デンデラって知ってる?(ネタバレ注意)
出典:デンデラ/老婆の女子力全開! 出典:デンデラ (新潮文庫) 姥捨て山伝説を題材とした作品。村の掟により、70歳になると村ぐるみで家族に捨てられた老女たちが山で生き延び、「デンデラ」という共同体を形成し、村への復讐を目論む中、ヒグマに襲われ、生死をかけた死闘に臨む物語。書評家の香山二三郎は、本作を柳田国男の『遠野物語』や吉村昭の『羆嵐』のパロディの要素を持ちながら、捨てられた老婆たちの悲劇を通して現代の社会矛盾を抉り出す寓話であると評している[2]。 映画感想 デンデラとは?
佐藤 友哉 本 通販
2011年浅丘ルリ子主演で映画化
出典:Amazon
キャッチコピーが秀逸! デンデラ [DVD]
前半は村への復讐という暗い情熱、中盤からは「スプラッター映画だったの?!」と思ってしまったくらいグロい熊との闘いが!
浅丘ルリ子さん他、出演は倍賞美津子さん、山本陽子さん、草笛光子さん、山口果林さん、白川和子さん、山口美也子さん、角替和枝さん、田根楽子さん、赤座美代子さんなど大御所ばかり!
あらすじ
佐藤友哉の同名小説を映画化。老人を山に捨てる「姥(うば)捨山伝説」を題材に、死んだと思われていたはずの老女50人が、さまざまな思いを抱えながら、過酷な自然状況のなかで懸命に生き延びていく姿を描く。
女性は70歳を過ぎると村の掟により「お山」に捨てられるという風習が。
私的、見どころ4選♡
①出演する女優平均年齢が高い!高すぎる!
草笛光子さんはなんと100歳役!
70歳になったらお山に捨てられる設定のため、若い女優さんは出てきません!(カユが子供の時の回想シーンで、カユの母親役の女優さんが唯一若かったくらいかな?)
浅岡ルリ子さんは撮影当時、実年齢の役、カユを演じました。
②浅岡ルリ子の放尿シーンから始まる序盤に衝撃!
出典:デンデラ/老婆の女子力全開!
おしっこしたあと、寒さで意識を失い倒れ夜烏(ヨガラス)につつかれるシーンは息を飲みます!
③アクティブすぎる老婆たち!
熊を村へ誘導する為に山を駆けるカユ(70)とヒカリ(85!)
とにかく設定的に全員が70歳以上の役なんですが、村に復讐をするために木の枝を振り回して村人を殺す訓練をしたり、襲い来る熊と闘う、逃げるために全力疾走する等、「うちの近所の70歳のおばあちゃん達もこんなに動けるのかな?!」と思うくらいアクティブな老婆たち!
④倍賞美津子さん演じる「マサリ」が、めっちゃかっこええ♡
迫力のアイパッチ!は亀の甲羅!!!
父親が村の食べ物を盗む罪のはをおかし、両親は殺され、嫁いでいたマサリは村の男たちに殴られ片目を潰され、離婚されたあとは村の男たちの慰み者となりました。その後70歳を迎えお山に捨てられました。マサリのセリフにもありますが、「村を一番憎んでるのは私だ」…でもマサリは「デンデラ」の中では穏健派のリーダー。メイをリーダーとする「村襲撃派」からは「意気地なし」と呼ばれています。
穏健派ならでは(?)の落ち着いた所作や、丁寧な言葉使い、そして何より片目を潰されていようが、とにかく美しいんです!!!
⑤「デンデラ」創始者・メイ
デンデラは山に捨てられたババアたちが生き残るために自らの戦闘力をあげてエクストリームババア集団へと進化、捨てた男たちに復讐するために様々な困難に立ち向かい、挙句は熊にすら真正面から挑むバトルババアムービーの大傑作である。pic.twitter.com/Q5lxhoVAuq
最近では私(40代後半)も同年代女子でランチや飲み会を開催する時は、年齢的にもう「女子会」ではなく「デンデラ会」と呼んで集合かけています(笑)
ご興味がわいた方、是非ご覧になってみてください!おばあちゃん達からパワーもらえますよ♡
『デンデラ』完成披露試写会の写真
写真左から天願監督、浅岡ルリ子、倍賞美津子、山本陽子
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