【第33弾】「意味が分かると怖い話」死ぬほど怖い話まとめ(解説付き)

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1.めきるぬす

俺の友達が、一人暮らしをしているんだけど、


最近寝る前に、変な声が聞こえるんだって。


小さい男の子の声で

「めきるぬす、めきるぬす」って。


友達があまりにも悩んでたから、心配になって電話したんだ。

そしたら友達じゃなくて、男の子が電話に出たんだ。


なんかブツブツ言ってるから、なんだろうと思ったんだけどさ、


「めきるぬした、めきるぬした」って言ってたんだよね。


怖いからとりあえず切ったけど、なんだったんだろ?


解説

「めきるぬす」


メル


木ヌ す


「めきるぬした」


メル

木ヌ した

2.斑点

俺がまだ中学生だった時の話。


クラスに、「斑点」ってあだ名で呼ばれている女子がいた。


なぜ「斑点」かっていうと、体がいつも斑点のようにアザだらけだったから。


「斑点」のお父さんが普段から暴力的らしく、クラスメイトがよく「斑点」と彼女のお母さんが二人で泣いているのを見かけていたらしい。

数年経った時「斑点」のお父さんが亡くなったと「斑点」の高校の同級生から聞いた。


俺は気になって


「こう言ったら不謹慎かもしれないけど、お父さんが亡くなって、斑点と、斑点のお母さんは元気になったの?」


と聞いた。


すると

「まだ3週間くらいしか経ってないけど「斑点」はアザも消えて性格も全然明るくなって元気になったよ。だけどお母さんが相変わらず元気が無さそうだし、体のアザもまだ治ってないみたい。」


と教えてくれた。


その時は、まぁ若い方がアザの治りも早いだろうし…とか思った気がする。


それからまた何年か経った時、俺も「斑点」の存在を忘れかけていた。


「〇〇君!」


道で、偶然「斑点」のお母さんに会ったんだ。あっちが俺のことを覚えててくれたみたい。


「斑点」のお母さんはすっかり元気になっていて、あの頃からは想像できないくらい活き活きとしていた。


一応「彼女は元気ですか?」と俺が聞くと


お母さんは

「娘はついこの間死んでしまったのよ。交通事故で即死だったの。」


と言った。


「そうだったんですか…」


お母さんの体にはアザがまだくっきりと残っていた。


解説

斑点は、お父さんに暴力を振るわれていたが、

お母さんは、お父さんが死んでも、斑点から暴力を振るわれていた。

斑点が事故で亡くなる直前まで。

3.大学受験

本命の大学受験当日。

今まで頑張ってきた結果を出す日だ。一番の親友も同じ大学を受験する。


俺「うわー超緊張してきた。あと10分で開始か…どうしよう…。」

親友「まぁそう緊張するなって。これでも飲んで落ち着けよ。」

俺「お、気がきくじゃん。サンキュー。」

親友「一緒に受かろうな。約束だぜ!」


友人がくれた飲み物は冷えた体を暖めてくれるホットコーヒーだった。

やっぱ持つべきはいい友達だよな…。なんか感動して涙出てきた。


解説

ホットコーヒーには利尿作用がとてもあるので、試験中にトイレに行きたくなる。

4.クローバー

最近、発生した連続殺人事件。


被害者は、すべて同じ小学校の子供だった。


その犯行はとても残虐で、死体は見るに堪えないものだったそう。


犯人は未だ見つかっていない。


事件のあった現場には、どの現場にも沢山の花が供えられた。


そして、どの現場にも必ずクローバーが大量に供えられていた。


どうやら、そのクローバーはあるお婆さんが供えたものらしい。


私が花を供えに行った時に、ちょうどそのお婆さんに会った。


お孫さんが被害者なのか…?それとも単なる近所のお婆さん…?


ふと気になって私は聞いた。


「なぜクローバーを供えているんですか?」


すると、お婆さんは


「クローバーは幸せな花。四葉のクローバーってあるじゃない?」と言った。


お婆さんは、切なげな表情をし話を続けた。


「実は、私の孫も亡くなったのよ。別の事件なんだけどね…学校の事故でね。


詳しいことはまだわからないんだけど、この事件で亡くなった子たちは、孫ととても仲良くしてくれてたのよ。


だからね、クローバーを供えにきたの。」


解説

クローバーの花言葉は「復讐」。

孫が学校でいじめられ死んでしまった。その復讐としてお婆さんが殺したと思われる。

5.呪いのビデオ

今日俺の家で友達と遊んだんだけど、友達が借りてきた「呪いのビデオ」を初めて見たんだ。


「せっかくだから部屋真っ暗にして観ようぜ。」って友達はノリノリ。


俺も最初はビビッてたんだけど、まぁ所詮作り物だし…って何とか観終わった。


そのあとは、明かりをつけていつも通りの過ごし方。


ゲームしたり漫画読んだりダラダラしてた。で友達が深夜のバイトの時間になって帰ってった。


友達が帰ってからも、ダラダラ。


かなり夜も深くなってきたし、寝ようかな…と思っていた時、


ふと、誰かに俺の名前を呼ばれた気がした。


もちろん部屋には誰もいない。さっき観たビデオを思い出してちょっと怖くなった。


「もう寝よう…」


布団の上に寝っ転がって目を閉じた。


またどこかから、俺の名前を呼ぶような声


ふと嫌な感覚がした。


目を開けてもやっぱり何も見えない。


あんなビデオ観なきゃよかった。


解説

目を開けてもやっぱり何も見えない。

誰かに目をふさがれている。

6.町内放送

うちの地域では、徘徊老人や迷子が出ると、役所が放送を流すんだ。


「○○歳の男性が、××時から行方がわかりません。背格好は…」

みたいな感じで、街中に響き渡る。


で、無事見つかると

「先ほど放送した男性は、無事発見されました。」


という放送が流れる。


夏休みとか、冬休みとかによくあるんだよね。


今朝も、黒い服を着た70歳の男性の行方がわからないっていう放送が流れた。


それからかれこれ時間がたってて、あれ?見つかったのか?って


思った、ちょうど夕方頃、


「先ほど放送した男性は、発見されました。」


解説

「先ほど放送した男性は、無事発見されました。」

「先ほど放送した男性は、発見されました。」

無事ではなかったということ。

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Sharetube