【第12弾】読むほどにゾッとする「意味が分かると怖い話」をまとめました(解説付き)

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1.馴れ初め

俺は、2年くらい前から、隣町に住んでる女性に言い寄られてた。

彼女は高校からの友達でさ、性格は良いんだけど顔が好みじゃないから、

やんわりと付き合えないと断り続けてたんだ。

その頃仕事も上手くいかず、悪いことは重なるもので母ちゃんが事故で死んだんだ。

同情だけは絶対にされたくないから、母ちゃんが死んだことを誰にも言わず一人で落ち込んでた。


母ちゃんが死んだその日の夜、その女から電話が来た。


「お母さん亡くなったらしいね…。」

「…。」

「今まで言わなかったけど、私もお母さん死んだんだ…昨日だよ。家の階段から落ちたんだ。」

「…え?」

「…一緒だね。」


この時の俺は弱っていた。この一言で救われた様な気がした。

彼女なら俺の気持ちを分かってくれると思った。ただただ甘えたかったんだ。


抑えてた感情が一気に溢れ出し、大の大人がわんわん泣いちまった

そんな俺の醜態にも、彼女は一緒になってわんわん泣いてくれて、いつしか彼女のことが好きになってた。


これが俺と嫁のなれ初め。

解説

なぜこの女は、「俺」の母が死んだことを知っていたのか。

「俺」は誰にも話していなかったし、女は隣町に住んでいるので知るすべがない。

こうなることを予想して、女が両方の母親を殺していた。

2.願い事

とある少女のところに、お星様が降りてきました。

「なんでも一つ願いをかなえてあげよう」

お星さまは言いました。


少女は泣きながらこう言いました。

「家族を消してちょうだい!あんな家族、まっぴらよ!」

少女は、家族に虐待されていたのです。


次の日、少女が目を覚まして一階へ降りると、

いつものようにお母さんとお父さんとお兄ちゃんがいました。


少女は、ハッと気づき青ざめました。


その夜、再びお星さまは少女の目の前にあらわれました。

「気に入ってもらえたかな?」


少女は言いました。

「昨日のおねがいを取り消してちょうだい!」


お星様はいいました。

「一度かなえたおねがいはとりけせないよ。」


少女は泣きました。

解説

少女のことを虐待している家族は、本当の家族ではなかった。

(少女は養子だった。)

どこかにいる、少女の本当の家族が消されてしまった。

3.ひとり

俺は、付き合って1年になる彼女と同棲していた。

ある日、家でパソコンをしていると一通のメールが来た。

見知らぬメールアドレスからだったけど開いてみると

「ひとりになったら死ぬ」

と書いてあった。


イタズラメールだと思ったけど、俺はちょっとビビった。

そんな時、

同棲している彼女が「コンビニに行って来るから-」と言ってきた。


俺は一瞬焦った。


このままだとひとりになってしまう…いや、でもあれはただのイタズラだ。そうに違いない。


まさか彼女に「怖いから行かないで。」とも言えるわけがない…。


「じゃあ行って来るからねー。」

「……うん。」

30分後

なんだ…大丈夫だった。

やっぱりイタズラメールだったんだな。

「それにしてもあいつ遅いなー。」

解説

「ひとりになったら死ぬ」は

「俺」のことではなかった。

彼女のことだった。

4.覗く目

こないだ、帰り道にお腹を壊してしまって、

普段は絶対入らないような、公園の公衆トイレに入った時の話。


私、綺麗なトイレじゃないと嫌なんだけど、

その時は、我慢出来ずに仕方なく駆け込みました。


無事に用を足して立ち上がると、不意に背後から視線を感じました。

ふと後ろのドアの方を見ると、トイレの床から約5センチの隙間から覗かれてたんです!


男性の目が、そこに2つ横に並んで私をジッと見てました。


つまり一部始終を見られたってこと。あーー最悪。


とにかくその時は、もう恐怖と動揺で頭がパニックになって、

震えが止まらなかったです。

他の誰かがトイレに入って来るまで外に出られませんでした。


変態には、みなさんも気をつけて下さいね。


解説

普通の人間が、地面からたった5cmの隙間から、目を2つ出せるでしょうか?

つまり、覗いていたのは単なる変質者ではありません。

5.出張先のホテル

とある県に、出張で行った時の話。

同僚が言うには、そこのホテルは霊が出るらしい。

俺は、ビビりだからその話を聞いて結構怯えていた。


案の定深夜にドアをノックする音がする。

ホテルの人かな? と思い声をかけたが返事がない。

夜中じゅうずっとノックの音はやまなかった。

目を開けるのも怖くて、俺はずっと布団にくるまって耐えていた。

朝になり、やっとノックの音が消えたころ、俺はすぐにチェックアウトをして部屋を出た。


出張から帰って同僚にノックの話をすると「やっぱり出たか。」とこんな話をしてくれた。


そのホテルは以前火事になり逃げ遅れた人がいたという。

その人は運悪く部屋の中に閉じこめられて、そのままなくなったそうだ。


ああよかった、ドアを開けていたら

今頃どうなっていたことか。

解説

「以前火事になった際、逃げ遅れた人は運悪く部屋の中に閉じ込められた」


ノックの音は、外からのノックの音だったのだろうか。

閉じ込められて逃げ遅れたならば…「俺」がいた部屋の中からドアをたたいていたのでは?

6.職場

僕は、とある家族の元で仕事をしてるんだ。

仕事内容は、ただ食べ物を食べるだけ。


あんまり運動もしないで食べてばっかだから

最近結構太ってきちゃった。


うちの職場、すごく楽でいいんだけど、

たまに仲間がいなくなるんだよね。

理由は分からないんだけどさ、


昨日は僕の一番の仲良しがいなくなってしまった。

よく悩みとか相談し合った仲だった。

「お前のが太ってるじゃん。」とか

馬鹿にし合ってふざけたり…楽しかったなぁ。

あ、ご主人様がきたみたいだ

解説

この文は、養豚場にいる出荷前のブタの気持ち。

家族とは、養豚場の経営者のこと。

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Sharetube