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1年間不眠の機械工が人生を崩壊させてゆく…映画「マシニスト」の見どころ【ネタバレなし】

1年間不眠の機械工が人生を崩壊させてゆく…映画「マシニスト」の見どころ【ネタバレなし】

Author:
tolawotolawo
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1年間不眠の機械工が人生を崩壊させてゆく…映画「マシニスト」の見どころ【ネタバレなし】
	
2005年に公開されたサスペンス・スリラー映画「マシニスト」。主演のクリスチャン・ベールが壮絶なダイエットを決行し、約30キロもの減量を達成させたことで話題になりました。

予告動画だけでも奇妙な体を見せてくれるクリスチャン・ベールですが、本編でのその姿はまさにガイコツそのもの。さらに本作の撮影終了後、映画「バッドマン ビギンズ」のためにマッチョまで回復したのだそう。役者魂というよりも、もう常軌を逸脱しております。

映画「マシニスト」のあらすじ

機械工として働く主人公のトレバーは、極度の不眠症のために1年間一睡もしていない。
体重は50キロ前半にまで落ち込み、頬はこけて体の骨が浮き上がっている。

周囲に心配されながらも、機械工の仕事は難なくこなすトレバー。
そんななか、アイバンと名乗る謎の大男がトレバーに付きまとうようになる。

そしてある日、アイバンの姿が気になって仕事に集中できなかったトレバーは、機械の誤作動を起こして同僚に大ケガを負わせてしまう。

トレバーは、上司には正直に「アイバンを見ていた」と説明する。
ところが勤務者リストにその名はないというのだ。

物語のキー:大男アイバンの正体

本作のキーマンは大男の「アイバン」。
不敵な笑みを浮かべて、いかにも怪しそうな様相をしています。

トレバーは確かにその姿を見ているのに、会社には在籍していないという矛盾。
この大男の出現によって、トレバーの身に次々と奇妙な出来事が襲い掛かります。

そして、アイバンの存在はトレバーの不眠症とどんな関係があるのか…。

見どころ①トレバーの肉体

この映画の見どころは、なんと言っても「細すぎる肉体」。
パッケージだけだと少し分かりにくいですが、服を着ていても分かる細さには驚かざるを得ません。

眠れないことが瘦せていく要因となっていますが、その体を持って走り出すシーンは何とも言えない不安感すら感じさせます。

見どころ②眠れない理由

人間の限界を超えた「1年間の不眠」。
病院にも行かないため周囲からも心配されていますが、当の本人は「大丈夫だ」と言い張ります。

しかし、眠れない理由はトレバーにも分かりません。
目を閉じてみても、やはり眠りの世界に落ちることはできないのです。

本編ではキーマンであるアイバンの正体を突き止めることが目的ですが、
一方で、トレバーの不眠の原因を探っていくことも重要です。

眠れない原因が判明するとき、アイバンの正体とトレバーの真実を突き付けられることになるでしょう。

見どころ③ハングマン

眠らない日々の366日目を迎えると同時に、アイバンをはじめとする奇妙な出来事に遭遇するトレバー。

そのなかでもとくに奇妙なのは、何やら人の絵と黒い線が書かれた紙。
これは日本人にはまったく馴染みのないものですが、実はアメリカでは有名な「ハングマン」という2人で遊ぶゲームです。

ゲームのルールは簡単。

ひとつの単語を設定し、そのアルファベットの数だけアンダーバーを引きます。
回答者は任意のアルファベットを提示し、設定された単語に含まれていればOK。
含まれていなければ、絞首台に人間が加筆されてゆき、絞首台と人の絵が完成したら出題者の勝利
ハングマンゲームを知らなければおもしろくない…とまでは言いませんが、
トレバーが何をしたいのかよく分からないシーンもあるので知っておいたほうが良いでしょう。

おすすめ度【★★★☆☆】

★…冒頭からスリラー。気味悪いの一言に尽きる
★…奇妙さを際立たせる音楽が実に効果的
★…いろいろな伏線を考察するとおもしろい
☆…わりと早めに結末が分かってしまう
☆…スッキリしない部分も少々。すべてのつじつまが合うわけではない


総評は星3。

「1年間寝ていない男」のおかげで、冒頭から気味が悪い雰囲気を堪能させてくれるのが一番のおすすめポイント。
さらにそれを際立たせる音楽が奇妙で、まるでこれからはじまる奇行を案じているかのよう…。

しかし中盤くらいからは、けっこうハッキリと結末まで推測できてしまいます。

物語はあたかも"期待してください!"というような展開を見せますが、どんでん返しがあること自体を勘ぐってしまうのが残念なところ。
このようなストーリーにはほとんど確実に伏線が張られていますが、何度考えてもよく分からない点が残ってしまうのもマイナスポイントです。

そのなかでも最大の謎はアイバンの指。
これ以上書くとネタバレになってしまうので控えますが、ものすごく理由がありそうな指にはまったく意味を見出せない…というモヤモヤっとした感じを引きずってしまいます。

前半は奇妙さにワクワクするが、展開していくと頭が勝手に未来を予想してしまう…
そんな映画ですが、スリラー的恐怖の迫り方は唯一無二ではないでしょうか。
また、クリスチャン・ベールの役者根性を拝見するだけでもじゅうぶん楽しめる作品だといえるでしょう。

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著者プロフィール
tolawo

フリーランスライター活動中…。 まとめを含む記事の執筆、書き起こしなど。立派な実績はありませんので書きまくって腕磨きます。お仕事はTwitterから。