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哲学用語まとめ「ルサンチマン」

哲学用語まとめ「ルサンチマン」

Author:
MATANMATAN
Posted date:
Update date:2018年05月06日
哲学用語まとめ「ルサンチマン」

ルサンチマンとは

「怨恨」や「妬み」と訳されることが多い

怨恨,復讐を意味する語。

出典:ルサンチマンとは - コトバンク

	
主に弱者が強者に対して、「憤り・怨恨・憎悪・非難」の感情を持つことをいう。

出典:ルサンチマン - Wikipedia

	
被支配者あるいは弱者が、支配者や強者への憎悪やねたみを内心にため込んでいること。

出典:ルサンチマンとは - はてなキーワード

	
「ルサンチマン」とはフランス語で、弱者が強者に対して「うらみ・ねたみ・そねみ」といった感情を持つことを言います。

出典:ルサンチマン|モチベーション向上の法則

	

「負け惜しみ」に近いニュアンス

より正確に訳すと『弱者の強者に対する怨恨・嫉妬』や『負け惜しみの含まれた怨恨や否定』といった感じになります。

出典:ルサンチマン(ressentiment)

	
敗者が勝者を見上げ、あいつらはなにかずるい事をして勝ったんだとか、たまたま自分より条件が良かっただけなんだなどといった負け惜しみの感情で相手を貶め自分のほうが正しいと思い込む感情の事です。

出典:ニーチェでココロのエクササイズ

	
耐え難いことがあったけど自分では何も変える力がない時に、人は誰かを恨んだり、社会を恨んだり、「もしあの時こうだったら、こうだったのになぁ〜・・・」と「たられば」に逃げます。これが「ルサンチマン」です。

出典:ニーチェ「ルサンチマン」の意味、ルサンチマンは喜びを感じ...

誰でも1度は経験があることと思います。
絶対にかなわない強者に対し、ねたむ、ひがむ、陰口をたたく ・・・ ここまでは想定内だが、ルサンチマンは陰湿でしつこい。相手を悪者に仕立てあげ、自分を正当化する。

出典:ニーチェとルサンチマン~道徳の正体~

	

ニーチェが用いた哲学用語

フリードリヒ・ニーチェ - Wikipedia

(1844 - 1900)

ドイツの哲学者。人生の苦しみを「超人」思想で乗り越えるよう説く。著書に「悲劇の誕生」、「ツァラトゥストラはこう言った」などがある。

キリスト教の転倒した道徳を非難

フリードリヒ・ニーチェの『道徳の系譜』(1887年)でこの言葉が使用(再定義)され、マックス・シェーラーの『道徳の構造におけるルサンチマン』(1912年)で再度とり上げられて、一般的に使われるようになった。

出典:ルサンチマン - Wikipedia

	
ニーチェは,強者の君主道徳と対比して,弱者の奴隷道徳は強者に対するルサンチマンによるものだとした。

出典:ルサンチマンとは - コトバンク

彼によれば,元来道徳の根底には生命の根源からくる力強さがあるが,弱者は強者に対する反感をもち続け,一般の既成道徳を生じさせるとした。
彼によればキリスト教道徳や,そこから生まれた近代市民社会のヒューマニズムや人権の思想は,弱者の強者に対する恨みや復讐心を道徳として表した奴隷の道徳なのである.

出典:ルサンチマンとは - はてなキーワード

	
キリスト教は、そもそも弱者がイエスという敗者(死者)を崇めて作ったものであり、必然的に強い者に対する嫉妬とルサンチマンでしかないのです。

出典:ルサンチマンの本質 : すさまじきものにして見る人もなきブロ...

イエス・キリストは反逆者として磔の刑に処される。キリスト教的道徳は、それを巧妙に隠すための価値転換だと、ニーチェは見るわけです。
ニーチェは著書「道徳の系譜」の中でこう書いている ・・・
「高貴な道徳」は、どれも誇らしげにみずからを肯定するところから発展するものだが、「奴隷道徳」は最初から外部のもの、異なっているもの、自分以外のものを否定する、この否定こそが、この道徳の創造的な行為なのだ。

出典:ニーチェとルサンチマン~道徳の正体~

「奴隷道徳=宗教道徳」の本質は、自分以外を否定することにあると言っているのだ。

なぜルサンチマンがいけないのか

ニーチェは「ルサンチマンは喜びを感じる力を弱くする」と言っています。

出典:ニーチェ「ルサンチマン」の意味、ルサンチマンは喜びを感じ...

「ルサンチマン」に負けてしまうと、自分を取り囲む世界が「ルサンチマン」でいっぱいになってしまう。
道徳的に良いとされているほとんどのものは、我慢して順番を待ったり、欲しいのに譲ったりすることです。

出典:

「道徳」とは、こういう嘘のことだ。「道徳的に「良い」ことをして、気分がいい」なんて倒錯も甚だしい、欺瞞的な人間だ。と喝破するわけです。
ニーチェは、このような道徳で塗り込められた道徳的人間が必然的に「生」を抑圧し、弱めるようなことを賞揚したことを、歴史的事実をあげて、指摘していき、社会主義や民主主義も、その最たるものとして挙げています。

出典:ルサンチマンの本質 : すさまじきものにして見る人もなきブロ...

残念ながら、こういう僧侶的価値転換は、近代社会では、どこにでも起こりうることです。
常識的には弱者は強者には勝てないのですが、『力がある=乱暴・残酷な悪,お金がある=強欲・利己的な悪』と解釈することによって、弱者(被支配者)は道徳的に自己正当化して強者を非難しやすくなるのです。

出典:ルサンチマン(ressentiment)

	

ルサンチマンの本質は、否定から価値転換を生みだすもの

ニーチェはローマ帝国時代にユダヤ人がそれまでの貴族的価値観をひっくり返し、「みじめな者のみが良い者である。貧しい者、力のない者のみが良い者である」というキリスト教的価値観への価値の転換をはかった背後にもルサンチマンを見出しました。

出典:ルサンチマン|モチベーション向上の法則

	
嫉妬心、うらやましいなと言う思いを変に抑圧するから、ルサンチマンになってしまう。それを自然な形で受け入れ、ああ、うらやましいなとか、ああ、自分もそう出来たら良いなとか言ってみる。すると、当然それは目標になるのだ。

出典:酸っぱい葡萄、嫉妬心とルサンチマン

	

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MATAN