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百人一首の歌人まとめ 猿丸大夫

サムネイル出典:05 猿丸大夫

百人一首の歌人まとめ 猿丸大夫

Author:
MATANMATAN
Posted date:
百人一首の歌人まとめ 猿丸大夫

猿丸大夫について

さるまるたいふ

生没年未詳。

三十六歌仙の一人だが、伝記は全く不明である。「三十六人集」に猿丸大夫集があるだけで、これも実作とは認められず、実在の人物かどうかも確実でない。
三十六歌仙の一人。生没年不明。「猿丸」は名、大夫とは五位以上の官位を得ている者の称。

出典:猿丸大夫 - Wikipedia

	
三十六歌仙の一人であり、百人一首に「奥山に紅葉(もみじ)踏み分け……」の歌で知られる歌人だが、その有名度に比して歴史の事実は何もない。

出典:猿丸太夫(さるまるだゆう)とは - コトバンク

むしろ、この名は伝説口碑において、その後裔(こうえい)や屋敷跡を称するものが多い。
生没年不詳。8世紀後半から9世紀前半頃の歌人と推定されるも詳細は不明。三十六歌仙の一人。古今集の真名序にその名が記されている。

出典:小倉百人一首・猿丸大夫 - 学ぶ・教える.COM

	
伝説の歌人で、三十六歌仙の一人。元明天皇の頃の人など諸説ありますが実際には不明です。この歌も、古今集では「詠み人知らず」として紹介されています。

出典:【百人一首講座】おく山に紅葉ふみわけなく鹿の 声きく時ぞ秋...

鴨長明の歌論書「無名抄」には「田上(たなかみ)の下に曽束(そつか・現在の滋賀県大津市)といふ所あり。そこに猿丸太夫が墓あり」と記されています。
存在さえあやふやな猿丸太夫の名は、いったいどこから来たのでしょうか。大夫は、もともと古代中国における官位でしたが、日本では律令制の元、五位以上の官位を持つ者に与えられる呼称でした。「猿丸太夫」は、本名または呼び名と思われる「猿丸」に役職名が付いたもののようです。

出典:小倉百人一首の超謎の歌人「猿丸大夫」はなんで百人一首に採...

	

作品について

奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の
声聞く時ぞ秋は悲しき

上の句「奥山に」

おくやまに
もみぢふみわけ
なくしかの
こえきくときぞ
あきはかなしき

現代語訳

奥山で紅葉を踏み分けて鳴いている鹿の声を聞く時こそ、秋の悲しさを感じるものだ。

出典:小倉百人一首・猿丸大夫 - 学ぶ・教える.COM

	
人里離れた奥山で、散り敷かれた紅葉を踏み分けながら、雌鹿が恋しいと鳴いている雄の鹿の声を聞くときこそ、いよいよ秋は悲しいものだと感じられる。

出典:【百人一首講座】おく山に紅葉ふみわけなく鹿の 声きく時ぞ秋...

	
奥山で散り敷いた紅葉を踏み分けて鳴く鹿の声を聞くとき、とりわけ秋が悲しく感じられる。

出典:百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキ...

古今集の時代には、紅葉を踏み分けているのは鹿ではなく作者自身と解していました。藤原定家ら後世になって踏み分けているのは鹿であるという解がなされています。

文法・語句解説

奥山

人里離れた山。深山ともいう。人里に近い山を意味する外山・端山の対義語。

出典:小倉百人一首・猿丸大夫 - 学ぶ・教える.COM

	

紅葉踏みわけ

散った紅葉が地面いっぱいに敷きつめられたところを、雄の鹿が踏み分けていくこと。

出典:【百人一首講座】おく山に紅葉ふみわけなく鹿の 声きく時ぞ秋...

この句では昔から、人が歩いているのか鹿なのかが議論されていましたが、鹿と見るのが穏当です。
主語は鹿。人とする説もある。

出典:小倉百人一首・猿丸大夫 - 学ぶ・教える.COM

	

鳴く鹿の

秋に雄鹿が雌鹿に求愛して鳴く。

出典:小倉百人一首・猿丸大夫 - 学ぶ・教える.COM

	
秋には、雄の鹿が雌を求めて鳴くとされており、そこに遠く離れた妻や恋人を恋い慕う感情を重ねています。

出典:【百人一首講座】おく山に紅葉ふみわけなく鹿の 声きく時ぞ秋...

	

声きく時ぞ秋は悲しき

「ぞ」と「悲しき」は、係り結び。「ぞ」は強意の係助詞。「悲しき」は、形容詞の連体形。

出典:小倉百人一首・猿丸大夫 - 学ぶ・教える.COM

	
「ぞ」は強意の係助詞で、文末を形容詞「悲し」の連体形「悲しき」で結びます。「は」も係助詞で、他と区別してとりたてて、というような意味になります。ここでは「他の季節はともかく、秋は」という意味です。

出典:【百人一首講座】おく山に紅葉ふみわけなく鹿の 声きく時ぞ秋...

全体では「(そういう時は他にもいろいろあるけれど)鹿の鳴き声を聞くときは、とりわけ秋が悲しく感じる」という意味です。

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著者プロフィール
MATAN

主に雑学を、その他の記事は時々まとめています。