大手家具メーカー勤務(前職:アパレルショップ店長代理)
現在、ショウルーム勤務の竹本さんは、面接時に前職での「サンキューレター」のお話を披露した。
「これはお買い上げ頂いたお客様に、定期的に自作のコラムや情報をメールにて送るものです。ショップが郵送するDMとは違い、あくまで個人的なものでした」
一見客の多い駅前立地におごらず、馴染み客を増やしベース売上げを安定させようとした、竹本さんの戦略的な販売方法が高く評価された。

芦澤さん(仮称)30才男性
 システムインテグレータ開発部勤務(前職:ソフトハウス・SE) 
ソフトハウス時代は、単純労働的な作業の連続だった。より自分の付加価値を高めるためには、職域を広げる必要があると判断。システムの構築から運用までを総合的に担う、システムインテグレータへの転職を決意した。
「とにかく、単純作業的な仕事で日々が流れていくのです。また自分の担当する仕事が、全体のなかでどの程度の影響を持つものかも釈然としませんでしたね。全体を見回し、設計から自分の意見を反映できる仕事をしたかったと思い続けていました」

▲望まれるキャリアパスとは?▲

★木内さん(仮称)29才男性の場合
「本人の営業スキルは申し分ないでしょう。今の環境で大きな規模の人事マネジメントを経験するなりして、さらに上級の管理能力を会得することです」

 STEP1 基本的な対人折衝力、営業力を学ぶ時期。先ずは個人目標(売上げ等)を
       クリアするのが最大のテーマ
 ポジション 一般社員 430万円(実績/28歳)
   ↓
 STEP2 現在のステップ 人事マネジメントを学ぶ時期。
       実績については個人実績と共に、所属チーム実績が評価の対象。
 ポジション チームリーダー(係長待遇) 480万円(実績)
   ↓
 STEP3 人事マネジメントと併せ、経営視点が必要とされる時期。
       スタッフ教育、予算計画等の上級マネジメントスキルを学ぶ。
 ポジション グループリーダー(課長) 32歳~  550~650万円(目標)

★川上さん(仮称)28才女性
「前職では人事に関する業務経験しかないので、それ以外の業務を先ずは数多くこなす必要があります。少人数で大変だと思いますが、それは逆によい勉強になるはずです」 

 STEP1 現在のステップ 先ずは総務部の業務全般を経験するのが至上課題。
 ポジション 一般社員 28歳~ 380万円(現状)
   ↓
 STEP2 自分の専門分野(強み)に磨きをかける時期。
 ポジション 主任  33歳~ 450万円~(目標)
   ↓
 STEP3 マネジメント能力を伸ばす時期。部内人事管理のほかに、採用・教育
       に関する計画立案・実施などに携わる。
 ポジション 課長  38歳~ 600万円~(目標)





★竹本さん(仮称)26才女性
「この職場の販売スタッフはすべて正社員とのことですから、単なる勤怠管理だけでなく、マーケティング知識等のスタッフ教育でいかに実績を挙げられるかがポイントです」
 STEP1 基本的な対面販売スキルを学ぶ時期。
 ポジション 店長代理 380万円(実績/25歳)
   ↓
 STEP2 現在のステップ スタッフ教育に取り組む時期。
       ショップ業績安定が最大の課題。
 ポジション フロアリーダー(主任待遇)450万円(実績)
   ↓
 STEP3 経営視点による販売戦略立案、採用教育スキルが必要とされる時期。
       他店舗の統括など、管理職としての業務が発生。
 ポジション 店長、統括店長 30歳~  500万円~(目標)
      
★芦澤さん(仮称)30才男性
「この方は、今後のキャリアプランをキッチリと描いておられますね。どんなスキルを獲得すべきか明確ですので、あとは計画どおりに進めるだけです」

 STEP1 プログラマーとして入社、SEとしての経験もあり。
 ポジション 主任 28歳 450万円(実績)
   ↓
 STEP2 現在のポジション 営業力とコンサルティングスキルを勉強する時期。
       またプロマネ職を獲得するため、勉強中。
 ポジション リームリーダー  30歳 550万円 (現状)
   ↓
 STEP3 プロマネとして、プロジェクトの統括業務に従事。
 ポジション プロジェクトマネジャー  32歳~ 700万円~(目標)

●転職 Q&Aインタヴュー

●転職 Q&A

Q:転職回数が多いと、やはりマイナスになりますか?
A:確かに回数が多いと、チェックされますね。転職で大切なのは「前向きな理由」で転職するかどうかです。次の仕事へのステップアップとしての退職理由が必要です。人間関係や待遇の不満などしか退職理由が思い浮かばないのなら、大きなマイナス要素です。

Q:履歴書は用意しました。ほかに職務経歴書も必要?
A:今や職務経歴書は必須と考えましょう。キャリアを存分にアピールするために、自分なりの書式を考えましょう。

Q:面接でのポイントを教えて下さい
A:志望動機はもちろん、仕事への熱意、自己PRなどが中心になります。事前に提出の応募書類と相違点がないかのチェックも行われます。また転職の場合、即戦力としての評価に重点が置かれます。自分がその会社で何ができるかを明確にしておく必要がありますね。

●まとめ・キャリアとは何か?

キャリアとはいったい何でしょう?この質問に即座に答えられる人は、必ずしも多くはないように思います。またキャリアの本当の意味を理解していない方も意外に多いものです。キャリアとは単なる経歴のことではありません。決して経験や知識の量ではないのです。プロとしての本当の力量を指してキャリアと呼びます。あるいは仕事を通じて会得した「知恵」と言い換えることもできます。ですから、与えられた業務を漠然とこなしているだけでは、何年経っても本当のキャリアは育ちません。逆に限られた職種や短い経験しかなくとも、取り組み次第ではキャリアは育つのです。
ここまで「売れるキャリア」をテーマにお話してきました。しかし本来、売れないキャリアでは、意味がありません。キャリアの本当の意味を認識し、常に仕事に邁進する事で、あなたには確実に「売れるキャリア」が育つはずです。

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著者プロフィール
 Pride of the Japanese

国際ボディガード歴20年。世界を飛び回るSharetubeトップキュレーターの一人。護身術師範。悪質なクレーマーや反日左翼と戦う某公的コンサルティング団体顧問。喧嘩上等。「I'm proud of the fact I was born in Japan.」