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シリーズ【動物虐待】闇の世界「動物実験」について #ダークサイド #杉本彩

シリーズ【動物虐待】闇の世界「動物実験」について #ダークサイド #杉本彩

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シリーズ【動物虐待】闇の世界「動物実験」について #ダークサイド #杉本彩
動物実験商品開発のダークサイドとして、幾重ものベールに覆い隠されてしまい、実際にどういうことが行われているかがわからないケースがほとんどです。どのような実験が何のためにどの動物を用いて行われているかなど、一般の消費者には実態を掴みようがないのが実情です。また、これら動物を用いた実験は、科学のため、医療のため、ひいては消費者自身の安全のため、という大義名分のもとに行われており、実際に法律で定められているものもあります。しかし、法律で定められているとはといえ、日夜、口のきけない多くの命が、なんのためらいもなく人類の発展のためといって、残虐な方法で消費されていくことに疑問を抱かなくなってしまったとしたら、それはあまりにも人間のエゴではないでしょうか。

闇の世界「動物実験」についての取材秘話

薬品メーカーや化粧品メーカー、洗剤メーカーなどでは、わたしたちが日頃使っている、身近な製品の安全性を確認するという名目で、イヌネコウサギモルモットハムスターなど、多くの命を犠牲にして行われています。また、知り合いの大学病院に勤める医師によると、クローン技術がブームになり、一時は動物虐待と各方面から糾弾され、下火になった動物実験が、医学界ではまた脚光を浴びはじめているといいます。その内容も、なるべく苦痛のないように、と配慮してはいるものの、いろんな考え方の医師や研究者がおり、動物たちの苦痛も実験者の掌中にかかっているのが実情のようです。

動物実験の実態がわが国で一般的に知られるようにならない背景には、テレビや雑誌といった、マスコミが取り上げようとしない点が挙げられます。テレビ番組や雑誌の特集で動物実験をテーマにしようとしても、スポンサー企業がつかなかったり、動物実験を行っているメーカー側からの圧力がかかり実現しませんでした。西欧諸国では、日本とは異なり、資金面も社会的信用度も高い動物愛護団体によるCM、または特番が組まれることもあるため、国民も動物実験の実態を見聞きし、それに対する意識も認知度も高くなっています。しかし日本では、海外の大手愛護団体にひっするような力のある愛護団体が残念ながら育っていないため、いつまでたっても国民はその実態について知ることはできないというのが現状です。

たまに愛護団体によるパネル展などが開かれることがありますが、前知識の全くないままに、それらの残虐な写真やビデオを前にしても、それが現実のこととして受けとめられず、ピンとこない人が多いようです。また、医学や科学に関する知識や経験がないままに、動物実験の是非を問い、それを追求することは、日本では反社会的行為であるかのようにとる人も多く、実験動物たちは今までないがしろにされてきたという現実があります。

動物実験の多くは、何もしらないわたしたちが今まで考えていたような、なまやさしいものではほとんどの場合ありません。たとえば、発売前のシャンプーでイヌやネコを洗ってみたり、人間用の栄養サプリメントをイヌネコに飲ませて、身体の回復力をチェックしたりといった、そんなレベルのものでは到底ありません。新薬の効能をチェックする実験では、病気にかかっている動物に対して、人間のかわりに治療を試みるのではなく、健康な動物たちのからだを、あえて細菌やウィルスで故意に犯し、理想的なデータをとれるような病原菌のキャリアにします。その上で投薬などの実験が行われます。また、動物たちの意識があるまま、犬やサルの手足の骨をハンマーで砕いた状態で反応をテストしたり、メスで眼が見えない状態や耳の聞こえない状態にした上で、生体実験が行われることもあります。

頭皮をはがされ脳を露出させ、電極を挿入された仔猫、生きたまま油漬けにされるマウス、からだを完全に固定され、身動きできない状態にした上でストレスに関するデータをとるため実験されつづけるサル、臓器を取り出されたイヌ、まぶたをこじ開けられたまま固定され、延々と瞳にシャンプーを入れられ続けるウサギ。ここにある写真は動物実験のほんの一部のものですが、決して十数年前の昔の写真などではなく、どれもごく最近、撮影されたものばかりです。写真に写された動物たちの悲壮な表情は、いつもわたしたちが目にしている愛らしい動物のそれとは明らかに異なり、苦痛に歪み、憂いと悲しみに満ちています。これらの実験がわたしたちのたいへん身近なところで様々な形で行われているのです。

「人のため」として、人体実験のかわりに日常的に行われている動物実験ですが、それらの動物たちはいったいどこからやってきたものなのでしょうか。ここにも日本の恐るべき動物虐待事情を垣間見ることができます。ごく最近まで保健所に収容された動物たちの中から、実験動物がそれらの業者に譲渡されていたことはご存知でしょうか。人道的ではないという理由から、各地でその慣例はじょじょに廃止されつつありますが、保健所に不要動物として収容された動物、その中でも、人に対して従順で吠えたり噛みついたりしないような、性格が温和でひとなつこいイヌやネコたちが選び抜かれていました。

