【被害者300人?】酔った女性を自宅に連れ去り暴行!その極悪手口とは【あなたも被害者かも!?】

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みなさんはお酒を飲みすぎて、「記憶をなくしたり」「電車の中で眠ってしまい、終点まで行ってしまった」という経験はありませんか?

そんな経験がある女性の皆さん。実はあなたは知らない間に犯罪に巻き込まれている可能性があるかもしれません!

特に東海道線を利用していた方は要注意です!

余罪300件の性犯罪者が告白!眠っている女性を…。

「このままでは刑務所を出た後、きっと再犯します」


「伝えたいのは、『生い立ち』と『髪の毛』のこと。警察でも検察でも裁判でもまともに聞いてもらえない。これではただの性犯罪者になってしまう」


 刑務官が背後に座る狭い部屋で、男はそう訴えた。


 それから4カ月後、11月6日午後。横浜地裁402号法廷で、男に判決が下った。求刑は懲役16年。


 男の名は栗田良文(36)。


 名前だけではピンと来ないだろうが、「お姫様抱っこ監禁事件」と言えば、多少、何らかの記憶が喚起されるかもしれない。事件が発覚したのは、2年前の6月だった。


〈監禁:電車で居眠りの女性を 容疑で男逮捕 相模原〉


 当時、このような見出しで毎日新聞(6月19日付)は事件を報じた。


〈電車内で居眠りしていた女性を自宅アパートに監禁したとして、神奈川県警相模原署は18日、派遣社員、栗田良文容疑者を監禁容疑で逮捕した。女性は4日早朝に都内のJRの駅から電車に乗ったまま眠ってしまい、5日朝に目を覚ますと、相模原市のアパートにいたという。部屋には栗田容疑者がいたが、隙を見て逃げだした〉


 その後の裁判で明らかになったところによれば、栗田は、18歳頃から毎週末、早朝の電車で酔いつぶれている女性を探し求め、髪の毛を触る行為をしていた。

出典:“お姫様抱っこ”で女性を監禁 余罪300件の男が告白した「生い...

	

記憶がなく知らない間に性犯罪被害者に!

連れ込みを始めたのは、20代後半から。酩酊している髪の長い女性を発見すれば、「酔い止め薬だ」などと嘘を言って睡眠導入剤を飲ませ、自室に連れ込んだ。


 被害者の数は「300人以上」(本人供述)に及ぶが、起訴されたのは9名について。容疑は強姦2人、準強姦1人、他の6人はわいせつ略取、準強制わいせつ、昏睡強盗などだ。


「事件以来、男性のことが怖くなり、電車に乗れなくなりました。仕事を辞め、電車に乗らなくてもよく、男性と接触しない仕事に変えました。寝ている間にされたので、今でも眠ることが怖く、家以外の場所では一睡もできません」


「被害を知って、ショックで頭が真っ白になりました。いい人として、何食わぬ顔で送り出した被告は、人間じゃない」


 法廷で被害女性たちは訴えた。9人の女性たちは皆、癒えぬ心の傷を抱え、身を切るような苦痛と苦悩の時を生きていた。


 センセーショナルな取り上げ方だった発覚当初と比べ、裁判の過程を追ったメディアはほとんどなかった。


 が、そこでは、「性犯罪者」の抱く闇の深さと、それに対処できない日本の司法の限界が浮き彫りになっていたのである。

出典:“お姫様抱っこ”で女性を監禁 余罪300件の男が告白した「生い...

	

犯人の生い立ちとは?

栗田は1982年、川崎市に生まれた。不特定多数の男性と関係を持っていたという実母は、産んですぐ産院から消えた。栗田の上にも3人の子を産んでいるが、誰一人として育てていない。戸籍に父の名はあるが、実父かどうかは定かではない。


 置き去りにされた栗田は、そのまま乳児院、そして2歳からは児童養護施設へ。そして、5歳で里親=川上家(仮名)に引き取られた。


 川上家には11歳上の姉と9歳上の兄という、2人の里子がいた。


「初めて、自分に家族ができた。これが自分の家で、お父さんとお母さんと姉ちゃんと兄ちゃんができて、何もかもがうれしかった」


「ママ、ママ」と母に甘えて、側にいないと泣いて捜した。しかし、川上家で最重視されたのは躾だった。すぐに小言を言われ、叱られる日々。父からは殴る蹴るなどの暴力も受けた。


