衝撃の砂漠の実態!砂漠で100人以上が死亡した原因
地球の約3分の1は砂漠で、現在も温暖化や、土地の荒廃、気候による乾燥など、様々な理由から砂漠化が広がっていると言われています。
砂漠は、砂や岩石が多く、降水量が極端に少ないため、乾燥などで土地が荒廃し
植物がほとんど育たない過酷な地域で、水分が非常に少ないため、
日中は焼けるような暑さに襲われ、夜には震え上がるほどに冷え込むという、
昼と夜の温度差が極端に激しい場所なのです。
改めまして、こんにちは!
今回は、通常でも過酷を極めるような砂漠で起こる様々な自然現象に迫ってみます。
砂嵐
強風によって、塵や砂が空中に激しく吹き上げられ、上空高くまで竜巻のように巻き上がる現象です。
砂漠で砂嵐が起きると、空中の砂塵により呼吸をするのも辛くなり、
また視界も容赦なく悪くなりとても危険です。
実際サハラ砂漠では、難民が砂嵐に巻き込まれ行方不明になる事も多く、
ミイラ化した遺体が見つかることも珍しくないといいます。
また、これが都市部まで到達した場合は視界不良による事故多発などにも繋がります。
さらに大規模な砂嵐の場合、隣接する周辺の国まで影響を及ぼすこともあります。
これは日本にも影響があり、たまに観測される、「黄砂」がそれに当たります。
洪水
砂漠地帯では、基本的にほとんど雨は降らないのですが、数年に一度の頻度で大雨が降ることがあります。
ここで起こるのが恐ろしい鉄砲水です。
本来、砂漠の砂や土は極めて乾燥しきっており、固まった状態になっています。
その状態に一気に雨が降っても、水が地表に吸収されるには非常に時間がかかり、
そう簡単に水を通さない状態になっています。
その吸収されない水が、激しい鉄砲水となり、
地表の「ワジ」という干上がった川を伝って砂漠地帯を容赦なく襲います。
これが、非常に危険で、一気に大洪水へと変化した流れは、
逃げる暇もないほどのあっという間のスピードで周囲を飲み込み、
恐ろしい大災害へと繋がります。
そのため、砂漠で一番多い死因というのは、以外にも溺死だというのです
2009年にはサウジアラビアで106人が洪水によって死亡したという事例もあります。
ちなみにサウジアラビアと言えば、サウジアラビアの砂漠地帯で、古代に造られたとみられる石の構造物400個近くが存在することが、
オーストラリア人研究者によって最近確認されました。
地上では意味のあるようには見えないのですが、地上から100メートルほど、
さらには人工衛星レベルの高度から見ると鮮やかに識別できるという、
ナスカの地上絵を連想させるような建造物で、2000~9000年前に造られたとみられています。
また、その建造物の目的も用途も機能も誰が造ったのか全て謎のままです。
ちなみに発見に用いられたのは地理画像サービス「グーグルアース」でした。
巨大砂漠
世界の砂漠では、サハラ砂漠、ゴビ砂漠などが有名かと思います。よく、一番大きい砂漠はサハラ砂漠といわれているのはご存知の方も多いでしょう。
しかし実際は「通常砂漠」と区別されているのですが、驚くことに南極大陸に
世界最大の砂漠があるのです。
いや、あるというより、南極大陸の大陸全土が砂漠と言われているのです。
南極も北極もとても寒い地域ですので、一般的なイメージとしては
砂漠っぽくないと思うかもしれませんが、
砂漠の定義として、年間降雨量が250mm以下の地域、
または降雨量よりも蒸発量の方が多い地域というのがあります。
そして南極は降雨量が少ない上に極寒により乾燥が進むので、
「極地砂漠」「極寒砂漠」「雪原砂漠」と言う種類の砂漠になります。
ちなみに、2位は北極圏で、3位がサハラ砂漠です。
このように、とても過酷なイメージのある砂漠ですが、
過酷な場所だからこその絶景もあります。
現在は世界遺産に登録されているナミブ砂漠をはじめ、
観光として砂漠を訪れる人も多くなっているようです。
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