【これで給与UP!】会社で出世する方法_4

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みなさんお花見はしましたか?

すっかりになって来週には桜も散ってしまうのか?という勢いになってきましたね。


この時期は、新しい職場でのスタートを切る方も多いと思います。

期待に胸を膨らませて会社へ行かれる方も多いのではないでしょうか?

1年後同じ気持ちで会社へ出社している事を願って、今を思う存分楽しんでいきましょう!


と言う事で前回まで口すっぱく書いてきた「今」を生きるは、もう理解していただけたかと思います。

今回はリアルで具体的な例を挙げながら、そのタネ明かしをしていこうと思っているので心して見てくださいね笑

意見を出しても聞いてくれない会社

「私、意見を上に言ってるんです。でも、全然ダメ!」なんてセリフを居酒屋の席から聞こえてくる事ないですか?

女性の方が割合として多いかもしれませんね。


よく、この手の記事には「自分の意見を言おう!」と書かれていることが多いですが、そもそも本人達にはそんな認識がありません。

それどころか「私は意見をちゃんと出している。言いたい事が会社で言えている。」と思っています。

では、何に対して不満なのか?

 ・認められない

 ・給与が上がらない

 ・仕事ができないアイツの方が役職が上


「いくら自分が頑張ってピーチクパーチク鳴いても、会社が腐敗しているせいで変わらないし評価されない」という認識がとにかく横行しています。

実際、筆者もプライベートでそんな相談というか愚痴を良く聞かされます笑


個人の意見を聞くと「なるほど!それはすごい!」と感心するような考え方を持っている方ばかりなんですが、何故かこの部分でぶち当たっては会社に対する諦めから転職を考え出します。

これほどすばらしい考え方を持っている人なら、もっと良い会社で活躍できるのでは?と思うんですが、採用されずに今の会社に留まっているパターンは少なくありません。

それ、本当に言いたい事ですか?

いつも思うのは「それが本当にあなたが言いたい事なのか?」という事です。

何故そう思うかというと、本当の言いたい事が言えたら愚痴や文句は一切出ずにモチベーションも下がる事がないからです。

逆に会社に対して感謝すらしているでしょう。


つまり「エセ言いたい事言えている人」なんですね。

このパターン結構多いです。


しかも何も言えていない人に比べて、分かりにくいのが本人にとっても周囲にとっても厄介な部分なんですね。

なので、このパターンを持っている人は思いを掘り下げていく必要があります。

本当に言いたい事は隠されている

本当に言いたい事というのは、日常生活において隠されている事が多いです。

表現を変えると加工されている事が多いです。


本当の言いたい事というのは建前や社会性などを無視した「想い」であり「意見」です。

しかし大人になってしまうと自然と言葉や意見にコーティングがかかり、本当に伝えたいことが出てこない状態になります。


これは教育にも関係してくるんですが、子供自体から学校や家庭で言葉遣い・社会性などさまざまな知識を得て行きますよね。

それ自体は社会性を持つ人間としてすばらしい事なんですが、使うポイントを誤ると自分の思いを結果的に押し殺してしまう事にもなりかねません。


「子供みたいな意見で言うのが嫌だ」と思えるような事が本当に伝えたい事だったりします。

それをビジネスパーソンらしく誰が聞いても恥ずかしく無いような事柄に変換して意見をするので痒いところに手が届きません。

周囲はもちろん本人もその事に気付かないので、どんどんモチベーションが下がっていきます。

一般社員Bの場合

ちょっと例を出してみましょう。


経理のBさんは上司であるCさんに意見します。


「C課長。営業のD氏は何回言っても経費精算の期限を守ってくれません。私であればギリギリになっても処理を間に合わせれるようなツールを自分で作っているので何とかできますが、他の子達に引き継いでしまうと処理が遅れてしまいます。私は構いませんが他の子達に迷惑が掛からないよう何とか改善するように伝えてください!」


すばらしいですよね。

自分のことは置いといて他の新人達の為に、ルーズな営業マンを何とか是正させようと上司に相談を持ちかけています。

しかしC課長は「まぁーねー。Dくんも忙しいから。でも確かに期限は厳守しないといけないからね。うん!分かった!伝えておくよ。」


このパターンは十中八九改善しません。

恐らくC課長は「Dくん。ウチのBさんが口うるさいからさー。何とか頼むよ。」みたいなノリで伝えるでしょう。

これは会社に問題があると誰でも思いますよね。


確かにこのような会社は問題ですが、このような会社の方が多いのも事実です。

じゃあ、こう言った事に呆れては転職を繰り返すんでしょうか?

