消費税率10%で最富裕層(年所得100億円超)は最貧困層(70万円以下)の税・社会保険料負担より低くなる=消費税増税で最富裕層の公的負担が最も軽くなる最富裕層天国が完成する
消費税率10%で最富裕層(年所得100億円超)は最貧困層(70万円以下)の税・社会保険料負担より低くなる=消費税増税で最富裕層の公的負担が最も軽くなる最富裕層天国が完成する
editor http://editor.fem.jp/blog/?p=1766 昨日のエントリー「安倍首相「税金は国民から吸い上げたもの」=日本の税・社会保険料は富裕層(年所得100億円超)より貧困層(150万円以下)から多く吸い上げている、しかも社会保険料の国際比較で労働者負担は重く企業負担は軽い」について、行方久生... 「安倍首相「税金は国民から吸い上げたもの」=日本の税・社会保険料は富裕層(年所得100億円超)より貧困層(150万円以下)から多く吸い上げている、しかも社会保険料の国際比較で労働者負担は重く企業負担は軽い」について、行方久生文教大学教授から「消費税の負担も加えてみては」とのご指摘をいただきましたので、グラフにしてみました。 出典:消費税率10%で最富裕層(年所得100億円超)は最貧困層(70万円以下)の税・社会保険料負担より低くなる=消費税増税で最富裕層の公的負担が最も軽くなる最富裕層天国が完成する | editor 上のグラフは、現在の消費税率8%の負担率を加えた税・社会保険料負担率です。消費税負担率は、日本経済新聞の「年収でこんなに違う 所得・消費税、あなたの負担は」の中にある「年収に占める消費税負担割合」を使用しました。グラフを見てわかるように、年所得100億円超の富裕層は24.0%になり、年所得70万円超100万円以下の貧困層の27.6%より低くなっています。しかも、「年収に占める消費税負担割合」の数字があるのは、下限が「200万円未満」で、上限が「1,500万円以上」なので、実際は、200万円以下の貧困層の負担率はもっと上がるでしょうし、富裕層の負担はもっと下がるでしょうから、負担率の逆進性は現実にはさらに激しいものになるということです。 出典:消費税率10%で最富裕層(年所得100億円超)は最貧困層(70万円以下)の税・社会保険料負担より低くなる=消費税増税で最富裕層の公的負担が最も軽くなる最富裕層天国が完成する | editor そして、上のグラフは、消費税率が10%にアップされた場合のものです。上記で説明したように、年所得70万円以下は実際はもっと負担率が高くなりますし、逆に年所得100億円超はもっと負担率が低くなります。なので、消費税率が10%にアップされてしまうと、実際は、年所得100億円超の富裕層が日本で最も税・社会保険料の負担が軽くなるわけです。いちばん所得の多い富裕層がいちばん負担が軽くなるという異常過ぎる逆進性を生み出す消費税率10%は許されるものではないと思います。 出典:消費税率10%で最富裕層(年所得100億円超)は最貧困層(70万円以下)の税・社会保険料負担より低くなる=消費税増税で最富裕層の公的負担が最も軽くなる最富裕層天国が完成する |