よど号ハイジャック事件とは

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よど号ハイジャック事件

羽田発福岡行の日航旅客機「よど号」が、赤軍派学生ら9人によって乗っ取られた。犯人らの要求は朝鮮民主主義人民共和国への亡命で、福岡空港で一部乗客23人を解放した後、韓国の金浦空港に向かった。4月3日、山村運輸政務次官が乗客全員とスチュワーデスの身代わりとなってピョンヤンに飛び、犯人を残して5日、羽田に帰着した。これが、日本における最初のハイジャック事件となる。


ハイジャックされた日航・よど号

			

日航「よど」号ハイジャック

			

よど号(淀号)とは

「よど号(淀号)」とは、ハイジャックされた機の愛称で、当時の日本航空は保有する飛行機1機ごとに愛称を付けていた。ボーイング727型機には日本の河川の名前があてられており、よど号の愛称は淀川に由来する(その他のボーイング727型機の愛称には「ひだ号」「たま号」「ふじ号」「とね号」があった)。

出典:よど号ハイジャック事件 - Wikipedia

	

事件の背景

かねてより赤軍派は、国内での非合法闘争の継続には後方基地(国外亡命基地)としての海外のベースが必要であると考え(国際根拠地論)、海外にメンバーを送り込む計画を立てていた。ところが、1970年3月15日に赤軍派議長の塩見孝也が逮捕される。逮捕された際、塩見は「H・J」(High Jackの意)と書かれたハイジャック計画に関するメモを所持していたが、当時の公安警察はメモの「H・J」がハイジャックを意味するものだとは気付かなかった。

身辺に捜査が及ぶことを恐れた田宮高麿をリーダーとする実行予定グループは、急遽3月27日に計画を実行に移すことを決定。しかし飛行機に乗り慣れていなかった犯人グループの一部が遅刻したために計画を変更。実行は4日後の3月31日に延期された。

出典:よど号ハイジャック事件 - Wikipedia

	

トリック

石田機長は、犯人に気付かれないように、管制塔との交信で韓国の首都空港である金浦空港へ向かい、午後3時18分に着陸した。ここで犯人が機外に出たところを一気に逮捕する計画であった。犯人側は、平壌空港に着いたと思い万歳をしたという。ところが、機体の窓から見ると北朝鮮に居るはずがない米兵がウロウロしているところを目撃。韓国軍兵士が北朝鮮の軍服を着たり、北朝鮮旗を揚げるなど偽装したが簡単に見破られてしまった。

出典:

	

北朝鮮へ

この偽装工作で犯人は激怒、態度を硬化させた。乗客とともに北朝鮮へ行くことを譲らない犯人に対して、運輸政務次官の山村新治郎が「自分が身代わりになる、その代わり乗客を解放してほしい」との希望が入れられ、4月3日午後、山村政務次官と入れ替えに乗客99人と乗員4人が解放された。

同6時4分、よど号は国交の無い北朝鮮へ向かった。石田機長は当然北朝鮮への航路は未知のことである。北朝鮮の迎撃にあうかもしれないという恐怖と絶対に日本に帰るとの気持ちが複雑に入り混じっていたと言う。よど号は、1時間20分後に平壌近郊の美林空港(軍施設)に着陸。全員が平壌市内のホテルに収容された。北朝鮮は、4日になって乗員3人と山村政務次官及び機体の返還を発表。


無事4月5日に山村氏らは羽田空港に帰着した。一方、田宮らハイジャック犯は、本人たちの希望通り北朝鮮への亡命が認められた。当時の赤軍派に対する捜査網は日々厳しさを増しており、地下組織を支えることが困難と判断、北朝鮮からキューバなど共産圏へのルート開拓を目指してハイジャックしたものと見られる。田宮らハイジャック犯は、北朝鮮でも特別待遇扱いされ、家族との手紙のやりとりや学習などを通して自己反省しているとも伝えられている。また、30年が経ち、老後の不安から「無罪帰国」を希望しているとも言われている。

出典:

	

美林空港に到着後、武器を提出している赤軍派の高宮ら

			
	

国際手配中の「よど号」グループ

小西 隆裕

こにし たかひろ

S19.7.28生  身長165cm


若林 盛亮

わかばやし もりあき

S22.2.26生  身長164cm


赤木 志郎

あかぎ しろう

S22.11.4生  身長173cm


魚本(安部)公博

うおもと(あべ)きみひろ

S23.3.19生  身長168cm


岡本 武

おかもと たけし

S20.7.17生  身長165cm


森 順子

もり よりこ

S28.5.12生  身長163cm


若林 佐喜子

わかばやし さきこ

S29.12.13生  身長157cm

上記の者はハイジャック事件や欧州での日本人拉致事件で国際手配されており、 似ている人

を見かけた時は、110番でお知らせください。


お問い合わせ先

部署: 福岡県 戸畑警察署

電話番号: 093-861-0110

出典:福岡県警察 国際手配中のよど号グループ

	

【2014.10.1 】国際手配中のよど号ハイジャック犯がツイッターを始める


1970年に日航機「よど号」をハイジャックし、北朝鮮に渡った元赤軍派メンバーらが3日から、日本にいる支援者らを通じて短文投稿サイト「ツイッター」を始めることが1日、支援者らへの取材で分かった。日常生活の様子を中心に発信するという。

出典:

	

ツイッターアカウント

「よど号容疑者がツイッター」(共同通信ニュース) 携帯の方はこちら、ご覧ください。 

	

こんにちは、「よど号」の小西です。と言っても、分かる人はほとんどいないでしょうね。1970年、日航機「よど」をHJして北朝鮮に来たのです。以来43年、ずっとこちらにいます。なぜ帰ってこないのかですって? よく聞いてくれました。それについてもこれからおいおい話していきます。よろしく

	

赤木志郎です。すでに66歳ですが、拉致疑惑をはねかえし日本への帰国をめざして頑張ります。そのためにまず、日本と真っ正面から取り組もうと、日本という国と民族がどれほど貴重なものか、勉強しています。いろいろ教えてください。

	

魚本公博です。出身が田舎(別府市石垣地区)で農事に興味あり、農園やってきました。そして歴史好きの「歴じい」。畑仕事のこととか、在朝40数年の視点からの日朝関係史など歴史についてもおしゃべりしたいです。勿論、拉致問題も。よろしく。

	

在朝30余年になる、私、若林(黒田)佐喜子です。「じぇじぇ!!」ですよね(ちょっと古いかな)。今、「よど号拉致」逮捕状見直しの国賠をやってます。ここ朝鮮の地から国賠のこと、日本への思い、日常の出来事をつぶやいていきますので、宜しくお願いします。

	

アカウント開設の真相


よど号ハイジャック犯の日本国内支援者が平壌を訪問し、グループの面々にツイッターについて講義して使い方を説明し、開設を促したのだという。

支援者からは「20~40代前半は共感をもてる可能性が大きい」と聞いた若林盛亮容疑者は「固定観念を持って若い人を見るのではなく、我々についても固定観念も持たずに見てもらう」と応じ、期待をにじませている。


「バンキシャ!」のなかで小西容疑者は、よど号ハイジャック事件について自分たちが「誤りを認めて謝罪しないとだめ」と明言している。だが拉致容疑については全面否定だ。

魚本容疑者も「全くやっていない」と語気を強めた。旅行先で石岡さんと1枚の写真に収まっていたふたりの容疑者も、「偶然出会って撮ったに過ぎない」と関与を認めていない。

出典:【えっ!?】国際手配中のよど号ハイジャック犯がツイッター...

	

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Sharetube