
サムネイル出典:高知家で暮らす。─ 各市町村紹介 ─
いつどこで地震が発生するか予測はつきませんが、歴史をひもとくともうそろそろあってもおかしくないと考えられているのが南海トラフ地震です。 南海トラフ地震は静岡から九州まで、東西700km以上に災害が及ぶと言われています。 影響範囲が広いことに驚きますが、この地震で3番目に被害が大きいと想定されているのが高知県です。 高知県にどの程度の影響があるのか理解して、今後の対策をしていきましょう。
高知県の津波影響想定地域はどこ?
南海トラフ地震は東日本大震災と阪神大震災の2つがあると言われています。 地震の揺れによる倒壊と津波となれば、穏やかな気持ちでは生活ができません。 しかも、高知県の被害が三番と言われると、どの程度なのか?自分が住んでいるところはどうなのか気になります。 影響地域、津波の高さについて以下のサイトから内容をまとめました。
http://www.asahi.com/special/nankai_trough/
南海トラフ地震の被害想定に関する朝日新聞デジタルの特集ページです。お住まいや仕事場などの市区町村を選ぶと、予想される最大震度や最大津波高、被害想定などが表示されます。
地域の震度と津波
①震度 ②最大津波高 ③1m津波が到着する最短時間 高知市 ①7 ②16m ③16分 室戸市 ①7 ②24m ③3分 安芸市 ①7 ②16m ③8分 南国市 ①7 ②16m ③17分 土佐市 ①7 ②24m ③16分 須崎市 ①7 ②25m ③15分 宿毛市 ①7 ②25m ③8分 土佐清水市 ①7 ②34m ③4分 四万十市 ①7 ②22m ③8分 香南市 ①7 ②15m ③16分 香美市 ①7 ②- ③- 安芸群東洋町 ①7 ②19m ③3分 安芸群奈半利町 ①7 ②16m ③7分 安芸群田野町 ①7 ②13m ③9分 安芸群安田町 ①7 ②14m ③8分 安芸群北川村 ①7 ②- ③- 安芸群馬路村 ①6強 ②- ③- 安芸群芸西村 ①7 ②14m ③12分 長岡郡本山町 ①7 ②- ③- 長岡郡大豊町 ①7 ②- ③- 土佐郡土佐町 ①7 ②- ③- 土佐郡大川村 ①6強 ②- ③- 吾川郡いの町 ①7 ②- ③- 吾川郡仁淀川町 ①6強 ②- ③- 高岡郡中土佐町 ①7 ②22m ③16分 高岡郡佐川町 ①7 ②- ③- 高岡郡越知町 ①6強 ②- ③- 高岡郡梼原町 ①7 ②- ③- 高岡郡日高村 ①7 ②- ③- 高岡郡津野町 ①7 ②- ③- 高岡郡四万十町 ①7 ②31m ③9分 幡多郡大月町 ①7 ②27m ③8分 幡多郡三原村 ①7 ②- ③- 幡多郡黒瀬村 ①7 ②34m ③8分
34のうち津波のない地域は15、残りの19地域はすべて海に面したところです。 最大34m津波(土佐清水市、幡多郡黒瀬村)、津波到達最短時間3分(室戸市、安芸群東洋町) ビル1階の高さが3mとした場合、土佐清水市と幡多郡黒瀬村の津波は11階のビルを飲みこむということになります。 ちなみに東日本大震災で最も高い津波が富岡町の22mで、ビルでは7階。それよりも大きな津波なのです。 2011年3月11日にあった東日本大震災の津波は当時のニュースであったように、すべてのものを飲みこんでいきましたが、それ以上に大きい津波が襲うことになるのです。
高知県の防災計画は以下サイトに掲載されています。
高知県の死者
南海トラフ地震による死者が4.9万人で、そのうち80%が津波による死者と想定しています。 高知県の人口が約76万なので、約6.5%の人口が地震でいなくなるのです。 想定されている死者数では静岡県のほうが多いが、人口割合からいえば、和歌山県についで高知県は高い。
高知県の建物被害
建物が倒壊しての被害が24万です。
全体で約40万戸なので、約60%の建物が倒壊してしまうことになるのです。
想定されている死者数では静岡県や和歌山県のほうが多いが、建物被害は高知県のほうが大きい。
液状化現象もある
液状化現象とは、地震が発生したときに地盤が液体状になって、土地にある建物、電柱、道路、マンホールが傾く・浮き上がる・亀裂を引きおこすことです。 以下サイトでチェックできます。
高知県の南海トラフ情報の取り組みはどうなっている?
地震が発生したら政府の対応によって助かるかどうかが決まると思っている人が多いですが、そうではありません。 政府が方針を各自治体に指示することはあっても、それを具体的計画にしてくのは各県や市です。 各所在地に市町村防災担当課がいますが、そこがどのような計画を立てているのか、具体的防災対策をどうしているかによります。
自治体の防災取り組み
以下の高知県公式ホームページで南海トラフ地震の取り組みがチェックできます。
南海トラフ地震対策課により以下のことが県民に公開されています。 ①シェイクアウト訓練 ②家具・家電の転倒防止対策 ③津波からの早期避難 ④水や食料などの備蓄 ⑤住宅の耐震化
耐震助成金
以下の高知県公式ホームページで耐震化の情報がチェックできます。
高知県南海トラフ地震の影響まとめ
南海トラフ地震による影響は高知県が3番目に被害が大きい。 34のうち津波のない地域は15、残りの19地域はすべて海に面したところです。19地域は津波の危険性があります。 死者が4.9人で、そのうち80%が津波による死者と想定しています。 死者が4万9000人で、そのうち3万7000人が津波による。建物が倒壊しての被害が40万です。 液状化現象も想定されています。 高知県ホームページで南海トラフ地震の取り組みをチェックしてください。
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http://sharetube.jp/article/12800/
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