【レシピ】鮭だけじゃない!お手軽&洗い物不要な、ホイル焼き
ホイル焼きはアルミホイルで食材を包んで食材の水分で蒸し上げるため、フライパン1つで作れるうえに洗い物が少なく済むので、時間が無い人にはもってこいの料理です。ホイル焼きと聞くと鮭+醤油バターを連想する人が多いですが、味や食材を変えて多彩なバリエーションが楽しめます。また、日常だけでなくBBQなどのパーティーでも楽しめる料理なので、作り方さえ知っていれば色々なシーンで重宝します。そこで、こちらにレシピの一例を紹介します。
作り方
作り方はいたって簡単です。
①アルミホイルの裏面が上になるように広げる②切った食材を下から野菜・肉(魚)・調味料の順に重ねる
③アルミホイルの端を閉じ、密封する
④フライパンに乗せ、蓋をして弱火で温める
⑤蓋に水滴がついてから5~10分で完成
加熱の時間は食材によってまちまちですが、弱火で加熱するので多少目を離しても安心です。
食材の水分で十分に火は通りますが、焦がしたくないときや臭みを消したい場合は日本酒を少量入れます。
次に食材・味付け別のバリエーションを列挙していきます。
1.蒸ししゃぶ
高級店で食べるような蒸ししゃぶを、家庭でも一人前から再現できます。【材料】
ロース肉薄切り(牛肉or豚肉)・キャベツ・しめじ・長ネギ・お好みの野菜
野菜は全て千切り・細切りにして良く混ぜ合わせ、ホイルの上にまんべんなく敷き詰めます。その上から食べたい量の肉を乗せ、包んで火にかけるだけです。
肉と一緒に蒸しあげた野菜を肉でガッと巻き、ポン酢又はごまだれで食します。
この料理の魅力は、肉だけでなく野菜も大量に摂取できるうえ、肉以外の余計な脂を足さないので非常にヘルシーであることです。
鍋やせいろに直接作った場合と違い、途中から肉を追加できないので、作る分量には注意が必要です。
2.生姜焼き
生姜焼きでは豚肉をメインに使い、あらかじめ作った醤油ベースの生姜ダレを入れて蒸します。【材料】
豚肉(おすすめはロース)or鶏ムネ肉薄切り・玉ねぎ・キャベツ・醤油・みりんorはちみつ・日本酒・生姜
バラ肉を使うと脂分が多く出て野菜が脂まみれになるので、脂の少ない部位の肉がおすすめです。また、タレを多く入れすぎると野菜の味が濃くなってしまうので注意が必要です。タレを入れすぎたと思ったら、肉と野菜を上下逆ににて加熱すると、多少は野菜の味が保たれます。
どうしても失敗したくないときは、予め肉を生姜ダレに漬け込んでおくと良いでしょう。
また、液体のタレを作らず塩・コショウ・生姜で直接味付けをして蒸した「塩生姜焼き」にすると失敗が少なく作れます。
3.チャンチャン焼き
北海道料理のチャンチャン焼きもホイル焼きで再現ができます。味噌ベースの味付けなので、ご飯が進むこと必至です。
【材料】
鮭・玉ねぎ・ピーマン・もやし・キャベツ・その他お好みの野菜・味噌・生姜・にんにく・日本酒・キムチの素・バター
野菜は火が通りやすいよう千切りにするのが調理時間短縮のコツです。
タレ自体の味が濃いので、野菜をたっぷり入れると調度良い濃さになります。また、余ったタレは乳麺などのスープに入れても美味しいです。
4.揚げにんにく
ホイルに包めば蒸し焼きだけでなく、揚げも可能です。【材料】
ごま油・にんにく・塩or醤油
揚げる場合はホイルに蓋をしなくても大丈夫です。にんにくは皮ごとごま油に入れ、調味料は食前にかけます。加熱する前に調味料を入れると、油が盛大に跳ねる危険性があるのでご注意ください。
にんにくは焦げやすい食材なので、弱火で食材から出る気泡を見ながら仕上がりを確認します。
香りは強いですが、ほこほことした芋のような食感はやみつきになります。
5.アクアパッツァ
イタリア料理の代表格:アクアパッツァ(魚の水煮)は、BBQやパーティーにはもってこいのホイルメニューです。【材料】
白身魚・あさり・ミニトマト・玉ねぎ・黒オリーブ・白ワイン・パセリ・塩・コショウ
場合によっては魚を一尾まるごとホイルに入れるので、大きい包みを作るのに少し苦労しますが、野菜と魚介の出汁で勝手に美味しく仕上がります。何より見た目が派手なので、大勢で食べるときに喜ばれること間違いなしです。
余談
ホイル焼きはしっかり包めているかどうかによって調理速度や出来が変わってきます。王道の包み方がいくつかあるので、比べてみたら面白いかもしれません。