人には必ず“ひとつ上”というものがある。そこに的をしぼって勉強していけばラクなんです。で、それをやったら、また“ひとつ上”をやる。これをやり続ければ、死ぬまで上に行くんだ。

神様は上から、じぃっと、あなたを見ています。あなたが何をやったかを見ています。そして、世の中を、人を悪く言っていないかを見ています。世の中や、人の悪口をいっさい言わないで行動できれば、それだけでも成功者なのです。

まず自分がしあわせになる。世間の人は、他人がしあわせになるために自分を犠牲にしなさいっていう。そうじゃないの。自分がしあわせじゃないと、他人をしあわせにできません。だって、募金するのだってそうでしょ。お金を持っていなかったら、募金できない。

「重ねる」ことを「続ける」と、それが力になる。単に同じように継続するのではない。とりあえず、さまざまなやり方を試してみる。やってきたことを経験として次々と重ね、さらに変化をつけて仕事のやり方を改良すれば、能率は上がるし、よい結果を生み出す。仕事の方法が熟成されていく。

「親がつけてくれたものは、九九・九九％まで役に立たない」と思ったほうがいいですよ。「今から、自分の手で全部つかみとるんだ」という気持ちになるしかない。

生まれてきたらこっちのものだから、自分がどうだ、他人がどうだというのはどうでもいい。今の自分で勝負するんです。今の最高な自分に、いいことを一つ、また一つと足していくだけ。そうすればすべてうまくいきます。

成功する人っていうのは、何をしても成功するんだよ。なぜかというと、心がまえなんだよ。成功する人は、成功する考え方を持ってる。逆にいうと、成功しない人間は、見事に成功しない考え方を持ってるんだよ。

自信があるように見えなきゃダメなんだよ。態度、物腰、髪型、服装、みんな自信満々に見えなきゃいけないんだよ。本当にあるかどうかは別として、そう見えるようにふるまうんだよ。実力じゃないんだ。自信たっぷりに見えるように努力しなくちゃならない。

いろいろ問題を抱えるのは、君に魅力がないからだ。魅力さえあれば、たいていのことはうまくいく。うまくいかないのは魅力がないということなんだ。

人は環境に影響されるんですよ。ツイてない人間とつきあうとツキがたちまちなくなっちゃう。否定なこと言っている人間といるとツキがすっとなくなる。

速いうえに、間違いなく仕事することはできるわけがないと、思われるかもしれませんが、どうしたらいいだろうと考えると、人間はできるものなんです。

楽しく機嫌よくしているとなぜか必ずいい方向へ向かっていく。

世の中って、本当に簡単なんだよ。利害関係のない人を褒める。二度と行かないそば屋とか、あるじゃない。そういう人を褒める。そうするとそれがクセになる。

人間社会に、「ただ働き」というものはないんです。与えたら、その与えたものが、あとで返ってきます。不思議な話のように思われるかもしれませんが、これが、社会の摂理というものなんです。

考え方は、現実の言動に影響を及ぼします。考え方を変えれば、言動が変わります。体の反応まで変わってくるのがわかるでしょ。それがさまざまな場面に表れてきて、よい連鎖反応が起きてくる。つまり、考え方を変えるということは、生き方そのものが変わるということです。

「人の心がパーっと晴れるような、肯定的な言葉」「人の気持ちを明るくする言葉」そんな言葉しか使わない。

勢いなくして、この世の中で成功することって、ないよ。運をよくするには、生き方に勢いがある、っていうことが必要なんだ。どうやったら、勢いがよくなるかって、目標に向かって気合いを入れて進むことだな。そうすれば、勢いなんか勝手につくよ。

“いいこと”と悪いことはセットで起こるものなんです。だからといって、“いいこと”が起きたときにビクビクすることはありません。躊躇も遠慮もなく、つかむんです。なぜかというと、“いいこと”だけつかもうと思っていたら、何もつかまらないから。

