本名以外で銀行口座を開設する方法
「ネットオークションなどのセキュリティのために自分の本名を伏せたい」「犯罪ではないが名前が知られると都合の悪い商売をしている」などなど、本名以外の名義で銀行口座を開設したいという人も世の中に入るかもしれない。以前は他人名義でも銀行口座を簡単に作ることができた時代もあったが、今では振り込め詐欺など犯罪の温床になる可能性もあり、身分証明書の提示が義務付けられている。しかし、本名以外で口座を開設する方法がある。それは、ゆうちょ銀行の「振替口座」を利用するのだ。
小口の金銭のやり取りに特化した振替口座なら、1か所の郵便局限定ながら、本人名義以外での取引が可能となる。ただ、本名以外の名義といっても、「任意の団体名を表示させることができる」ということ。つまり法人などの許可を受けていない組織の名義でも、口座が開けるのである。
申請の際は、本人確認書類、印鑑、預け入れ金のほかに「団体の会員規約、団体の会員名簿」が必要となる。その名前は冠した団体が存在することを証明するためだが、規模は問題とされていないので、最低限そろえればOKだ。