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百人一首の歌人まとめ 光孝天皇

サムネイル出典:15 光孝天皇

百人一首の歌人まとめ 光孝天皇

Author:
MATANMATAN
Posted date:
百人一首の歌人まとめ 光孝天皇

光孝天皇について

こうこうてんのう

830~887年。

仁明天皇の皇子。母は藤原沢子。陽成天皇の後、55歳で即位。仁和の帝とも呼ばれる。
宮中行事の再興に務めるとともに諸芸に優れた文化人でもあったとされる。和歌・和琴などに秀でたともされ、桓武天皇の先例にならって鷹狩を復活させた。

出典:光孝天皇 - Wikipedia

	
第58代天皇。藤原基経により廃位された陽成天皇に代わって55歳で即位。

出典:小倉百人一首・光孝天皇 - 学ぶ・教える.COM

	
第五十八代天皇で、仁明天皇の第三皇子です。

出典:百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキ...

	
仁明(にんみょう)天皇の第3皇子で、即位前は時康(ときやす)親王でした。陽成(ようぜい)天皇の後、藤原基経(もとつね)に擁立されて即位しましたが、政治判断はすべて基経にまかせていました。関白のはじまりです。

出典:【百人一首講座】君がため春の野に出でて若菜つむ 我が衣手に...

	
五十五歳のとき陽成天皇にかわり、第58代天皇として即位されましたが、わずか在位四年で崩御なされました。

出典:百人一首/光孝天皇(こうこうてんのう)

優れた文化人であると共に、和歌や和琴などにもよく通じておられました。即位後も野草を摘みに出かけるように気さくなお人柄でした。情景が素直に詠まれていて、光孝天皇の心の優しさも伝わってくる歌になっています。

作品について

君がため春の野に出でて若菜摘む
わが衣手に雪は降りつつ

上の句「君がため」

きみがため
はるののにいでて
わかなつむ
わがころもでに
ゆきはふりつつ

現代語訳

あなたのために春の野に出かけて若菜をつんでいる私の衣の袖に、次々と雪が降りかかってくる。

出典:小倉百人一首・光孝天皇 - 学ぶ・教える.COM

	
貴方に差し上げる為に春の野に出て若菜を摘んでいると、わたしの袖に雪が降りかかっておりました。

出典:百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキ...

古今集の詞書に「仁和のみかどみこにおはしましける時、人に若菜たまひける御歌」と書いてあることから、天皇に即位する前の歌であることがわかっていますが、贈った相手は不明です。
あなたにさしあげるため、春の野原に出かけて若菜を摘んでいる私の着物の袖に、雪がしきりに降りかかってくる。

出典:【百人一首講座】君がため春の野に出でて若菜つむ 我が衣手に...

	
あなたのために春の野に出て若菜を摘んでいましたが、春だというのにちらちらと雪が降ってきて、私の着物の袖にも雪が降りかかっています。 (それでも、あなたのことを思いながら、こうして若菜を摘んでいるのです)

出典:百人一首/光孝天皇(こうこうてんのう)

	

文法・語句解説

君がため

「君」は、若菜を贈った相手。万葉時代の「君」は、天皇・主君・敬意の対象となる男性などをさすことが一般的であったが、平安時代には、女性にも用いられるようになった。

出典:小倉百人一首・光孝天皇 - 学ぶ・教える.COM

この場合の相手は、不明。女性と解するのが通説。「が」は、連体修飾格の格助詞。「君がため」で「君のため」の意。
「君」は、この場合は若菜を贈る相手を指します。

出典:【百人一首講座】君がため春の野に出でて若菜つむ 我が衣手に...

	

春の野に出でて若菜つむ

八音で字余り。「若菜」は、春の七草。正月に食べると、邪気をはらうことができるとされた。

出典:小倉百人一首・光孝天皇 - 学ぶ・教える.COM

	
”若菜”:早春の野に生える、食用になる若草の総称。

出典:百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキ...

	
「若菜」は決まった植物の名前ではなく、春に生えてきた食用や薬用になる草のことです。

出典:【百人一首講座】君がため春の野に出でて若菜つむ 我が衣手に...

「春の七草」のセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)などが代表的です。
「若菜」は春に採れる食用の草のことで、この時期の七草の初芽を食べると万病によいとされていて、今の七草粥の起源になっています。

出典:百人一首/光孝天皇(こうこうてんのう)

	

わが衣手に雪は降りつつ

天智天皇の「わが衣手は露にぬれつつ」と類似の表現。天智天皇の歌は、作者不明の歌が変遷して御製となったものであるが、この歌は、光孝天皇が皇子であった時の作品で、正真正銘の御製。降りつづく冷たい「雪」を、「君がため」「春の野」「若菜」という温かな表現が解かすかのような、やさしく穏やかな印象の作品になっている。

出典:小倉百人一首・光孝天皇 - 学ぶ・教える.COM

天智天皇の御製が、理想的な君主像を象徴している一方で、光孝天皇の御製からは、温厚な人柄をうかがい知ることができる。
”わが衣手”:着物の袖のこと。 ”降りつつ”:しきりに降る様。

出典:百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキ...

	
「衣手(ころもで)」は袖の歌語です。

出典:【百人一首講座】君がため春の野に出でて若菜つむ 我が衣手に...

「つつ」は動作の反復・継続を表す接続助詞で、「し続ける」という意味です。「つつ」は百人一首の撰者・藤原定家の好きな表現でもあり、定家の歌も「つつ」で終わっています。

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著者プロフィール
MATAN

主に雑学を、その他の記事は時々まとめています。