15歳の少年が見る天国と地獄…キューブリック作品「時計じかけのオレンジ」見どころ【ネタバレなし】

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1972年、今日になっても"問題作"として語り継がれる衝撃映画が公開されました。その名も【時計じかけのオレンジ】。スタンリーキューブリックと言えばコレ!という人も多いのではないでしょうか。

比較的古い映画ですが、原作は1962年に発表されたアンソニー・バージェスによる同名の小説。社会に対する風刺・皮肉をたっぷりと含んだストーリーで、"ナッドサット言葉"と言われる独自の若者言葉を使用しているのも特徴です。

映画「時計じかけのオレンジ」のあらすじ

物語のキー:アレックスの犯罪と更生

見どころ①アレックスが見た「ルドヴィコ療法」の地獄

見どころ②アレックスのウラ話

出典:時計じかけのオレンジ (字幕版)

動画 Amazonビデオ

さらに、過酷な撮影を思わせるエピソードもあります。それは後半、アレックスが窒息するシーン
本来なら"演技で"窒息できるように工夫するはずですが、その装置が故障したことに気付かないまま撮影に入り"本当に"窒息状態だったのだとか。これを知ってから観ると、このシーンがダントツで恐ろしいです。

見どころ③登場する名曲たち

動画

クラシックに詳しくない人でもほぼ確実に知っている名曲たちが、アレックスたちの皮肉に満ちた言葉や犯罪を見事に際立たせてくれています。

おすすめ度【★★★★☆】

★…ストーリーの筋は通っている

★…加害描写がドキドキする

★…BGM的なクラシック音楽が最高

★…こんな治療法本当にあったら…こわい

☆…確実に好き嫌いが分かれる