ちょっと現実的ではないですよね。


この場合の重要なポイントはBさんが如何にして幸せに生き生きと仕事ができるようになるのか?です。

それも外的要因ではなく、Bさん自身の行動でそうなっていく必要があります。

Bさんが本当に言いたかった事

この時Bさんが本当に言いたかった事とは何でしょうか?

少なくとも前述の内容ではないはずです。

この流れでいけば、結果的にBさんが不幸せな感じになる事は目に見えてます。


Bさんの本音は「私であれば」というワードに含まれている事が分かりますか?

建前上は他の新人達の為に意見しているように思えますが、実は「私の功績を認めなさい」と言っています。

C課長の立場からしても、ここまでは汲み取れたでしょう。

そして、それが暗に感じられる事でBさんへの印象は悪くなるばかりです。


Bさんが本音で意見すると恐らくこうなります。

「C課長!私をもっと褒めてください!このツールを作るのにもこれだけ苦労したんです!だから認めて褒めてください!」


上司の立場からすると、この想いを最初に受け取るのがマネージメント力と言えますよね。

しかし今回はBさん主体のお話なので、これが本当に言いたい事だとBさん自身が認識する事が大切です。

もちろん言えるなら大声でC課長に言うのが一番ですよ笑

本音が伝わる強さ

「そんな子供みたいなこと会社で言えるわけないよー」って思うかもしれません。

でも大人も子供も同じ人間です。

社会における人間関係の根源には、このような自分を認めれていない部分が眠っています。

それを色んな言葉でコーティングするから伝わらないんですね。


「私のことを褒めてください!」って真剣に言われたら相手は色んな意味で心打たれますよ笑

伝わらなかったとしても、そう言った自分自身は清々しい気持ちになるはずです。


言葉は人間の本質に近い核心の部分であれば相手にはしっかり伝わります。

人から人に伝わる力というのは相当なもので、受け取った人間は正常ではいられません。

怒るか、泣くか、喜ぶか受け取る相手次第なので、どの感情になるのか知る由もありませんがそれほど心を動かされる事は確かです。

幸せなB社員の場合

では、幸せverのBさんの言動をシミュレーションしてみましょう。


「C課長!私は不満です。これだけの事をしているのに課長に褒めてもらった事がありません。褒めて私のことを認めてください!私は弱い人間なんです。だから助けてください。」


ここまで言えたら100点満点です。

こんなこと言われたら課長は戸惑うしかありません。


「わ、分かった。。。そこまで思っていたとは。申し訳ない。」

でも次にこう思うはずです。

「そこまで本音でぶつかってくれるなんて、ありがとう。」


もしくはこう思うかもしれません。

「なんて面倒臭いやつだ。あまり関わらないようにしよう。」


しかし、ここまでやったBさんにとっては、もはや相手からの反応を気にする事はありません。

大人社会での暗黙のタブーを打ち破った清々しさで胸がいっぱいのはずです。

今回のまとめ

私たちは知らず知らずの内に大人社会におけるタブーを避けて、一定の枠の中で過ごしています。

だからこそ秩序が保たれている部分もあるので、必要なことである事は間違い無いんですが一部使い方を誤っている部分もありますよね。


特に日本人においては、人とのコミュニケーション部分でこのような食い違いが数多くあります。

思ったことを言う、言いたいことを言うというのは誰かの受け売り言葉ではなく、あくまで自分の言葉と自分の声で発信することが大事なんですね。


その中には他人に見られたく無い自分も含まれるでしょう。

だからこそ周囲の人はあなたを信頼し、最終的には出世にも繋がって行きます。


今回は少し相手の反応主体で物事を進めた部分もあるので、次回はもうちょっとBさん本人の意識から掘り下げてみようと思います。

乞うご期待!!

著者プロフィール
Sharetube