そして、これらの実験施設に払い下げられ、死ぬまで実験台として「リサイクル」されていたのです。これらの保健所による実験動物譲渡が廃止されるようになり、動物の入手が困難になった現在、メーカーの実験動物仕入れ先である、いわゆる犬獲り、猫獲り業者たちの悪質なものには、その身分をいつわり、地域の掲示板などに張り出された里親募集の犬猫を飼い主から騙して貰ったり、時には、コンビニや公園につながれている犬、放し飼いで屋外に出ている猫を無断でさらっていくことすらあるといいます。また、ペットショップでは、生後五ヶ月を過ぎたころの売れ残った犬猫やその他小動物を、ちり紙交換のように定期的にペットショップを巡回している、それらの業者に破格で売りはらっているところも多くあります。

モルモットやネズミ、ウサギは、簡単に繁殖でき、安く手に入れることができるので、ひとつの動物実験が終了すれば、その時点で殺されることが多いようです。しかし一方、大型犬やサルといった、比較的、高価な動物たちは、ひとつの実験が済んでもその苦痛から決して解放されることはなく、ひとつの実験が終了したのち、施設の中で傷や病気を表面上、回復させ、また新たな実験台として利用されます。そして心身共に衰弱し、その命が力尽きるまで、実験という名の虐待が延々に繰り返されることになります。

日本の研究者は、動物実験を行って論文をまとめ、海外の医学雑誌などに研究を投稿してはじめて、カルチャーショックを受けるといいます。「この実験は、動物虐待ではないか」というコメントがつけられて、出版社から差し戻されるのです。まだまだ実験動物に関する扱いや意識は日本では低いというのが現状のようです。

日本実験動物学会が90年に発表した、年間の実験動物の数は、イヌが85000匹、ネコが15000匹、ネズミやウサギ、モルモット、サルを合わせると、約800万匹という膨大な数にのぼっています。これらのことがCMなどで有名な、国内の大手メーカーの研究施設で商品作りのために日夜行われているのです。もし、まだピンとこないようでしたら、ためしにみなさんの使用している洗剤や化粧品、薬品のパッケージにあるメーカーの連絡先に「この商品は、動物実験をして開発されたものですか」と、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

おそらくたいていのメーカーでは、言葉を濁すことと思います。大手化粧品メーカーの資生堂やコーセーでは、最近、動物実験に対する世論の高まりを配慮し、一切動物実験をせずに作られたという化粧品が発売されてきました。しかし、ほとんどのメーカーでは、動物実験をいまだに繰り返し続けています。また、その実態は、商品のイメージダウンを恐れてのことか、年々、巧妙化する傾向にあり、実験施設を別会社に、業務委託するといった形で動物実験が行われており、消費者が簡単にその実態にふれることはできません。代替法が確立されはじめ、人にも動物にも優しい動物実験を行わずに開発された商品が発売されてきているというのに、まったく減らないこの膨大な数の動物の犠牲は、古い慣習からくる、時代錯誤ともいえる不必要な実験が、まだまだたくさんあるということを物語っているようにも思えます。

あるとき、関西の中学生たちが、課外授業の題材として「動物実験」を取り上げたそうです。そして、さっそくその実態の把握につとめようと、日本でも有名な化粧品、洗剤メーカー7社に動物実験に関するアンケートを送ったそうです。しかし、いくら待てども返事はなかなか届きません。結局、七社送ったアンケートの中で、返答があったメーカーはたったの1社だけだったといいます。しかし、その1社すらも、「動物実験は、簡単にはわりきれない側面を抱えている。実験に関する詳しい内容については企業秘密で明かすことはできない。しばらくはあたたかい目で見守って欲しい」、といった曖昧な返答だったといいます。 結局、アンケートでは日本を代表するような大手7社のうち、たったの1社からも動物実験に関する情報、具体的な内容やその成果、必要性についての解答は得られず、アンケートを送った中学生たちをたいへんがっかりさせる結果に終わりました。

これらの結果は、わが社は消費者本位です、と、いわんばかりのメーカーが、動物実験による商品のイメージダウンを恐れ、おおやけにする気はないと口を閉ざしてしまった、いい例だと思います。動物実験の重要性や必要性をメーカー自身が完全に理解し、必要であると説得するだけの材料をもっていないから、中学生の純粋な質問に対してすら、答えられなかったのでしょう。

