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「天安門事件・運命を決めた50日間」にみる天安門での学生・市民虐殺、そして背後で支持をしたアメリカ・日本

「天安門事件・運命を決めた50日間」にみる天安門での学生・市民虐殺、そして背後で支持をしたアメリカ・日本

Author:
AIOAIO
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「天安門事件・運命を決めた50日間」にみる天安門での学生・市民虐殺、そして背後で支持をしたアメリカ・日本
NHKスペシャル「天安門事件~運命を決めた50日」に見る学生・市民虐殺と背景・・・
 驚愕な内容であり、そして証言。天安門事件(虐殺)での死亡者は、中国当局が319名以上とする。しかし、当時現場取材のテレ朝記者は、1000人以上ではと述べ、正確な人数は不明(たぶん中国当局は把握している)。この虐殺に至った過程が詳細に分かる。中国共産党独裁は残し、経済開放のみは行う、鄧小平と保守派と、改革、ゆくゆくは他政党となる民主化を考えた趙紫陽(共産党内部改革から始め学生等を支持、しかし鄧小平に屈し失脚・秘書が証言)の権力争いから、鄧小平がわざと人民日報に「学生のデモは動乱である、共産党打倒を掲げている」と記し、これが戒厳令に繋がる。つまり、学生等改革派市民含め、わざと怒らせ、天安門広場に集めさせた。そして、軍の介入。学生等は、北京周辺に戦車をはじめ軍の師団がいくつも取り囲んでいることを知らなかった。しかし、当初軍・部隊も学生・民衆を撃つ気はなく、当初の命令は、司令部隊長等は拒否したという。だが、その拒否は軍規範に触れ、処罰となる。それを恐れた部隊兵士は、当局からの圧力で徐々に追い詰められていく。ついに一人が引き金を引き、他の兵士も学生を撃ち始め、殺戮が始まった(当時のアメリカに亡命した中国兵の証言。また当局に知られないように30年保管した現場写真も公開した)。虐殺された数に関しては、よく知られるように、戦車で引かれたぺちゃんこの遺体や銃殺遺体等全て軍がきれいに片付けた。したがって実数が不明だが、この現場をイギリス大使館関係者(たぶん諜報関連だろう)の綿密に調べ上げた資料が存在し、そこに克明に記されていた。だが、虐殺人数のカウントに関しては、ある場では1000人、他の場では1万人、さらに他では、これまた1000人程度と明確に数を提示する裏付けが取れていないという。少なくとも当局の319人をはるかに上回る学生等が虐殺された。鄧小平はこの時こう述べた「これで中国は20年安泰だ」と。
まだある。当時の国際社会はアメリカを筆頭に国連での中国非難決議をしている。そして西側全ての国々が、中国への制裁を掲げた。しかし、これが驚きだが、ダブルスタンダートだった。その国は、アメリカと日本。アメリカが中国・鄧小平に宛てた裏の手紙が公開された。当時のブッシュ大統領(父)、の鄧小平に宛てた裏の親書。親愛なる友、鄧小平様、現在は大変な時だが耐えてくれ、という内容の文面で、アメリカと日本は協力する・・・と表向きは制裁だが、裏では中国の経済発展のため、アメリカは、中国と相互経済発展利用できるから協力するとの表面文だった。
この虐殺は、現在の若い中国人はほとんど知らない。僕等の世代の中国人は知っているし、悪しき記憶・経験済みだが、天安門を語ることは、公安等の圧力や、処罰の対象となり、ほとんど口にすることがない。タブーとなり決して語ることを赦されない。今回の証言は、学生リーダー(亡命)と中国での人権派弁護士(後に弁護士資格はく奪)、さらに虐殺での遺体の見つからない天安門事件の親達の僅かな証言である。
 鄧小平が、わざと偽情報掲載で学生を嵌め、虐殺までして共産党体制を堅持した結果が現在の中国である。つまり天安門の虐殺の真実は歴史上から藪の中へ消え、若ければ若いほど、歴史として知らない。その代わり、経済的に成功する、国を挙げてエリートを育て、とんでもない資産・金持ちを生み、同時に貧困も生むという、格差・2極化として、経済大国世界第2位の国に成長させた原動力が、天安門の虐殺であったということ、それを裏で、アメリカ・日本が支援したことは、虐殺の隠蔽加担とも言えるだろう。このおぞましい恐怖の皮肉は、今後、中国でいつの日か真実が語られることがあるのだろうか? 
NHKスペシャル「天安門事件・運命を決めた50日間」、この中に今回記述した最新の資料と亡命した中国兵士の証言、虐殺された学生の遺族、そして当時改革派(民主化主導)としてデモ学生側にたった当局側・趙紫陽(墓もなく死去)、その秘書の証言、さらにイギリス大使館・諜報系の資料、そしてブッシュ(父)大統領の鄧小平に充てた裏の親書など、驚愕の映像となっている。
	
	

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