今市事件(吉田有希ちゃん殺人事件)の「勝又拓哉」とは

著者:
投稿日:
更新日:

今市事件(吉田有希ちゃん殺人事件)

車が使われたことに疑いを挟む余地はなさそうである。連れ去り現場から65キロも離れた山中に遺体を運ぶとなると車なしの移動は考えにくい。不審車は数台目撃されているが、特に重要視されているのが次の車種である。


・学校近くの通学路で、泥で汚れた白い乗用車に追い抜かれた。さらに数百メートル歩いたところで、Uターンして戻ってきた車が再び、横を通り過ぎた。Uターンしてきた車とすれ違ったのは、女児と3人が別れた三差路の直前。運転席に人影は見えたが、太陽光がフロントガラスなどに反射して、運転者の様子はよく分からなかったという。  日刊スポーツ 2005.12.19


・同級生が目撃した白い車は、有希ちゃんが一人になって歩いていった後を追うように、東から西に向かって行ったという。読売 05.12.20


・目撃された車のうち、所有者や通行目的が特定できなかったのは、〈1〉通学路を行き来していた泥で汚れた白いセダン(千数百cc〜2000cc)〈2〉付近に駐車していた、ぬいぐるみを載せた白いワゴン車〈3〉通学路から県道に出てきた黒のステーションワゴン――の3台だったという。  読売 06.11.30


・公開されたイラストは目撃証言に基づいて捜査員が描いた白のセダンと白のワゴン。事件が発生した二00五年十二月一日の午後二時半から同三時の間に目撃された。セダンは古ぼけた二000cc未満の乗用車とみられる。目撃したのは有希ちゃんと一緒に下校した児童三人の中の二人。大沢小近くで四人を追い抜いた後、有希ちゃんが三人と別れる三差路の手前で今度は前から近付き、再び四人とすれ違った。このセダンと同一とみられる車は、主婦(27)も現場付近で目撃しており「左後部がへこんでいた」と証言している。ワゴンは三差路近くの空き地に止まっていたのを商店主(33)が目撃。後部座席の窓側にゲームの景品とみられるぬいぐるみが多数つり下げられていたのが特徴だ。付近に二、三十歳代の男もいたとされる。一方、遺体遺棄現場付近で目撃された宇都宮ナンバーのセダンは、事件当日の午後十一時四十分から五十分ごろ、常陸大宮市の常陸大宮御前山線を走行。遺棄現場へ向かう「三美入り口」を通過し、約百メートル先で急ブレーキを掛けて道路脇の建材会社の駐車場に入り、Uターンして止まった。 下野 07.12.1


・日光市(旧今市市)大沢小一年だった吉田有希ちゃん=当時(七つ)=殺害事件で、栃木・茨城県合同捜査本部は三十日、「事件発生時に目撃された白色のセダンを重視している」との捜査方針を明らかにした。・・・白のセダンは、事件発生の二00五年十二月一日の午後二時半から同三時の間、連れ去り現場周辺で目撃された。下校中だった有希ちゃんや友人三人と擦れ違ったとされるほか、遺棄現場周辺でも宇都宮ナンバーのセダンが目撃されている。これらの情報から、この車の特定を急いでいるという。 ShimotsukeOriginal Online News 2008.5.31

出典:

	

※事件発生当日に目撃された不審車両

ワゴンタイプ

※事件発生当日に目撃された不審車両

セダンタイプ

発見時の有希ちゃん


行方不明時、白のトレーナーに紺のジーンズ姿で、

金縁の眼鏡をかけ、赤のランドセルを背負っていた、というが、

衣服は身につけておらず、口から血を流して横向きに倒れていた。


胸には10か所程度にのぼる刺し傷があった。

背中にまで達する深さの傷がひとつあり、有希ちゃんはほぼ即死状態だったとみられる。

手には縛られた跡、顔には殴られたような跡があった。


手足や顔などに目立った傷はない。

また、足の裏に土は付いていなかった。


胃の中からは、1日の学校給食のメニュー以外の食べ物が検出された。


死因は心臓を刺されたことによる失血死。死亡推定時刻は、2日朝以降。

出典:衝撃ニュースまとめ 栃木小1女児殺害 60キロ離れた山林で

	

吉田有希ちゃん

			

吉田有希ちゃん

			

発見現場

約65キロ離れた二つの現場は、いずれも普段は人通りが少ない。どちらも土地勘がないと

近づかない場所といえるが、捜査本部内では「犯人は、より茨城の方に土地勘がある」との見方が大勢を占めているという。


遺体が捨てられた現場は、遺棄場所を探してさまようにはあまりに山深く、引き返すにも困難な

場所だ。「小学校を探そうとすれば、カーナビでも簡単に行ける。山林ではそうはいかない」

と話す捜査幹部もいる。

出典:Yahoo!ブログ - 無料で10GBの大容量のブログをはじめよ...

