【雑学】鯉を放流すると世界レベルで生態系が乱れる
鯉は上位捕食者で、侵略的外来種である
IUCN(国際自然保護連合)が定める「世界の侵略的外来種ワースト100」に名を連ねるコイ。
ニシキゴイ、ひいてはコイの多くはブラックバスやアリゲーターガー同様の侵略的外来種です。放流は自然破壊である場合が多く、これも自然破壊です。
養殖魚のニシキゴイだけでなく、コイ自体も国際自然保護連合が定めた「世界の侵略的外来種ワースト100」にも選ばれている。
鯉の放流は「世界レベルでブラックバスと同列に扱われているような生態系への負担の大きい魚を、喜々として放流しているに過ぎない」ということだ。
養殖や放流がよく行われている鯉は日本の河川に元々生息していた「ノゴイ」とは異なる種で外来種に近く、国際自然保護連合が定めた「世界の侵略的外来種ワースト100」リストにも入っている。
出典:全国で行われている「錦鯉の放流」が環境に与える問題
人間が「観賞魚」として、「鑑賞する」という目的のために、長い世代をかけて美しい鯉の遺伝子を固定したものが今ペットショップで買える「錦鯉」だ。 スラ... コイはブルドーザーのように地面を荒らします。荒らされ続けた川底からは水生植物が消えます。水生植物が消えれば、水生昆虫も消えます。
ニシキゴイはコイを人工的に品種改良して生まれた観賞魚。そもそも自然環境には存在していないため、遺伝子交雑の問題や病気の蔓延の危険性もあります。
Twitterより
連ツイで述べてますが、食性の広さとその大きさから、バスよりも生態系に与える影響が大きい事があります。
コイが放流される事で、水性植物から姿を消して見られるのはデカイ鯉だけって川を知ってます。https://twitter.com/ruuki0/status/859454327080992768 …
メダカやコイの放流、生態系を破壊 交雑・感染症など拡大:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22842990Y7A021C1MY1000/ … 良い記事!
コイの咽頭歯(いんとうし)です。喉の奥にあるこの歯でゴリゴリと貝などを潰します。コイは悪食で、何でも食べてしまいます…ですので放流をしてしまうと、その場所の生態系を大きく狂わせてしまうのです…誰も幸せにならない放流…悲しい…pic.twitter.com/zJGlzdVOcc
「川のニシキゴイは誰のもの?」ではなく、「川は誰のもの?」と問いたい。誰かが放した錦鯉に「パンやドッグフードをやり」。コイの放流は外来種放逐という面で問題であり、餌やり(有機物負荷)は水質を悪化させる行為。「川の生き物に親しむ」のであれば意識改革を。 https://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/201806/0011329647.shtml …
国環研ニュースに馬淵さんによるコイの解説記事が出ていた→「DNAが語る日本のコイの物語 http://www.nies.go.jp/kanko/news/36/36-5/36-5-03.html …」これはものすごくわかりやすい!必読。生態系を破壊するむやみやたらな自然水域への外来コイの放流が今後なくなっていくと良いな・・