バンクシーの素顔とされる昨年報道、2018年パレスチナ問題等とバンクシー、その他の新たな動き。

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パレスチナ市民を金網越しに狙撃して殺害を楽しんで気勢を上げるイスラエル軍兵士。
昨年暮れに報道されたバンクシーの正体とされる画像は、たまたまパレスチナ・ベツレヘムを訪れたツーリストによるものだ。だから、作品制作直後、たまたま捉えたもので、画像ピンボケにもなっている。パレスチナの悪しき壁に隣接するホテルをオープンさせたのも昨年であるし、各部屋等にバンクシーのアイロニカルな作品が飾られ、何よりも窓越し見ることができる、イスラエルのパレスチナ封鎖のために作られた7メートルにも及ぶおぞましき封鎖壁を観ることができる。本年、このホテルのギフトショップにバンクシー、ミニアチュール作品を紹介、ギフトとしての売買も行うのだろう。なによりも、このパレスチナ・ベツレヘムホテルの収入のほとんどが、パレスチナ側の壁開放運動にも充てられる基金でもある。本年のアメリカ・トランプ大統領による、イスラエルの首都をテルアビブからエルサレムに認めてしまい、アメリカ大使館をもエルサレム移転するという、キリスト、イスラム、ユダヤの混在した聖地に、ユダヤのみ首都、聖地として認めるような、決して歴代アメリカ大統領及び、西側諸国も行わなかった中東最大の火種の行動を起こしてしまった。現在、パレスチナ市民は、当然の事ながらこのことに反発、抗議デモとして、プロテスト抗議行動を行っているが、すでに女性・子供を含むパレスチナ若者、34名(今後も増えるだろう)をシオニスト・イスラエル軍による、あたかも楽しむような狙撃・虐殺により死亡している。同時に現在、アメリカ・イギリス・フランスのエビデンス示されることのないシリア攻撃の影に隠れ、西側は、このイスラエルの虐殺・蛮行を報道せず、ほとんど沈黙している。このことからしても、バンクシーのアートにおけるプロテストアクションは、現場の風景をも作品化して、現代のアパルトヘイト、パレスチナ封鎖壁に対する問題提起を継続的にメッセージ化して行い、なおその資金もパレスチナ側へと還元している。まさしく、・ing・としてストリートから公共、社会、政治問題を弱者の側からの視点に立って、行動で示している(詳細は触れないが、イスラエル側のパレスチナ市民への蛮行狙撃映像を付け加える)。

ちなみに、バンクシーの正体について、ここではあえて取り上げたけれど、実はあまり興味がない。素顔・正体なんてどうでもよい。重要なのは有名な人の素顔や動きなのではない。いかに無名であろうが、それぞれ多様な人々がどのように問題に向き合い、行動するかの姿。むしろ、あえて一歩踏み出し、それぞれが行動・アクションすることが重要であり、そこで人々(市民)がより考え、より良い道へとそれぞれの歩む姿がある。そのことのきっかけが重要なのだと思う。ゆえにバンクシーの開かれた多義に渡るアート・アクションは支持したい。

パレスチナ・ベツレヘムホテルのギフトショップ、ミニアチュールジオラマ作品。

パレスチナ・ベツレヘムホテルのギフトショップ、ミニアチュールジオラマ作品。

パレスチナ・ベツレヘムホテルのギフトショップ、ミニアチュールジオラマ作品。

パレスチナ・ベツレヘムホテルのギフトショップ、ミニアチュールジオラマ作品。

出典:バンクシーが バスキアの個展会場付近に新たなペイントを

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昨年イギリスでのバスキア回顧展近くでのプロテスト。
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バンクシーとされる人物でマッシブアタックのメンバーに似ているという。
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パレスチナ・ベツレヘム、描き終わった作品。地球上の平和。
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パレスチナ・ベツレヘム、描き終わった作品。地球上の平和と書かれる。

NY、ブルックリンプロテスト。

シェラ・ドゥアンに自由を・・・。

NY銀行壁画がトルコ刑務所。

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