ドレーズテストといって、化粧品や洗剤で、人間の身体に有害になるであろう成分を、ウサギの目に塗りつけるというテストが行われています。ウサギの目には涙腺がないので、薬品が流されない分、直接、反応を見ることができて、たいへん好都合だといいます。わたしたち素人眼にも、瞳をこじ開けられたまま固定され、シャンプーを眼に注入され続けるウサギの姿は、近代的とも科学的ともおえません。こんな残酷な実験が繰り返されて新製品が作られていることを知っている人はまだ少ないと思います。

もし、できればやっておいたほうがいい、といったレベルで行われている動物実験があるとするなら、即刻、廃止、または必要最小限の実験に留めて欲しいものです。「一応」や、「念のため」の裏側で、どれだけの動物たちが犠牲になっているのでしょうか。

海外では「クルエルティ・フリー」(残酷な実験の行われていない)の商品が出まわっており、消費者は、そういう目でも商品を選ぶことができます。

実験と内容とその重要性について、商品を購入する側のわたしたち消費者には、当然知る権利があるのではないでしょうか。商品の特性上、どうしても必要な動物実験も確かにあるのかも知れません。わたしたち人間の命は多くの動物たちの犠牲の上に、守られ、救われているのも事実だと思います。
しかし、今の日本のように、すべてにおける動物実験の実態が、どんどんとオブラートに包み隠され、商品を選ぶ権利があるはずの消費者であるわたしたちに分からないように隠蔽されている現状では、いったい私たちは何を基準に商品を選べばよいのかわからない状態にあります。

絶対に必要な実験だというのであれば、メーカーは、それはそれとして堂々と一般消費者に情報を公開するべきではないでしょうか。動物実験の必要性をすべて納得のうえ、商品を選びたいというのは決して消費者としてのわがままではないはずです。できれば、残虐なドレーズテストを行って、刺激性等の安全確認をしなくては発売できないような、危険な成分の入った商品は避けて通りたいものです。

それに反して、もし消費者に情報開示ができないような、メーカー側が後ろめたさを感じながらこそこそとやっているような動物実験があるとするならば、それは即刻、廃止するべきではないでしょうか。

メーカーの目的は言うまでもなく「商品が売れる」ことにあります。最近では動物実験にかわる代替法も確立しつつあり、動物実験をしないで作られた、環境にも動物にも人間にも優しい商品発売されています。同じ地球に生を受けたもの同士、わたしたちでも出来ることからこれらの動物たちを減らすことを考えてみたいものです。たとえば、商品を選ぶ際、メーカーに動物実験の有無を確認する、もしくは動物実験を行っていないとパッケージにかかれた商品を購入するなど、意外と身近にできることはたくさんあります。

わたしたち消費者が、動物にも人間にも優しい商品を知り、それを選ぶようにすれば、必然的にメーカーは動物実験の代替法を考えざる得ない状況になることでしょう。それはメーカーにとって決してマイナスなことではないはずですし、そうなれば、多くの尊い動物の命を救うことに繋がるのです。
また、動物実験はメーカーや大学などだけではなく、ごく一般的な公立中学校や高校でも行われています。これは、欧米などの先進国では考えられないことのようです。

日本ではいまだに理科の実験で、カエルやフナ、ラット、時には教師が拾ってきた仔猫などが、生物の身体の仕組みを学ぶために解剖されています。これらの実験はほんとうに必要なことなのでしょうか。西欧では、獣医大学の授業でさえも、解剖学の授業はプラスティックモデルを通常は使用し、治療目的ではなく、健康な動物を授業の実験材料のためだけに実験台として利用するようなことはないといいます。国内でも麻布大学など、一部の獣医大学では、動物の命を守るための職業を目指すために、動物の命をひとつでも粗末にするようなことはあってはいけないと極力、動物実験を減らす方向で改善が行われている大学もあります。

海外の動物愛護先進国に乗り遅れないという理由にとどまらず、命の大切さを若い世代のひとたちに伝えていくためにも、馴れ合いになっている動物実験の本来の意味、その必要性、そして命の尊さについて、教育の現場から改めて考え直す時期にきているのではないでしょうか。

わたしたちにできることのひとつとして、自分または我が子の学校の授業で、動物を犠牲にするようなものがあれば、別の方法はないのか提案してみることもひとつの方法でしょう。もし仮にそこで授業が中断されなかったとしても、そのひとりの意見をきっかけに、学校側が長年慣例として行ってきた動物実験について、教師や生徒たちのあいだでその是非について考えるひとつのきっかけにはなるはずです。

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著者プロフィール
 Pride of the Japanese

現役キュレーターの中でトップのアクセス数を誇るSharetuber。世界を飛び回る国際ボディガード歴20年。護身術師範。悪質なクレーマーや反日左翼と戦う某公的コンサルティング団体顧問。喧嘩上等。「I'm proud of the fact I was born in Japan.」