日本料理の薬味の代表格わさび
日本料理の重要な薬味のひとつで、寿司や刺身、お蕎麦等に使用されるわさびの紹介です。
わさび(山葵)
ワサビ(山葵)は、アブラナ科ワサビ属の植物。日本原産。食用。ワサビの名が付く近縁な植物、特にセイヨウワサビと区別するため本わさびと呼ぶことがある。
地下茎をすり下ろしたすりわさびの事をワサビと呼ぶこともある。寿司屋の符牒になみだ、さびがある。寿司や刺身の世界的な普及に伴って、英語、フランス語、台湾語、広東語、韓国語などでそのままwasabiという発音で借用されている。
強い刺激性のある独特の香味を持ち、日本原産の香辛料として、以前から欧米や東南アジアで認知度の高まりを見せているが、東欧では自産のセイヨウワサビが伝統的に出回っている。多くの場合、茎をすりおろして、薬味として、寿司、刺身、そばなどに利用される。
深山幽谷の清冽な渓流に沿い自生していたものが、その利便から人里近辺の清流栽培へと根絶さけて広がり、食文化の国内需要とともに農業生産されるに至る。
日本の主要な産地は静岡県、長野県、東京都(奥多摩)、島根県、山梨県、岩手県、奈良県等である。なかでも、匹見ワサビ(島根県益田市)、安曇野ワサビ(長野県安曇野市)、有東木ワサビ(静岡市)は日本三大ワサビと呼ばれる。