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百人一首の歌人まとめ 僧正遍昭

サムネイル出典:12 僧正遍昭

百人一首の歌人まとめ 僧正遍昭

Author:
MATANMATAN
Posted date:
百人一首の歌人まとめ 僧正遍昭

僧正遍昭について

そうじょうへんじょう

816~890年。

良岑宗貞(よしみねのむねさだ)と呼ばれている。桓武天皇の孫。仁明天皇の寵愛されるが、天皇の崩御と共に出家し、遍昭と称する。六歌仙、三十六歌仙人の一人。
花山僧正とも号す。六歌仙および三十六歌仙の一人。

出典:遍昭 - Wikipedia

	
六歌仙・三十六歌仙の一人。桓武天皇の孫。素性の父。仁明天皇に仕え、左近衛少将、蔵人頭を歴任したが、天皇の崩御により出家。

出典:小倉百人一首・僧正遍照 - 学ぶ・教える.COM

	
平安時代の僧、歌人。六歌仙、三十六歌仙の一人でもあります。

出典:百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキ...

	
俗名を良岑宗貞(よしみねのむねさだ)といい、桓武天皇の皇孫で大納言安世(やすよ)の子供でした。蔵人頭(くろうどのとう)として仁明天皇に仕えています。

出典:【百人一首講座】天津風雲の通ひ路吹きとぢよ をとめの姿しば...

六歌仙の一人で出家する前は「深草少将」と呼ばれ、小野小町に恋する男として「大和物語」にも登場しています。仁明天皇が急逝した後、出家して叡山に入り、高僧として活躍しました。
俗名を良岑宗貞(よしみねのむねさだ)といい、紀貫之が選んだ六歌仙のひとりに挙げられているだけでなく、藤原公任が選んだ三十六歌仙にも名前がある優れた歌人でもありました。

出典:百人一首/僧正遍昭(そうじょうへんじょう)

桓武天皇の子どもである大納言・良岑安世の八男で、百人一首21番・素性法師は僧正遍昭の子どもでもあります。

作品について

天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ
乙女の姿しばしとどめむ

上の句「天つ風」

あまつかぜ
くものかよひぢ
ふきとぢよ
をとめのすがた
しばしとどめむ

現代語訳

天の風よ。雲間の通り道を閉ざしてくれ。天女の舞い姿をしばらくとどめておきたいのだ。

出典:小倉百人一首・僧正遍照 - 学ぶ・教える.COM

	
空を吹く風よ、雲の中の通り道をふさいでおくれ。この美しい天女の姿をもう少しとどめておきたいのだ。

出典:百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキ...

この歌は五節の舞姫を天女に見立てた歌です。五節(ごせち)とは新嘗会(しんじょうえ)や大嘗会(だいじょうえ)の際に舞姫が舞う公事のことで、これは天武天皇が吉野の宮で事を弾いた際に天女が降りてきて袖を五度翻したという故事にもとづいています。
天を吹く風よ、天女たちが帰っていく雲の中の通り道を吹き閉ざしてくれ。乙女たちの美しい舞姿を、もうしばらく地上に留めておきたいのだ。

出典:【百人一首講座】天津風雲の通ひ路吹きとぢよ をとめの姿しば...

	
空吹く風よ、雲の中にあるという(天に通じる)道を吹いて閉じてくれないか。(天に帰っていく)乙女(天女)たちの姿を、しばらくここに引き留めておきたいものだから。

出典:百人一首/僧正遍昭(そうじょうへんじょう)

	

文法・語句解説

天つ風

「つ」は、「の」と同じ働きをする連体修飾格の古い格助詞。現在は、「まつげ・おとつい」などに痕跡を残す。「天つ風」で、「天の風よ」という呼びかけを表す。擬人法。

出典:小倉百人一首・僧正遍照 - 学ぶ・教える.COM

	
空を吹く風。「つ」は現在の「の」にあたる古い助詞。

出典:百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキ...

	
「天津風」とは「空高く、天を吹く風」のこと。ここでは「天を吹く風よ」と呼びかけた形になっています。「つ」は「沖つ波」などと同じで、「の」と同じ意味の古い格助詞です。

出典:【百人一首講座】天津風雲の通ひ路吹きとぢよ をとめの姿しば...

	

雲の通ひ路

雲の切れ目。天上と地上を結ぶ雲間の通路。天女が往来する際に用いると考えられていた。

出典:小倉百人一首・僧正遍照 - 学ぶ・教える.COM

	
ここでは天女が天井へ帰る雲の切れ間の路のこと。

出典:百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキ...

	
雲の中にある、天上と地上を結んでいる通路のことで、天女がそこを通って天と地を行き交うと考えられていました。

出典:【百人一首講座】天津風雲の通ひ路吹きとぢよ をとめの姿しば...

	

吹き閉ぢよ

「閉ぢよ」は、動詞の命令形。天女が天上に帰ることを妨げるために、天の風に依頼している。

出典:小倉百人一首・僧正遍照 - 学ぶ・教える.COM

	
「雲を吹き飛ばして、天女の通り道を閉ざしてしまえ」という意味です。通り道を塞げば、天女が天上に帰るのを妨げることができるからです。

出典:【百人一首講座】天津風雲の通ひ路吹きとぢよ をとめの姿しば...

	

をとめの姿

「をとめ」は、「天女」の意。この歌は、遍照が在俗の時、五節の舞姫を見て詠んだものであり、舞姫を天女に見立てている。五節の舞は、大嘗祭や新嘗祭などの際に宮中で行われた舞。

出典:小倉百人一首・僧正遍照 - 学ぶ・教える.COM

	
「をとめ」とは「天つ乙女」、つまり「天女」のことです。この歌は陰暦11月の新嘗祭(にいなめさい)翌日に宮中で披露される「五節の舞」を舞う少女たちのことを歌ったものですが、少女を天女に見立てています。

出典:【百人一首講座】天津風雲の通ひ路吹きとぢよ をとめの姿しば...

	

しばしとどめむ

「む」は、意志の助動詞で、希望を表す「~たい」の意。「しばしとどめむ」で、「しばらくの間、天女を地上にとどめたい」の意を表す。実際には、五節の舞姫が舞う姿を見続けていたという気持ちを表している。

出典:小倉百人一首・僧正遍照 - 学ぶ・教える.COM

	
下二段活用動詞「とどむ」の未然形に意志の助動詞「む」の終止形がついた形で、「しばらく止めておこう」という意味です。舞う乙女たちがあまりに美しく、いつまでも見ていたいので、天に帰ってしまうのを、しばらくストップさせよう、という意味です。

出典:【百人一首講座】天津風雲の通ひ路吹きとぢよ をとめの姿しば...

	

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MATAN