多くの米国民は1%の富裕層に富が集中する格差社会への不満がたまり、“変化” を求め始めています。スーパーパックでウォール街から多額の活動資金を集めて活動するヒラリー・クリントンとは正反対に、サンダース氏もトランプ氏もウォール街からの資金援助はありません。
そこで民主党でヒラリー・クリントンの対抗馬となったのが、サンダース氏です。彼はGMOに対してこのようにコメントしています。
❝ アメリカ国民の大多数が商品にGMOのラベル(遺伝子組み換え商品である表示)を付けることに賛成しています。しかし、実態は…バイオテクノロジー会社(モンサント社)やフード会社(GMO表記をされると都合の悪い大手フードメーカー)が反対をしている。全てのアメリカ国民は自分が食べているものが何なのかを知る権利があります ❞
しかし、現在のアメリカではこの当たり前の権利がまかり通らない為、ヒラリー・クリントンとは逆のGMO反対を掲げるサンダース氏に多数の若者層から支持を得ているのでしょう。
しかしサンダース氏は無所属として活動、クリントン氏は夫の大統領時代から多くの支持派の代議員を多数もち、その裏に絡むウォール街資金との繋がりから選挙戦では有利に事が進むようになっています。
ちなみに共和党でいち早く選挙戦から身を引いたブッシュ元フロリダ知事ですが、彼は父兄の両元大統領と同様にGMO大歓迎の姿勢でした。ちょっとだけ彼のGMOに対するコメントを紹介すると、、
❝ GMOは米国経済に革新的なテクノロジーをもたらしているもので、こうした技術革新を問題視する方向へ持って行くべきではなく、むしろ歓迎するべきです ❞
ブッシュ一族は1%の富裕層に入ってますので、一貫してそこはブレなかったようですね。
そして、人気絶頂のトランプ氏は、誰もが知る不動産王で自分の資金で何でも出来てしまいます。政策に影響を及ぼすスポンサーはいないので、何のしがらみもないのですね。ですので当然モンサント社との関係性も気にする必要は全くなく言いたいことを言っています。
出典:more"