【第8弾】衝撃の結末にゾッとする。「意味が分かると怖い話」をまとめました
1.くちゃーに
小学生の頃、5人ぐらいで構成されたいじめっ子グループがあった。そして、そいつらのいじめのターゲットになってるA君という男の子がいた。
A君は、勉強もスポーツもダメでいつもヘラヘラしているから、いじめられやすかったのかもしれない。
性格もおとなしくて、いじめられても反撃せずに
「やめてよぅ、くちゃーに」
と言うだけだったんだ。
この「くちゃーに」ってのは彼の口癖のようで、
いじめられる時はいつも決まり言葉のように言っていた。
正直意味わかんなかったけど気にしなかった。
いじめは毎日あって、さすがに可哀想だったから、A君にどうしてやり返さないのか聞いてみたんだ。
彼はヘラヘラ笑いながら「平気だよ、だって…」と言うだけだったが、その目は全然笑ってなかったんだ。
何しろ人の目を見て鳥肌が立ったのは、後にも先にもその時だけだったからよく覚えている。
翌年彼は転校し、みんなA君のことを忘れていった。
それから20年ほど経ち、小学校の同窓会があった。
ほどよくアルコールが回ってきた頃「そういえば」と友人が話し始めた。
どうもA君をいじめていたグループが全員亡くなったらしい、しかも全員自殺…と。
その友人も詳しくは知らないが、
いじめグループは中学に入った頃から精神的におかしくなり始め、
強制入院させられたが、半年以内に院内で自ら命を絶ったらしい。
そんなことがあったのか…なんか怖いな。
と思ったとき彼の口癖を思い出した。
「くちゃーに。」
解説
「くちゃーに」→「くちゃに」→「くちあに」
口 兄 → 呪
2.1つの帽子
アフリカで私が写真撮影をしていた時の話。望遠レンズで遠くを見ていたら大木(バオバブとかではない普通の樹木)に
地元の人たちが10人位登って下を見ていた。
下を見るとライオンが眠そうな顔でいて、その近くに帽子が一つ落ちていた。
もう一回木の上を見ると、登っている人たちはみんな落ちているのと同じ帽子をかぶっているではないか。
「おやおや、帽子を落としちゃったけど、ライオンがいるので取りに行けないのねー。」
私は笑ってカメラから目を放し、別の撮影に向かった。
解説
木の上の人は全員帽子を被っているという事は、帽子を落としていない。
落ちた帽子の持ち主は、ライオンに食べられてしまった。
3.妻の浮気
今朝は、妻が朝食を作る音で目覚めて、ベッドから起きた。「おはよ~」っていいながら、二階の寝室から出て、一階のリビングに入ったんだ。
そしたらさ、いつもなら「おっはー!」とか言い返してくれるほど元気な妻なのに、俺を無視してひたすら台所で包丁を動かしてた。
俺は、「はっはーん」と思った。
そういや昨夜、妻の浮気を暴いて、激しく言い争ったんだよな。
だから妻はまだ気まずいのか、俺を無視してるんだな。俺はもうそのことは忘れたいのに…。
「水くれ!」って言っても、妻はおれを無視した
何だよ、そっちが悪いのに。俺は許してあげようかなって思ってんのに腹立つな。
ふと時計を見たら、もうそろそろ会社にいく準備をする時間だった。
俺はそそくさと二階で着替えをすませ、また一階に降りた。
その間、妻は俺に全く話しかけてこない。
食卓には俺の分のご飯がちゃんと用意してあったが、むかつくので無視した。
俺は日課のゴミ出しをするため、台所の横にある黒色のゴミ袋を掴んだ。
そのなかは異様に重く、いつもなら東京都指定の半透明のゴミ袋のハズだったが、
今日は黒色の中身が全く見えないゴミ袋だった。
そのゴミ袋はあと五個ぐらいあったが、会社に遅刻しそうだっため、
一つだけ持って俺は玄関にいった。
知らない男物の靴もあったが、時間に急かされいたため、