 今回の取材では、川上家の「兄」にも話を聞くことができたのだが、きょうだいは皆、「人様に迷惑をかけるな。警察沙汰になったら出て行ってもらう」と常々、言われていたという。「あなたたちと私は、血がつながっていない。いつでも出て行っていいからね」とも。


 事実を早くから宣告することで、自立心を育もうとしたのか、父が鬼籍に入り、母が認知症となった今では確かめる術はない。栗田には、さらに条件がつけられた。


「15歳になったら、施設に戻す。おまえには川上姓を名乗らせない」


 姉と兄は「川上」姓を名乗って暮らしていたが、彼は「栗田」のままだった。親と苗字が違うと、小学校の頃にはいじめにもあった。


 母からは「知恵遅れ」、「ダメな子」だと否定され、自身も他の子より能力的に劣ることを感じていた。

出典:“お姫様抱っこ”で女性を監禁 余罪300件の男が告白した「生い...

	

幼少時にロングヘアーへのフェチズムが芽生える!

そんな環境の中で、栗田が惹かれたものが、「髪の毛」だ。原点は、5歳の時。施設を出て、川上家に引越しをする途中の駅でのこと。


 栗田の記憶は鮮明だ。


「施設から外に出ると、見るもの全てが違う。駅のホームにいた女性の、黒髪のロングヘアーがとてもきれいに見えて、衝撃でした」


 栗田は吸い込まれるように、その髪に触れてしまう。川上の母にはひどく怒られたが、その女性は子どもだからと許してくれた。


 突然、何の脈絡もなく、栗田の前に出現した髪の毛。彼はその虜となった。唯一ほっとできるのは、姉が髪の毛を触らせてくれるひととき。兄は、家族でテレビを見ている時、弟がぼーっと姉の髪を撫でていた姿を思い出す。人形や姉の、髪の毛を切るという行為も始めた。兄から見ても、幼い弟の髪の毛への執着は異様だった。


 小学3、4年生の頃には、電車で寝ている女性の髪をそっと触るようになった。触りながら、車内のポールに股間を押し付けることもあった。「それは母も目撃していたはず」と栗田は言う。


 小学3年の時、教室で前の席の女子の髪を切って大きな問題となった。


 その後も、女子のハンカチやコートを盗み、部屋で匂いを嗅ぐなど、問題行動をたびたび起こした。そこには性的衝動の予兆があった。


 栗田の“電車行動”は、塾に通うようになったことで、頻度が増えて行く。


 小学5年の時だった。


「電車の中でのこと。その人は酔っ払っていたのかもしれないけれど、ずっと触っていても全然起きなくて、こんなにうまくいくんだ!と衝撃だった。手を触っても起きないし、ばれないんだというのが驚きだった。それから、どんどん寝ている女性を探して、髪を触るようになった」


 触りたいと同時に、髪を切りたいという欲求も大きく、ハサミを持って電車に乗ることもあった。


 何が栗田をして、髪の毛にこれほど執着せしめたのか。


 児童虐待や犯罪心理に詳しい、日本体育大学の南部さおり准教授は言う。


「愛着を与えられず育った彼には、拠って立つアイデンティティーがない。唯一のアイデンティティーとなったのが女性の髪の毛だが、それを自由にすることは人から否定される。犯罪行為に及ばないと獲得できないものだった」

出典:“お姫様抱っこ”で女性を監禁 余罪300件の男が告白した「生い...

	

その行為はどんどんエスカレートしていき…。

彼は小学校3年生のときに、黒髪ロングの同級生の髪の毛を無理やり切った。「これが始まりじゃないかな」と栗田被告は自ら振り返る。姉や同級生、そして街中、あらゆる女性の髪の毛に関心を向けた。栗田被告によれば「触ってみたい」という気持ちは小学校時代にエスカレートし「欲しい」に変わった。そうして同級生女子の髪を切り始めたのである。加えて、死体への興味も生まれた。


「サスペンスドラマとか、あるでしょ。あれを親と一緒に観てると最後に死ぬシーンがある。それで興味を持って。なんでかわかんないけど、その興味が『寝てる女性』に変わっていった。寝ていると抵抗がないじゃないですか。ドラマで女性が仰向けに倒れてるところに興奮する。バタッと倒れれば、髪がバサっと動く」


