気になる靴の臭いケアできてる?毎日じめじめな梅雨シーズン!コーヒーを淹れた後の抽出かすで手軽に臭いをとる!
ドリップコーヒーを淹れた後に残るコーヒーの出殻し(コーヒーかす)はポイとゴミ箱に捨ててしまうものですよね。何かいい活用はできないものかな。と、毎日コーヒーをドリップで飲む人なら一度は考えたことがあるかもしれません。
中には冷蔵庫やトイレの消臭や肥料などに活用している人もいるようですが、実は革靴のお手入れにも活用できるんですよ!
靴のお手入れは見た目だけでなく臭いを取るのも重要!!
革靴を磨く前に、まずはキツイ革靴の中の脱臭から!コーヒーかすで充分に効果が発揮されますよ。コーヒーかすに消臭効果が期待できるのには理由がありあます。焙煎されたコーヒー豆の表面は活性炭とよく似た構造で、多孔質で表面積も広く、臭いを最大限に吸着してくれるので消臭効果が高いんです。
コーヒーの抽出かすには以前から脱臭効果があるとされてきましたが、UCCの実験でコーヒー抽出かすは活性炭※以上にアンモニアの脱臭効果が優れていることがわかりました。なぜコーヒーの抽出かすには脱臭効果があるのでしょうか?
コーヒーの抽出かすの持つ3つの要素がアンモニアに作用し、脱臭効果をもたらしていると考えられます。
コーヒーの抽出かすは、一般的に家庭用消臭剤に使われている活性炭とよく似た構造をしており、この多孔質な構造によりコーヒーの抽出かすの表面積が増え、いやな臭いをキャッチし、吸収しています。
また、コーヒーの抽出かすは酸性のため、アルカリ性であるアンモニアを中和させアンモニアの吸収率を高めています。
さらに、コーヒーをいれた後の水分を含んだままの状態の方が、アルカリ性分を吸着、中和しやすいこともわかっており、このことがさらなる脱臭効果につながっていると考えられます。
「コーヒーの抽出かすを使って消臭剤を作りたいけど、乾燥させるのが面倒…」という方も、コーヒーをいれた後のぬれたままの状態で活用してみてはいかがでしょうか?
出典:コーヒーはUCC上島珈琲
出典:コーヒーはUCC上島珈琲
コーヒー抽出かすの電子顕微鏡写真
明日も同じ靴を履きたいけど臭いがきになる!お手軽な消臭方法は?
よく乾燥させたコーヒーかすを、使い古したストッキングや不織布に入れて、帰宅してから朝まで両足の靴の中にいれておきます。あれば小さなコットンの巾着を利用すると玄関に置いておいてもおしゃれです。
しかしコーヒーかすにカビが生えてしまっては、靴の中の環境に悪影響なので、3日に1度は交換して上がるといいですね。脱ぐたびに行うとより効果的です。
コーヒーかすを乾燥させる方法は、なるべく平たく広げてベランダなどの風通しの良いところに置くのがベストですが、風邪の強い日はラップはせずにひとまず冷蔵庫に。どちらの場合もたまに混ぜて均一に乾燥させましょう。
常温でキッチンに放置しておくとコバエが寄ってきてしまうので注意です!
何足あっても足りない梅雨時期の靴!ずぶ濡れの靴を乾燥&消臭!
もしも雨でズブ濡れになってしまった時には、手入れのしにくい皮靴の中の雑菌はいっぱい!更に濡れたまま放置することで臭いの原因を作り出します!だからと言って帰宅して乾燥させたコーヒーかすが常にある人のほうが少ないはずです。そこで準備するのは乾燥させていないコーヒーかすです。むしろコーヒーを淹れた直後の、湯気が立つ程熱々なものほど即効性あるんです!
帰宅後はひとまずコーヒーを淹れてゆったりとくつろぐことから始めちゃいましょう。
手順
①靴を大きめビニール(ゴミ袋など)に入れます。左右を少し離して置くのがポイントです。このとき、靴は雨や汗などで濡れたままでいいんですよ。②コーヒーかすを小皿に置いたり不織布の袋などに入れ、靴と靴の間に置いたら大きめビニールの口を軽く折りたたんで完了です。
1時間もするとビニールの中は濃厚なコーヒーの香りでいっぱいに。嫌な匂いはすっきり消されていますよ。
③袋からコーヒーかすだけ取り出し(不織布の袋ならそのままでもOK)袋の中にドライヤーの熱風を送り込みます。靴を早く乾かく方法として有効ですが、手を放してほおっておくと火事の原因にもなりかねないので、その場合はビニール袋から靴も取り出してドライヤーで通常通り乾かしてくださいね。
湿気が気になる季節はイライラせず、お手入れは手軽に
コーヒーを飲んで一休みしてしているうちに、靴が消臭されるなら毎日のお手入れに生かせそうですね。 消臭の後捨ててしまう前にもうワンポイント!黒や茶色の革靴なら、包んだコーヒーかすで軽く磨いてみてください。程よいワックス効果があり、ツヤが出てきて一石二鳥です! このお手軽な脱臭方法に使用するコーヒーかすは、ドリップパックでも充分です。