知っているようで、意外と知られていなかったネコの能力
日本ではペットといえば、犬を飼われている方のほうが多いかもしれませんが実は世界で最も多く飼われているペットは猫だというのはご存知でしたか?
その数はなんと2億匹以上。
それほど世界中の人々に癒やしを与えている猫。
改めまして、ごきげんいかがでしょうか。
今回は、猫の隠れた秘密をご紹介していきます。
それでは行ってみましょう!
1. ネコの味覚
ネコは本来肉食です。そのため、食べている肉が腐敗していないかを判断するために酸味と苦味に対しては特に敏感にできています。
その習性から、甘いものを食べることがあまりないため、
ネコの舌は「甘味」を感じる味覚がほとんどありません。
そしてもうひとつ、「塩味」もほとんど感じていないそうです。これはネコの主食は肉のため、甘味や塩味のある食べ物はネコにとって
それほど必要な栄養素ではなかったことから、
その味覚がほとんど備わっていないのです。
2. ネコの本気の走り
走るのが最も速い動物はチーターですが、同じネコ科のネコはどのくらいのスピードで走れるのでしょうか?
これは健康で一般的な体格のネコであれば、
どの種でも本気を出すと、だいたい時速50キロ弱で走ることができるそうです。
犬が、個体差はありますがだいたい約20~30kmのスピードで走るというので
それから比べると、やはり速いといえますね。
3. ネコの本気のジャンプ
ネコはもともと肉食動物で、狩りをした獲物を食べて生活していました。そのため、もともと身体能力は高く、同じネコ科の、ヒョウなどは
木登りが得意だと知られています。
その俊敏に動く身体能力は、走るスピードは先ほどの通りですが、
ジャンプ力もスゴイものを持っていたのです。
どのくらいジャンプできるのかというと、身体の約5倍、
およそ1.5mから2mほど跳ぶことが出来るという、
驚きの跳躍力だったのです。
4. ネコが高いところから落ちたら
よくネコはどんなに高いところから落ちても死なないと言われることもありますが、実際はどうなのでしょうか。
ネコが高所から落ちて、平気な高さは2階程度の高さとされています。
これが3階となると、重傷になることが多く、場合によっては
衝撃に耐えられず死んでしまうこともあるようです。
ところが、4階以上になると今度は生存率が上がるというのです。
これは体勢が整えられたり、空気抵抗があるなどの理由があるそうですが、
柔らかい地面であったり、木や植物などのクッションになるものの存在などの
好条件が必要だとの意見もあります。
いずれにしても、高いところから落ちて大丈夫、ということではなさそうです。
5. ネコの手足
驚くことに、ネコにも利き手があるというです。こちらは性別による違いが多いとされ、基本的にメスは右手、
オスは左手になるといいます。
さらに、前脚と後ろ脚で肉球の数や配置が異なり、
前脚には肉球が6つありますが、後ろ脚には5つしかないのです。
そして、ネコは体に汗はかかないのですが、肉球だけに汗腺があり
ここだけは汗をかきます。
これは、肉食動物の特徴でライオンやクマなども同じです。
6. ネコの出産
ネコは一度の出産で何匹も子猫を生むのはご存知かと思います。しかし、そのすべての子猫たちの父親が同じではないかもしれないのです。
これは、ネコは複数の卵子を一度に排卵するので、
発情期間中に複数のオスと交尾をすると1度の妊娠で複数のオスの子を
出産することもあるようです。
そのため、遺伝子の違いから子猫に毛色や模様の違いが出るそうです。
7. 三毛猫の不思議
三毛猫は基本的にはメスしか生まれないとされています。しかし、極々まれにオスの三毛猫が生まれることもあるのです。
三毛猫のオスが生まれる割合は3万分の1という、
奇跡の確率をくぐりぬけてきた希少種といえるオスの三毛猫は、
遺伝子の関係なのか生殖能力を持たないことも多く、
たまたま生殖能力を持って生まれたオスの三毛猫をもってしても、
オスの子猫が生まれる確率はやはり3万分の1程度だというのです。
そのため、希少価値の非常に高いオスの三毛猫は
数千万円で取引されることもあるといいます。
8. ネコの睡眠時間
ネコは1日にだいたい14~16時間ほど寝ると言われています。また、飼い猫や子猫などの狩りをする必要がないネコはさらに長い時間
安心して眠るため、子猫は20時間ほど寝る場合もあるのだといいます。
また、その眠りは浅いとされ、その昔狩りをしていた時の本能で、
次の狩りまで体力を温存しておくためという説もあります。
9. ネコは女性が好き
ネコは一般的に男性よりも女性が好きです。それは、猫にとっては男性が発する低い音を聞き分けるのが苦手とされ、
女性の柔らかくて高い声の方はよく聞こえるので好きなのだといわれています。
また、ネコの聴力は人の10倍あるとされ、
これは獲物の鳴き声を聞き取るために発達した能力であると言われています。
10. ネコと暮らすと健康になる
ネコと暮らすと、血圧が安定したり、心臓発作の確率が低くなったり、という驚きの研究結果が発表されています。
ある老人ホームでは、約80%の人が猫に触れる前と触れた後では、
血圧が下がったそうです。
猫を飼っている人は飼っていない人に比べて心臓発作になる可能性が
3分の1に低下したという発表もあります。
さらに、猫がのどを鳴らすゴロゴロ音には
自然治癒力をアップさせる効果があるとされ、
ゴロゴロ音は人に幸福感やポジティブな思考を与える影響があるとされる
20〜50ヘルツの低周波音のため、イライラした時や気分が落ち込んでいる時に
ネコのおかげで癒されたり気分が明るくなったりすることも多いようです。
最後までお読みいただきありがとうございました。動画版はこちらです。