世界の処刑方法や拷問器具まとめ

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世界の拷問器具と処刑方法をまとめました。

鉄の処女

中世ドイツの拷問・処刑具。処女と呼ばれるのは聖母マリアを模しているから。


人体型カプセルの内側に鋭い針が取り付けられている。犠牲者を閉じ込めて扉を閉じると、針が体中を刺し貫いた。針は急所を避けて貫くように設計されており犠牲者は失血によりうめき声が漏れないように


密閉されたカプセルの中で絶命する。

処女の血を浴びたり飲んだりすると、不老不死に効果があるとされたため、処刑の最中に流れた犠牲者の血を受け止めるようになっていたものもあるという。

ギロチン

フランス革命において受刑者の苦痛を和らげる人道目的で採用され、以後フランスでは1792年から1981年まで使用された。「断頭台」、「断首台」とも呼ばれるが、これらはより正確に言えば斬首刑の執行の際に用いられる台全般を指し、ギロチンに限らない。またギロチンのような断首装置の原型は13世紀のヨーロッパにはすでに存在した。

ファラリスの雄牛

石抱

笞打に屈しない未決囚に施された拷問。牢問と呼ばれて、正規の拷問の前段階として行われた。

まず囚人は後手に緊縛される。囚衣の裾をはだけて脚部を露出させ、十露盤(そろばん)板と呼ばれる三角形の木を並べた台の上に正座させ、背後の柱にしっかり括り付ける。この時わずかに後ろにのけぞるように縛り付ける。石が胸部を圧迫しないようにするためである。三角の木材の鋭角の稜線が体重で脛に食い込んで苦痛を与える仕組みとなっている。さらにその太ももの上に石を載せる。石の重みで脛の部分に三角木材の稜線がさらに食い込み、非常な苦痛を味わわせることになる。しかしただ載せておくのではなく、石の端は左右に揺らされ更なる苦痛が与えられる場合が多い。

ガロット

回転する力を活用して、スペイン人は首を締め上げ、激痛を伴いながら人を死に至らしめる機械を発明した。

初期のガロットは屈強な執行人が必要だった。

縄を首にかけ、柱の後ろで結び、棒を回してねじりあげる。

棒を回せば回すほど、首は縄に締め付けられる。

最終的死因は窒息死。

審問椅子

宗教裁判と言えば、この椅子(「審問椅子」または「拷問椅子」)を抜きにしては語れない。

今もなお、拷問現場で使用されているこの「審問椅子」「拷問椅子」は、時代の技術にあわせてモデルチェンジをくり返しながら今日にいたっている。

現代のものは、電流が流れるようになっているものもあると言う。


この椅子に座れば、刺でどういう目にあうかは一目瞭然だろう。

被害者は必ず全裸で座らされ、それだけでもう地獄の苦しみを味あうのだが、審問が進むごとに、揺さぶられたり手足を殴られたりして、激痛に追討ちをかけられることになる。

八つ裂きの刑(四つ裂き・車裂き・牛裂き)

八つ裂きの刑(やつざきのけい)とは、前近代に世界各地で行われていた死刑の執行方法の一種。

被処刑者の四肢を牛や馬などの動力源に結びつけ、それらを異なる方向に前進させることで肉体を引き裂き、死に至らしめるものである。


古代ギリシャでは、「ディアスフェンドネーゼ」(松の木折り)といい、たわめて固定した2本の木の間に罪人を逆さ吊りに縛りつけ、木が元に戻ろうとする力で股を裂く方法も用いられた。最も重い死刑の形態であり、酷刑として知られる。お気に入り詳細を見る


四つ裂き・車裂きとも呼ばれ、総称して引き裂き刑と呼ばれる。ただし、中世ヨーロッパの「車裂きの刑」は引き裂き刑とは異なるものを指す。


日本においては牛に両足を縛りつけ引き裂く、牛裂きも行われていた

搾木(しめき)

土佐藩では石抱の類似の拷問として、搾木(しめき)が用いられた。

これは木製の大掛かりな器械で、三角形の木をギザギザに並べて向かい合わせに設置し、間に正座させた囚人の足を入れ、上から圧搾するもの。

木馬責め

背を鋭く尖らせた三角形の木材に跨らせる拷問。


 器具は四本もしくは三本の脚があり、馬の形に似ているため木馬という。

 背の角度は45度から60度程度であり、狭角なほど苦痛が激しい。

 脚先に車輪がついており、自由に転がせる物もある。

 また、背の部分に突起を付けた物もあるが、これは膣や肛門に突き刺さり更なる苦痛を与える為の工夫である。

水責め

水責め (みずぜめ) とは、水を使った拷問、あるいは刑罰の総称。古来洋の東西を問わず様々な方法が考案されてきた。窒息させる効果と、冷たい水で体温を奪う効果がある。

石打ち

石打ち

			
石打ち(いしうち)とは古代からつたわる処刑方法の一つである。石撃ちと表記することもある。


下半身を生き埋めにして、動きが取れない状態の罪人に対し、大勢の者が石を投げつけて死に至らしめる処刑法。罪人が即死しないよう、握り拳から頭ほどの大きさの石を投げつける。古代のオリエント世界においては一般的な処刑方法であったが、残酷であるとして現在ではほとんど行われていない。しかし、イランや北部アフリカなどのイスラム教国では未だにこの処刑方法を採用している地域も存在し、人権擁護団体などによる批判の対象ともなっている。お気に入り詳細を見る

ユダの揺籃


ユダの揺籃

			
この拷問は、中世から今日まで大体同じ手順で行われている。

この器具の使用目的は、受刑者を殺傷することではなく、「眠らせない」で拷問を行うことにある。


受刑者は滑車などで吊り上げられ、「ユダの揺籃」の円錐(三角錐の場合もあり)の上端に下される。

このとき円錐の上端を、肛門、膣、陰嚢の下、尾てい骨の下、などに当てがうので、受刑者の体重で、それらの箇所に圧力がかかることになる。


さらに受刑者は、無圧力状態の浮いた状態から、全体重分の圧力が加わる状態まで、体勢が変えられるように、腰に巻いた金属製のベルトに掛けたロープ(鎖)で吊るされた。

がみがみ女のくつわ

がみがみ女のくつわ

			
「男の前では女は黙るもの」という“男尊女卑”の慣習に反した女性を戒めるために「さらし刑」に用いられた。内部に鉄の突起があって口に押し込むことになるが、鋭い刺や刃が仕込んであると、舌にとりかえしのつかない傷を負う。広場の杭に縛られてさらしものになったうえ、さんざん殴られ、汚物を塗りたくられる。大けがで苦しむだけでなく、死にいたることもある。

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