【第23弾】結末は閲覧注意「意味が分かると怖い話」まとめ(解説付き)
1.心霊ビデオ
俺の友達にKというオカルト好きがいて、ある日Kが俺に見て欲しいものがあると言って、1本のビデオテープを渡してきたんだ。
そのビデオは、つい最近Kがオカルト好きの仲間と、
心霊スポットになっている廃トンネルに行った時のビデオらしい。
さっそく見てみると、Kと仲間達が薄暗いトンネルをライトで照らしながら歩いていた。
するとKが
「そこで止めてくれ」
俺は慌てて一時停止ボタンを押した。
「左端の方をよーく見てくれ」
見てみると子供が背中を向けて立っていた。
「うわぁっ…!」
かなり不気味だった。
「言っとくけどやらせじゃないマジだぞ」
なんか胡散臭いな~とは思いつつ、このビデオを別の友達に見てもらおうと思いKからビデオを借りた。
そして友達に先入観無しに見て欲しかったので何の説明もなく「見て欲しい」と渡した。
その晩、さっそくその友達から電話がかかってきた。
「ビデオ見たよ!心霊スポットを撮影したんだろ?」
「そうそう。実はKが撮ったらしいんだ。何が写っているかわかった?」
「子供だろ?あれなんか胡散臭いよな…」
「そうそう、あれたぶん人形か何かだよな絶対。」
「まー不気味であることは変わりないけどね。なんかすごい目が光ってた。」
「でもKはやらせじゃないって言い切るだろうなー。」
「あはははは、たしかに。」
解説
「俺」がビデオを観た時、子供の霊は背中を向けていた。
「まー不気味であることは変わりないけどね。なんかすごい目が光ってた。」
友人が観た時には…
2.怖い女子
俺のクラスには怖い子がいる。そいつの事について話すね。出席番号が15番の女の子の事なんだけどさ、
なんかホラー映画に出てきそうな感じの見た目なんだ。
黒い髪が腰まで伸びてて、友達や俺は「貞子ヘアー」と呼んでいる。
後頭部はハゲてる。刈り上げつつ、おしゃれしてるのかもしれない。
なぜか制服は着ずに黒い着物をいつも着ている。これは校則違反だろ。
校章は付けてないが、名札はあるみたいだ。俺らは校章は付けて名札は付けない。
まあ下はスカートを穿いているわけだが、中にジーパンを穿くのはどうかと思う。
顔は化粧をしてるのか真っ白だけど、まゆ毛は太くて凛々しいし唇は紫ときた。
爪には細かくて読めないが漢字が書いてある。ネイルアート+タトゥー的な物?
声はめちゃくちゃ良い。声優になれるんじゃないかと思うくらいの美声だった。
結局何かのコスプレで登校しているのかと思ったけど違った。
ヤバイ。俺は気づいてしまった。
解説
出席番号が15番
左から15番目の文字を上から順に読んでいくと
「そんなやついるわけがない」になる。
3.図書室
夏休みが始まる1日前、終業式の日でした。ある女の子が放課後に、地下室の図書室で本を必死に探していたのですが、
気づかないうちに先生が戸締まりをして帰ってしまいました。
中から開けられる鍵はなく、外には出られません。
でもその子は怖くないのです。大好きな本があるから。
その子は、毎日日記を書いていました。
夏休みが終わって先生が地下室の図書室に行くと
女の子は死んでいました。
女の子が書いていた日記を読むと
「私は全然怖くなかった。本があるから。
だけど一つだけ怖かったのは、毎日鍵穴から覗く目が怖かった…」
と書いてありました。
解説
先生は、女の子が閉じ込められていると気づきながら放置していた。
女の子が死ぬまでの間、弱っていくさまを観察していた。
4.患者
看護士「いいニュースと悪いニュースどちらを聞きますか?」患者「悪いニュースで。」
看護士「あなたは病気です。」
患者「…。じゃあいいニュースは?」
看護士「先生は、あなたの病気にあなたの名前をつけるそうです。」
患者「…。」
解説
患者のかかっている病気は、今までに発症が確認できていな病気だった。
今も治っていないので、治療方法が見つかっていないといえる。
5.いじめ
私は中学生の頃いじめにあっていたんです。でも、トラウマになったりはしていないのは、「真由美ちゃん」という女の子のおかげです。
真由美ちゃんは、可愛くて頭が良くて運動も出来て、人気者でした。
クラス全員に無視される中、真由美ちゃんだけは、優しく私に話しかけてくれたんです。
私とは違い友達も大勢いたので四六時中私と一緒にいて貰うことは出来なかったけれど、他の子と話している時も私の方を見てにっこり笑ってくれたりしました。
ある日、そんな真由美ちゃんが突然転校することになって、
私は
真由美ちゃんがいてくれたから辛くても頑張れたのにこれからどうなってしまうんだろう…
と思っていたのですが、
真由美ちゃんが転校して間もなく、クラスのみんなからのいじめはなくなり友達ができました。
きっと人気者の真由美ちゃんが転校する前に
「イジメなんてくだらないことやめなさい」って言ってくれたんだと思います。
だから、成人した今でも真由美ちゃんにはとても感謝しているんです。
解説
真由美ちゃんは「イジメなんてくだらないことやめなさい」と言っていない。
真由美ちゃんが、クラスのみんなにいじめを指示していた。真由美ちゃんがいなければいじめられなかった。
6.通学路
中に田んぼに落ちて一度家に着替えに帰っていた。」って。ウケるよな。その時は皆で馬鹿にして笑ってたんだけど、
どうも昼過ぎになって学校が妙に騒がしくなってきたんだよ。
クラスの女子に何があったのか聞いてみたら
「ついさっき、隣町で刃物で刺された女性の死体が見つかった」って言う話。
で、その隣町っていうのが、その友人が落ちた田んぼの近く
というより、そいつの通学路だったんだ。
しかも、その女性が殺された時間が、いつもそいつが毎朝そこを通ってる時間だった。
みんなで「お前、田んぼに落ちてなかったら、殺人事件に丁度巻き込まれてたな~」って
大騒ぎになったのは言うまでもない。
こわいよな…。
解説
友人は、田んぼに落ちたのではなく返り血で汚れたので着替えた。
殺人事件の犯人は友人だった。