 サスペンスドラマで性の目覚めを迎えた栗田被告は“意識のない女性の髪の毛”に興奮するようになった。


「頭で女の子の死体を想像するの。テレビは、サスペンスドラマを録画して、それで死ぬシーンだけスローで再生して。そして『擦り付け』る。そうしないと快感を得られなかった」


 高校生のころからは外でも「擦り付け」を始めた。電車のドア近くに立ち、座席に座る女性の髪の毛や手を触るという方法だ。


「その位置から頭のてっぺんを触る。座席のところに棒が立ってるけど、その棒に股間をくっつけて、擦り付けてた」


 東海道線の下り電車でこれを繰り返すことで養われていったのは“隙のある女性を見極める”感覚だった。そして目の肥えた栗田被告がもうひとつ見えるようになったのが「同業者」たちだ。同じように眠っている女性に対してわいせつ行為を繰り返す男たちが、栗田被告以外にもいるのだ。この一人から「酔った女性をお持ち帰りしてわいせつ行為をする」様子を撮影した写真を見せられたのが一連の事件に至るきっかけだった。接見室のアクリル板越し、少し得意げにも見える様子で栗田被告はこう語る。

出典:懲役15年・泥酔女性連れ去り男の告白「外に出たらまたやる」│...

	

差し入れに「黒髪ロング写真集」を要求

「睡眠薬を使い始めたのは7年前から。家に連れて帰れたのは300件以上。未遂を入れると倍以上。捕まる3~4ヶ月前ぐらいからはもう百発百中で、(連れ帰れそうな女性の)見極めがついてて、歯止めがきかなかった。それまでは、服を脱がせるってとこまではやってなくて、髪を触る、服の上から胸を触るぐらいだったけど行動がおかしくなっていって、(自分から)病院に行こうと電話したりしてたところだった」


 つまりまだまだ被害者はいるということだ。睡眠薬を飲まされたため、自分が何をされたのか分かっていないまま、生活を続けている女性もいるだろう。


 栗田被告は性的嗜好に問題があることは自覚している。そして彼は「里親は俺の髪の毛のことに対して何もしなかった……」と、里親を恨み続けている。「厳しかった。俺のしたことに対して『変わってる』って言って何度も怒った」という里親は、常日頃から15歳での自立を子供に求めていたという。だが、それより2年早い13歳の頃、栗田被告は施設に戻されてしまった。その原因は「同級生女子のジャージを複数回盗んだこと」だったらしい。栗田被告の中で里親は“子供の危険な性的嗜好をうすうす知りながら、育てることを放棄した”存在となっており、今も面会のたび「なんで俺を家から出したのか」と繰り返している。


 栗田被告は面会取材に際し「1ヶ月に5冊、写真集を差し入れる」ことを要求してきた。指定してくるのは決まって「黒髪ロングの女性の写真集」。彼はこれを「治療のため」と言うが、性的欲求を満たすためであることは容易に想像できる。差し入れが遅れた時には手紙や面会で催促を重ねてくる。8月には「もう今月分で終わりで良い」と自分で言ったにもかかわらず、翌々月には「やっぱりまた頼みたい」と勝手に5冊指定してきた。


 面会取材を重ねる間、公判は遅々として進まなかった。再逮捕による追起訴が続いたうえ、栗田被告は精神鑑定に付されたのである。そして、初公判から2年が過ぎた今年の10月1日、ようやく懲役16年が求刑された。11月6日に言い渡された判決は懲役15年。


「精神鑑定は『フェティシズム障害』って結果が出た。治療に対する意識が高いうちにやらないと」とは言うものの、こうも語るのだ。

出典:懲役15年・泥酔女性連れ去り男の告白「外に出たらまたやる」│...

	

自分の身は自分で守ることが大切

この犯人は懲役15年を求刑され、模範囚となればもっとはやく刑務所から出てくることでしょう。

しかも、本人も治らないから再犯すると公言しています。

本人の言うとおりなら、被害者は相当な数がいるはず。でも記憶がないから警察に訴えることもできなし、立件できない…。

もしかしてあなたも被害者だった可能性が!!

これからの時期、何かと飲み会に参加する機会が多くなるはず。

お酒の分量はしっかりとコントロールしましょう!

著者プロフィール
Sharetube