	

通学路の安全対策、全国に広がるきっかけに

「子どもの安全」をどう守るか。下校途中に起きたこの事件は、全国で対策が広がる契機となった。

 被害女児は、同学年の女児3人と歩いて下校。通学路途中の三差路で3人と別れ、1人になった後で行方がわからなくなった。被害女児がいた小学校では事件直後から、「子どもを一人にしない」と保護者同伴の登下校が始まった。


 事件は未解決のまま、通学路の見守りは今も栃木県全域で続く。県教委によると、現在も378小学校の大半が集団登下校を実施。地域の高齢者や保護者らが「スクールガード」として人気がない場所を見回ったり、一緒に下校したりして安全を図っている。


 事件発生当時、前月にも広島市で下校中の小1女児が殺害される事件が起きており、通学路の安全対策は全国的な課題になった。


 自治体独自の取り組みとして、徒歩圏内の通学者にもスクールバスを用意したり、登下校の付き添いに警備員を雇って配置したり。不審者情報を保護者の携帯電話にメール配信して注意喚起する対策も広がった。


 文部科学省も2006年度に「子ども安心プロジェクト」を立ち上げ、自治体の取り組みを支援した。同省の11年度の調査によると、全国の小学校2万1053校の97%が何らかの登下校の安全対策をとっている。集団登下校は1万4077校で67%を占める。

出典:

	

【事件解決か?】栃木小1女児殺害、別の事件で逮捕の男が関与ほのめかす

2014.4.17 11:00 

平成17年に栃木県日光市(旧今市市)で小学1年の吉田有希ちゃん=当時(7)=が下校中に連れ去られ、殺害された今市女児殺害事件で、別の事件で栃木県警に逮捕された同県鹿沼市の30代の無職男が、事件への関与をほのめかす供述をしていることが17日、捜査関係者への取材で分かった。栃木、茨城両県警の合同捜査本部は、男が事件に関わった可能性もあるとみて慎重に裏付け捜査を続けている。


 有希ちゃんは17年12月1日、下校途中に自宅から約1キロ離れた三差路付近で友達と別れた後、何者かに連れ去られ、翌2日に約65キロ離れた茨城県常陸大宮市内の山林で遺体で見つかった。遺体には鋭利な刃物によるとみられる刺し傷が十数カ所あり、着衣やランドセルなどはまだ見つかっていない。


 捜査関係者によると、男は別の事件で逮捕後、有希ちゃんの事件について「自分がやった」などと関与を認める供述を始めたという。ただ、供述に具体性がなく曖昧な部分もある上、遺留品などの物証も見つかっておらず、合同捜査本部は男からさらに詳しく事情を聴いている。


 合同捜査本部はこれまで、連れ去り現場や遺棄現場で目撃されたセダンタイプの白色乗用車やワゴン車など不審車両の割り出しや両現場から半径5キロ圏内での聞き込み捜査に加えて、有希ちゃんの遺体などから検出されたDNA型の鑑定による捜査を継続。犯行形態などから、猟奇マニアによる犯行の可能性もあるとみて犯人像の絞り込みを進めていた。

出典:

	

事件発生~遺体発見~現在までの詳細な流れ


2005/12/1

吉田有希ちゃんが同級生の女子児童3人と一緒に下校

PM2:50頃に大沢地内で友達と別れ1人で自宅へ。以後、行方不明になる

吉田有希ちゃんの家族が、自宅へ娘が帰ってこないことを不審に思い、家の近くにある駐在所に捜索願を提出

 →警察が捜索開始


2005/12/2

警察が公開捜査を開始

茨城県常陸大宮市三美町地内の山林で、吉田有希ちゃんの刺殺体が発見される

栃木県警・茨城県警が合同で捜査を開始


2005/12/3

吉田有希ちゃんが通っていた今市市立大沢小学校が緊急保護者会を開く


2005/12/6

吉田有希ちゃんの告別式が開かれる


2005/12/7

両親が、吉田有希ちゃんの遺体遺棄現場へ行く

今市市教育委員会が、公立小中学校において、児童・生徒の携帯電話の持ち込みを許可(解禁)する


2005/12/8

今市市立大沢小学校で集団登校が再開される

国道293号・123号などで一斉検問を実施


2005/12/10

両県警が情報提供を呼びかけるポスターやチラシ1万枚を作成。首都圏内をはじめとする、関東地方~東北地方にかけて広い範囲で配布する


2005/12/11

両県警が、初めての合同捜査会議を実施


2006/8/1

犯人逮捕につながる情報に対し、200万円の懸賞金がかけられる


2006/11/2

週刊新潮が「警察が2006年8月ころに秋葉原へ潜入捜査を実施し、フィギュア愛好家の人物リストを作成しようとした」と報道


2014

偽ブランド品を所持していたとする事件で逮捕された栃木県鹿沼市に住む30代の男が、今市事件への関与をほのめかす供述


2014/4/17

栃木県警より「30代の男が事件への関与をほのめかす供述をしている。裏付け捜査をしている」という旨の発表がされる


2014/6/3

栃木・今市の小1女児殺害事件 勝又拓哉容疑者(32)を逮捕

出典:吉田有希ちゃん殺人事件まとめ(栃木今市事件)

ニュース速報...
					 								

勝又拓哉容疑者

勝又拓哉容疑者

今市事件まとめ(吉田有希ちゃん殺人事件)
母親は台湾出身で、勝又は殺された女児と同じ小学校に通い、日本語が話せず中学校は不登校だったという。事件後の6、7年前に母親と2人で鹿沼市に越してきて、勝又は5年前に日本に帰化している。中学の卒業文集に「未来はいろいろ挫折が出てくると思います。でも人生は自分で選ぶしかありません…僕の将来はどうなっていくのか。コンピュータの中のような世界かそれともゲームの世界か…」と綴っていた。

出典:(2/2) 今市・女児殺害の勝又拓哉「中学卒業文集」未来はいろ...

	

オススメ書籍

公開捜査 消えた子供たちを捜して!―続発した行方不明事件の謎

			

実録昭和猟奇事件1

			
佐藤 まさあき ミステリー
著者プロフィール
Sharetube