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百人一首の歌人まとめ 在原業平朝臣

サムネイル出典:17 在原業平朝臣

百人一首の歌人まとめ 在原業平朝臣

Author:
MATANMATAN
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百人一首の歌人まとめ 在原業平朝臣

在原業平朝臣について

ありわらのなりひらあそん

825~880年。

阿保親王の子。中納言行平とは異母兄弟。六歌仙・三十六歌仙の一人。「伊勢物語」のモデルといわれている。
平城天皇の孫で行平の弟。六歌仙・三十六歌仙の一人。美男で、『伊勢物語』の主人公とされる。

出典:小倉百人一首・在原業平朝臣 - 学ぶ・教える.COM

	
美男子として有名だった在原業平。六歌仙、三十六歌仙の一人で、伊勢物語は業平を主人公にしています。

出典:百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキ...

	
平城(へいぜい)天皇の皇子・阿保(あぼ)親王の息子で、百人一首の16番に歌がある、中納言行平(ゆきひら)の異母弟でもあります。右近衛権中将(うこんえごんのちゅうじょう)にまで出世し、「在五中将」や「在中将」と呼ばれました。

出典:【百人一首講座】千早ぶる神代もきかず龍田川 からくれなゐに...

六歌仙の一人で、伊勢物語の主人公とされ、小野小町のように「伝説の美男で風流才子」とされました。
「在五中将」などともよばれ、兄の行平と共に平安時代を代表する歌人です。

出典:百人一首/在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん)

紀貫之が選んだ六歌仙のひとりとして、また、藤原公任の選んだ三十六歌仙のひとりとしても名前が挙げられている素晴らしい歌人です

作品について

ちはやぶる神代も聞かず竜田川
からくれなゐに水くくるとは

上の句「ちはやぶる」

ちはやぶる
かみよもきかず
たつたがは
からくれなゐに
みずくくるとは

現代語訳

神代にすら聞いたことがない。竜田川が紅葉によって水を真っ赤に染め上げているとは。

出典:小倉百人一首・在原業平朝臣 - 学ぶ・教える.COM

	
不思議なことが多かった神代にも聞いたことがない。竜田川が真っ赤に括り染めになるなんて。

出典:百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキ...

この歌は屏風の絵を見て詠んだ歌。二条の妃(高子)とかつて恋愛関係にあった作者が、昔の恋を思い起こさせる為により大げさに詠んだと言われています。
さまざまな不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえも、こんなことは聞いたことがない。龍田川が(一面に紅葉が浮いて)真っ赤な紅色に、水をしぼり染めにしているとは。

出典:【百人一首講座】千早ぶる神代もきかず龍田川 からくれなゐに...

	
 (川面に紅葉が流れていますが)神代の時代にさえこんなことは聞いたことがありません。竜田川一面に紅葉が散りしいて、流れる水を鮮やかな紅の色に染めあげるなどということは。

出典:百人一首/在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん)

	

文法・語句解説

ちはやぶる

神にかかる枕詞で、勢いの激しい。

出典:百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキ...

	
次の「神」にかかる枕詞で、「いち=激い勢いで」「はや=敏捷に」「ぶる=ふるまう」という言葉を縮めたものです。

出典:【百人一首講座】千早ぶる神代もきかず龍田川 からくれなゐに...

千早(ちはや)ぶる

神代も聞かず

「神代」は、神々の時代。不思議なことが多々起きたとされる。

出典:小倉百人一首・在原業平朝臣 - 学ぶ・教える.COM

「ず」は、打消の助動詞の終止形。「神々の時代にも聞いたことがことがないような不思議な出来事が起こった」と二句切れの倒置法で強調し、それが何であるかを期待させている。
”神代”:神がおさめていた時代。

出典:百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキ...

	
「神代(かみよ)」とは、「(太古の)神々の時代」という意味です。不思議なことが当たり前に起こった「神々の時代でも聞いたことがない」という意味になります。

出典:【百人一首講座】千早ぶる神代もきかず龍田川 からくれなゐに...

下の句に記すのは、それほど不思議な現象だということを言っています。

竜田川

歌枕。生駒山を源流とする奈良県の川。紅葉の名所。

出典:小倉百人一首・在原業平朝臣 - 学ぶ・教える.COM

	
竜田川は、紅葉の名所で、現在の奈良県生駒郡斑鳩町竜田にある竜田山のほとりを流れる川のことです。

出典:【百人一首講座】千早ぶる神代もきかず龍田川 からくれなゐに...

	

からくれなゐに

「唐(から)・呉(くれ)の藍」。「唐」は、唐伝来という意もあるが、単なる美称としても用いられる。「呉の藍」は、鮮やかな紅色。「に」は、変化の結果を表す格助詞。

出典:小倉百人一首・在原業平朝臣 - 学ぶ・教える.COM

	
「鮮やかな紅色」という意味です。「から」は「韓の国」や「唐土(もろこし)」を意味する言葉で、「韓や唐土から渡ってきた素晴らしい品」を表す接頭語(頭につける語)でした。

出典:【百人一首講座】千早ぶる神代もきかず龍田川 からくれなゐに...

当時の韓や唐土というと先進国で優れた品が日本に渡ってきていたので、こういう意味となったのです。

水くくるとは

主語は、「竜田川」で、擬人法。「くくる」は、くくり染め(しぼり染め)にすること。この場合は、水を真っ赤に染め上げること。「竜田川が水を真っ赤に染めた」という見立て。

出典:小倉百人一首・在原業平朝臣 - 学ぶ・教える.COM

「くくる」は、「水にくぐる」の意という説もある。「とは」は、意味上「聞かず」に続く(倒置法)。
”くくる”:括って染めるという意味。絞り染めにすること。

出典:百人一首全首一覧と意味、解説。小倉百人一首人気和歌ランキ...

	
「くくる」は「括り染め」、つまり「絞り染め」にするという意味です。「(竜田川が)川の水を括り染めにしてしまうとは」という意味で、紅葉が川一面を真っ赤にして流れていることを、竜田川が川の水を絞り染めにしてしまった、と見立てます。

出典:【百人一首講座】千早ぶる神代もきかず龍田川 からくれなゐに...

また竜田川を主語にして「擬人法」を使い、また「とは」は上の句の「神代も聞かず」につながるので、倒置法も使われています。

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著者プロフィール
MATAN

主に雑学を、その他の記事は時々まとめています。