家も人間関係も変えられない人の「人生を変える」たった1つの方法

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この世に、人間が変わる方法は、3つしか存在しない。

元マッキンゼー会長で、今もなお様々なビジネスで活躍中の大前研一氏は、著書の中で人間が変わる方法は3つしかないと語っています。


【人間が変わる3つの方法】

1.住む場所を変える

2.付き合う人を変える

3.時間配分を変える

ちなみにもっとも無駄なことは、「決意を新たにすること」だそうです。

新年に打ち立てた壮大な決意が、年末にも維持されていることは少ないでしょう。

しかし、自分の意思や財力では、「住む場所」も「付き合う人」もそう簡単には変えられない!

という人も少なくないでしょう。

「時間配分を変える」の答え

「一日の時間は誰しも平等に24時間」なのは分かっているけど

みんな分かっているはずです。


「ダイエットのために、夜食をしなければならないこと」

「帰宅後TVやYoutubeを見ずに、読書や英会話をした方がいいこと」

「ベットの上でスマホをすぐに手放し、1秒でも早く体を休めたほうがいいこと」


「時間配分を変える」とだけ言われると見落としがちですが、自らが望むような姿に変化するためには、ストレスがかかるのです。

しかし、これらの誘惑に毎日打ち勝ち続けることは、ほぼ不可能です。

なぜなら、人間は現状すでに、誘惑に打ち勝つためのエネルギーを限界まで使い果たして生活しているからです。


なので、「時間配分を変える」ためにできる手立ては2つ。

1. 誘惑に打ち勝つための意思のエネルギーを増やして、有意義なことに挑戦する。

2. 意思の力を使わずに、有意義なことに挑戦する。


今回は、2の解決方法についてご説明します。

唯一の方法は【習慣化】すること

習慣化で時間配分を変えられるカラクリ

習慣とは、無意識に実行される行動を指します。


私達は、朝起きたときや食後に歯を磨くことが習慣化されていますが、これは決して生まれつきの能力ではありません。最初は面倒だった歯磨きを、親から言われながら、虫歯で歯磨きの重要さを実感しながら、毎日やり続けることで習慣化したのです。

「虫歯になるから歯磨きしなきゃ!」

などと毎回考えることはないのです。

【注意点】

意志力を使わずに、ストレスのかかる有意義なことに挑戦すると前述しましたが、それは長期的にはという意味です。習慣化するまでは、意志力を使う必要があります。

意志の力は限られている。

要するに「どこに意志力を使うか」が重要なのです。


意志の弱い人は、目の前の問題に対処するために大量に意志力を使い果たします。

逆に「意志が強い」と言われる人は習慣化することに意志力を使っているのです。

【習慣化】のゴールは??

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「とにかく続ける」でもいつまで?

習慣化に要する日数は、平均2ヶ月程度だと言われています。

しかし、この日数には当然個人差や行動の難易度による差があり、18日で習慣化できた人もいれば、240日かかった人もいるため、一概にはいえません。

【事例】

・リチャードバンドラの研究では21日間で習慣は身に付く→簡単な習慣ならば出来る

・ロンドン大学の研究では→65日間

本当にあなたの人生を変えるような行動であれば、それは当然困難なものであり、数日で習慣化できるはずがありません。

2か月は長いと思われますが、自分の一生身に着けたい習慣を年に4個も身に着けられると考えれば、短いと感じられるかもしれません。

習慣化を成功させるための行動

「トリガー」「場所」「時間」を固定

・トリガー=きっかけになる動作

・時間=これくらいの時間にこれをやると大体決める

・場所=やることによって場所を変えたりする。風呂は瞑想。部屋は勉強。居間はテレビ

場所を選ばない場合は別な条件を決めてもいい/アガサ・クリスティ

習慣化はもので分けることも出来る。仕事用のPCとアニメみる用のPCを分ける等。

どうでもいい細かい習慣やこだわりを作る

たとえ小さな事でも、習慣を続けることで、習慣化に必要な意識力が鍛えられていきます。

まずは小さなことから、必ずこれをやると決め守り続けることで、大切な習慣が身につけやすくなります。

例えば、「携帯を利き手と反対側で使う」など

意志力が一番強い朝に行う

心理的にも安定し、早起きも同時に身につきます。

早起きのために、もっとも簡単な方法は、早く寝ることです。

【悪い例】

朝、通勤・仕事で意志力を使い果たす

 →夜、勉強などやろうとするが「もうやめて!意志力のライフはゼロよ!」状態

 →そして、自分は意志が弱いと自己嫌悪になる。といった最悪のサイクル

※自己嫌悪は、意思の力を弱め、習慣化を阻害します。

6時間以上の睡眠を死守する

6時間以下の睡眠では、意思の力を低下させるため、習慣を途切れさせる原因になりやすいです。
「もっとがんばらないと」ではなく「もっと寝ないと」

※10時間以上ねるのは寿命を縮めてしまうという研究成果も...

有酸素運動

有酸素運動によって、BDNという物質が脳から分泌され脳が活性化し、意志力が強化されます。

有酸素運動は5分~10分の散歩程度で十分 エレベーターを使わずに階段を使う

【最初のコツ】

これくらいでいいの?というものたりないくらいの小さなことからスタートする。

取り合えず3分→面白いから5~10分が理想

休日も習慣化する

この時間に遊ぶと決めることで自由時間すらも習慣化してしまいましょう。

そして、2週間ごとに1日休みの日を設けましょう。


なにかやらなくちゃと慌てることは、意思の力を消耗します。

この時間遊ぶ決めると、習慣化する力を温存することができます。

【ゆっくりと休まないと仕事のモチベーションが...という方】

研究によると、旅行などの連休によるリフレッシュ効果は2週間しか続かないことが分かっています。

習慣化を成功させるための思考

良い思考

「出来なかったときはまだできないだけと 慣れればできると そのうちなれる」

「まだ辛いけど、つづければ続けるほど楽になっていく」

「まだ慣れていないだけ、まだできないだけでこれからどんどんうまくやっていける」

「今日より明日 明日より明後日の方がうまく上手に楽にできる」

「いまできなくても、なれてくればできるようになる」(ことが大事)

「今の苦しみに目が向くのではなくて、今日やっとけば明日楽にできる」

悪い思考

・1日2日途切れたときの、「自己否定」

習慣がきれる条件は「自己嫌悪した時」なので自分を責めてはいけない

どうすれば解決できるかだけを考える


・やる前に言い訳を付ける

「人間だから間違えることもあるさ」と寛容に


・明日から本気だす

※実際にやらないと意味ない。あしたやればいいやは絶対ダメ。

実践が途切れた瞬間に習慣が終わってしまう。

いかがだったでしょうか?

家も人間関係も変えられない人は、「習慣化」によって「時間配分を変える」しかない!

ということで、難易度の高い「習慣化」を成功させるための方法を紹介しました。


みなさんが、実際にこの記事に書かれていることを実践し、自分の力で人生を変えていけることを願っております。


postscript

習慣化の鬼で知られるイチロー選手の「毎日朝食カレー」も強靭な意志力に貢献しているかもしれませんね。

著者プロフィール
Sharetube