これからの時代は、人を喜ばせないとだめだよ。日頃から人というものはどうしたら幸せになるんだろうとか、そんなこと考えてたらある日、他力がでる。感謝が足りない奴には助けがでない。出来ることを一生懸命やらなくちゃいけない。他力が寄ってくる人は他力に気がついている人なんだ。

最近は本を読む人が少なくなったようです。でも、それはもしかしたらとても大きなチャンスかもしれません。なぜなら、いまたくさん本を読んでいれば、他の人よりも頭の中に入れる材料が増えて、豊かになるからです。みんなが本を読んでいたら、いくら自分が読んでも目立ちません。

笑顔でいられると、人徳が全然違います。それから、話をすると、相手の気持ちを軽くしちゃう人。話して、人の気持ちが明るくなって、軽くなるようなことをしていれば、その人って、人徳がどんどん、どんどん、ついてくる。それで、人徳がある人って、いいことばかり起きるのです。

きれいな公園にだって、ゴミ箱はあります。でも、きれいな公園に行ったら、その美しさを見ればいいのです。ゴミ箱を見る必要はありません。

人間は、すべて七十八点が最高なの。それなのに、百点をとろうとするから、無理がある。だからといって、手を抜いていいんじゃないよ。『完璧でない自分が、完璧を目指したら、当然のごとく失敗した。また次に完璧を目指そう』。こう思うと、失敗することが楽しくなる。

もし、どんどん悪くなっていくとしたら、それはやり方が間違っているだけなのです。うまくいかないときは、それは神様が「やり方が間違っている」と教えてくれているだけなのです。

現実には、楽しいと思えないようなことも起こるよね。でも、「あのとき、ああだったから、今、こういうふうによくなったんだ」と思えるときがくる。しあわせだなって思えるときがくる。

オレも若いときは、エラそうに、えばってる社長たちを見るたびに、「ふざけるな」「オレはおまえたちに負ける気がしねぇ」って、本気で思ってたよ。オレも若いときは威勢がよかったんだよな。そう思って、気合いを入れて目標に向かって突っ走ったんだよな。

人間は今に満足して、幸せだなあと言っていると、次の展開が出てくるの。幸せって、幸せを噛み締めながら生きていると、幸せが続くものなの。いつまでも上を目指して追いかけていくんじゃなくて、「幸せだ」「幸せだ」と言いながら歩くことが幸せを向上させることなの。

困ったことが起きたとき、声を出して自分自身に問いただしてみるのです。「私は本当に困っているのか」と。そして、「わたしは本当は困っていない」と思えたとき、あなたは成功への道を一歩踏み出したことになるのです。

成功する人は「良い口ぐせ」を持っています。失敗する人は「悪い口ぐせ」を持っています。たった、それだけで人生が決まってしまうのだから、こわいですよね。

虎に羽（＝勢力あるものにさらに勢力を加えた状態）が生えたぐらいのヤツには優しさがある。優しさがあるから魅力がある。魅力があるから人が集まる。かっこいいの。

サービスでつける品は適当ではダメなんだよ。タダであげるもので、そこの経営者の気持ちに真心があるかどうかがわかるんだよ。だから、タダだから手を抜くんじゃない。

お金持ちには二種類あります。ひとつは、稼いだ結果、一時的にお金持ちになる人。もうひとつは、そのあとも、ずっとお金を持ちつづけている人。本当のお金持ちは、ずっと持ちつづけている人のことです。そうした人たちは、お金を有り難いと思い、本当に必要なものでなければ買わない。

周りのことはどうでもいいのです。一番大切なのは、あなたが肯定的かどうかということです。周りの人に左右される肯定論者であれば、それは大した肯定論者ではありません。「あの社長ではヤル気が出ない」というのは、関係のないことなのです。

わたしは普段95％は心が天に向かい、自分はどうあるべきか考えて、行動しています。天から見ている人がいたとしたら、どういうことをすればいいか、そう考えると答えがでやすいです。