【第9弾】怖すぎて閲覧注意「意味が分かると怖い話」をまとめました(解説付き)

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1.若返り

老人「本当にこれで若返れるのかい?」


男「えぇ。我社の開発したこの機械はあなたの細胞から全盛期だった若い体を生成し、

あなたの今の記憶を入れることで記憶はそのままに体だけは若返ることができます。」


老人「そうか…。お願いするよ」


そして老人はベッドに寝かせられシートが被せられた。


それから数時間。

老人(遅いなぁ…いつになったら始まるんだ?)

すると、近くへ人がやって来たようで、声が聞こえてきた。


男「お待たせしました」


若い男「ありがとうございます。こんなに上手くいくとは…

ところでこの古い体はどうするんですか?」


男「こちらで処分いたしますよ。またのご利用お待ちしております。」


そう言うと男はベッドを焼却施設まで運んで行った。


老人(おぉ。前の誰かは若返りに成功したようだな。それにしてもやっと俺の順番か…)


若い男「ありがとうございます。」

解説

「クローン」は自分と同じ記憶を持っているというだけで、自分とは全くの別の人間。

つまり、若い男は老人のクローンなので、老人は処分されてしまう。

2.隣人

この前、大学に通うために地方へ行った友達から電話がかかってきたんだ。


結構夜遅い時間だったけど、久しぶりの電話だから寝るまでの時間、かなり話が盛り上がった。


ただ、そいつの話で一つ気になる事があった。

隣に住んでる奴がどうやらおかしいらしい。


朝会っても挨拶もなしで、何よりとっても臭いらしい。

頭はボサボサ、服はボロボロでどうみても風呂に入ってなさそうな格好らしい。


行動もおかくて、カラスを捕まえて殺したり、猫の尻尾を切ったりと近所でも有名な「危ない奴」だとのこと。


またそのアパートの壁が薄くて、

夜中ゴソゴソ何かをしている音がいつも聞こえてきて不気味だと言っていた。


まだ実害が無いから今の所は心配無いと言ってたけど、

気持ち悪いから機会があったらすぐ引っ越したいんだって。


後日、友達はそいつに殺された。


解説

壁が薄いため、電話で話していた内容が、隣人に全て聞こえていた。

「ゴソゴソ何かをしている音」

隣人が、壁に穴を掘っている音。

電話の話が聞こえたことも引き金になり、穴が貫通した日、友人は殺された。

3.美人な姉

俺には超美人な姉がいて、自分で言うのもなんだけど結構シスコンだった。

いつも彼女にも、姉の自慢をしているんだ。


彼女は実は姉にちょっと似てて、

姉と付き合うのは現実的に難しいから、その彼女と付き合ってるってわけ。


その彼女がさ、姉に似てて美人なのはいいんだけど、すっごい嫉妬深くて困ってるんだ。


そんなある日、姉からメールが来て、

内容は、「一人暮らしを始めたから」って住所の書いた報告メールだった。


どうやら俺の一人暮らししてる家と近いらしい。

やったぁ!これからいつでも会いにいけるぞ!


そういえば一昨日に彼女が泊まりにきたんだけど、

いつも一緒に風呂入るのにその日は入らなかったんだ。

なんでだろう?

風呂から出てきたあとも、何だか機嫌があんまりよくなさそうだった。

具合でも悪いのかな?


それでさ、昨日姉から電話がかかってきてさ

いきなり「私のこと好き?」って俺に聞いてきたんだよ。

もちろん、俺は「大好き」って答えた。


そしたら「彼女とどっちが好き?」って聞くからさ


「姉ちゃんだよ!彼女には内緒だよ!」


って言ったら

姉ちゃん感激したのか泣いてるような声で


「ありがとう。じゃあね…」


って言って切ったんだ。

そんなに喜ばなくても!まぁ嬉しいんだけどさ。


こんな姉をもっておれは幸せだなぁ。

それにしても今日は姉ちゃんからメール来ないな。

1日1通は必ずやり取りしてるのに…。

解説

「俺」が風呂に入っている間に、彼女は携帯で姉とのメールを見ていた。

「彼女とどっちが好き?」という電話の際、彼女は姉の家にいて、

姉に指示をし、電話をかけさせていた。

「姉ちゃんだよ!彼女には内緒だよ!」

この言葉を聞いた彼女は、姉を殺した、もしくは携帯を触れない状況にしている。

4.呪い真書

俺は「呪い真書」なるものを手に入れた。冒頭にこう書いてある。


「これに書かれてある手順を実行すると呪いが成就するが、

手順を間違えるとその呪いは自分に返ってきます。

あなたはそれでも実行しますか?」


もちろんだ。

俺には許せない奴がいる。だからこそこの呪い真書を手に入れたのだ。

俺は呪いの手順を見ながら、さっそく始めた。


「1.まずはじめに目を閉じて呪いたい相手の顔を思い浮かべます。」


忘れたくても忘れられるものか、と俺は奴の顔を思い浮かべた。


よし、次だ、どれどれ…


「2.目を閉じたままどんな呪いをかけたいのか思い浮かべます。」


考え付く全ての苦痛を与え続けてやる。

よし、次だ。


「3.最後に目を開けます。」

解説

手順を確認するために、1と2の間で目を開けてしまっている。

つまり、全ての呪いが自分へと降りかかることになる。

5.ねこふんじゃった

僕が廃墟に探検に行った時の話。


二階に上がると小さな子供部屋があって、僕は何か面白い物がありそうだからそっと入ってみた。


ボロボロの机に、一つ日記帳が置いてあった。

でも中は真っ白で何も書いていない。

「なんだ残念」と思ったら、1番最後のページに、汚い字で日記らしいものが書いてあった。


『8/18はれ


ねこふんじゃった

ねこふんじゃった

ふかふかの毛布にくるまった

ねこ、ふんじゃった

わざとじゃないよ

でも、ちょっといい気味だったよ


ネコさんはイタいとき、ニャアって鳴くけど、

ねこふんじゃったとき、ねこは泣かなかった。

なんでかなあ、ふしぎだなあ

あ、ママがゆうくんを呼んでる。

ずーっと呼んでる。


ゆうくん、まだ起きないのかなあ』


よく意味は分からなかったけど、僕はなんだかゾッとして、日記帳を閉じた。


壁には、寝ている赤子の絵がかかっていた。

解説

ねこ=寝子=寝てる子=ゆうくん

(毛布にくるまって寝ている赤ちゃん)


「ふんだ」→殺した。

「起きない」→死んだ。

つまり、この日記を書いた子供は、壁にかかった写真の「ゆうくん」を殺してしまったのだ。

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Sharetube