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【書評シリーズ】日本におけるミステリー小説ベストワン作品とは・・? #傑作

【書評シリーズ】日本におけるミステリー小説ベストワン作品とは・・? #傑作

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【書評シリーズ】日本におけるミステリー小説ベストワン作品とは・・? #傑作
私が考える日本におけるミステリー小説ベストワン作品は、こちらである。
<心理試験>。

著者は江戸川 乱歩(1894-1965)。
(底本:江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者  光文社文庫、光文社)

その理由は後述したいと思う。とにかく是非読んでみてほしい傑作だ。

江戸川 乱歩

略歴
1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」などの探偵小説を 次々発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残 す。65年没(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (ISBN-13:978-4041847213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

出典:心理試験 | 江戸川 乱歩 | 日本の小説・文芸 | Kindleストア ...

	
本名は平井 太郎(ひらい たろう)。日本推理作家協会初代理事長。位階は正五位。勲等は勲三等。
ペンネーム(江戸川乱歩)は作家の、エドガー・アラン・ポーに由来する。

出典:江戸川乱歩 - Wikipedia

	

~その理由~

推理小説で最初から犯行や犯人が明らかにされているものを「倒叙ミステリー」と呼ぶが、日本での元祖と言われているのが江戸川乱歩の「心理試験」という短編だ。

小説としては登場人物こそ決して多くなく、ストーリー自体もオーソドックスで地味ながら、老婆殺しの容疑者となる苦学生二人の対照的な性格や、終盤近くにおなじみの名探偵明智小五郎が、真犯人の動きを封じるために仕掛けるトリックと着眼点など、読者をぐいぐいと引き込む見どころも豊富に散りばめられている。

大正14年に書かれた作品ということで、殺人事件の裏に描かれている時代背景なども興味深い。

ドストエフスキーの「罪と罰」をベースにしていると言われるだけに、己の才能と自己中心的な思想で身の破滅を招く犯人の末路には、人間の持つ冷酷な一面や一種の悲哀さえも感じられ、これ以降に続々と発表される乱歩小説独特の作風や、方向性を決定づけた傑作と言って良いのではないだろうか。

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著者プロフィール
 Pride of the Japanese

国際ボディガード歴20年。世界を飛び回るSharetubeトップキュレーターの一人。護身術師範。悪質なクレーマーや反日左翼と戦う某公的コンサルティング団体顧問。喧嘩上等。「I'm proud of the fact I was born in Japan.」