たいして気にもせず、俺は集合住宅の階段をかけおりた。
住宅の真ん前にある、ゴミすてばに勢いよく怒りを込め、
ゴミ袋をなげ捨てると、ヒラリと結びめがとれた。
俺はそれをみて愕然とした。
解説
実は昨夜の言い争いの際に、「俺」は殺されていて、この話はすべて死後、霊の状態で見ているもの。
知らない男物の靴や朝ごはんは、妻の浮気相手のもの。
ゴミ袋の中身は自分の死体だった。
4.息子フレッド
とある田舎でおじいさんが一人暮らしをしていました。彼は庭でジャガイモを育てるため、土を耕したいと思っていましたが、高齢の彼にはその畑の土が固すぎて掘り返すのはとても困難でした。
昔は一人息子のフレッドがよく手伝ってくれたのですが、フレッドは今刑務所にいるのです。
彼は服役中の息子に一通の手紙を書きました。
「フレッドへ
本当に残念だが、今年はどうやらジャガイモを植えられそうにない。
もう歳で庭を掘り起こせそうにないんだ。
お前がいればわしの代わりに掘ってくれたろうし、お前がいてくれたらどんなにいいかと思うよ。
父さんより」
数日が経ち、息子から返事が届きました。
「父さんへ
庭を掘っちゃいけない、死体を埋めたのは庭なんだ!
フレッドより」
翌日の朝4時頃、FBI捜査官が地方警察と一緒にやってきました。
彼らはおじいさんの庭を全て掘り起こしていきましたが、死体は見つかりませんでした。
彼らはおじいさんに謝罪をして去っていきました。
同日、もう一通の手紙が息子から届きました。
「父さんへ
ジャガイモを植えるのは今だよ。俺にできることはそれしかなかったんだ。
フレッドより」
解説
警察が手紙を読むと想定した上で、嘘の手紙を書いた。
その結果、警察達により畑を掘り起こすことができた。
怖いようで、なんだか心温まる話。
5.犯人の声
ある日、Aは妙な能力を身につけてしまった。殺しの現場の被害者の声を聞けるようになってしまう能力だった。
その、「どこかで人が殺されてる声」が何日か毎に頭に入って来る。すごく気持ち悪かった。
しかもその声を聞くたびに、新聞にその声と同じ内容の殺人事件が載っている。
そしてまたある日、今度は犯人の声までも聞こえるようになってしまった。
なぜか犯人の声で、
「この事を誰かに話したら殺す」と聞こえた。
Aは、存在に気付かれたのだと察し怯えた。
恐ろしくなって家に引き篭もり、会社も辞めた。
Aを心配し、家に来た友人にAは安心感から全てを話した。
友人と考えた末、Aは警察に行く事にした。
幸いな事に、Aの家のすぐ近くに交番があったのだ。
Aは次の日交番へ行き、出て来た警官に全てを話した。
住所と電話番号を教え、警察官が夜間パトロールをしてくれる事になった。
Aは安心して家に帰った。
その夜、Aは殺された。
解説
その警察官が、犯人だった。
6.愛人の女
前の勤務先の同僚と久しぶりに飲みに行く機会があった。お互いに既婚者だったけど、一緒に働いている頃は、よく一緒に飲みに行ったり遊んだ仲だった。
俺が「最近どーよ、悪いことしてる?」と聞くと、彼は笑いながらこんな話をしていた。
一年程前から10歳下の愛人がいるらしく、
クリスマスは22・23・24・25日と彼女のマンションで一緒に過ごしたそう。
当然自宅に帰らず家庭はメチャクチャ。
しかし小学生の娘がいるので可哀想に思って、25日の19時頃家に帰ることにした。
それを止めようと泣き叫び懇願する愛人の女。
最後は喧嘩となり、ようやく女を振り切り11階からエレベーターに乗ったらしい。
「マンションのエントランス出て、外に行ったらそいつ居たよ。」
と彼は言った。
解説
愛人の女は、彼がエレベーターに乗った後すぐに11階から飛び降りた。