ピアノの部屋のインテリア
音楽を習うと言えば、昔から現在まで、ピアノの人気は衰えることを知りません。年齢を重ねても趣味で続ける人が多いですし、室内でできることとして大人向けのピアノ教室もたくさんあります。ピアノを置く部屋は、できるだけ埃が溜まらないようにですとか、音が響き過ぎないように配慮をしたいですとか、何かとこだわりを持つ方も多くいらっしゃいます。特に“音”に関しては、いくら楽器OKの賃貸や一軒家でも気になるものです。
この記事では、ピアノ部屋のインテリアについて、見た目、利便性、音など、様々な角度からご紹介していきます。
ピアノの部屋には“照明”が重要!
・照明一つで雰囲気が変わるピアノを弾く時は、楽譜や手元が見やすいような照明が求められます。もちろん一般的な照明で明るさを保ってもいいのですが、インテリアにこだわるなら照明にも目を向けたいところです。
例えばLEDライト一つとっても、色、形は様々で、さらに電気の“かさ”部分も豊富な種類の中から選ぶことができます。シャンデリア風な照明もいいですし、かさの素材を変えるものいいでしょう。和風な部屋にピアノを置くなら、少しレトロな花柄やレース柄が入ったもの、洋風なら丸や四角でスッキリした形のものなんかも合いそうですね。
・照明の適切な位置
照明は十分な明るさを確保できることさえクリアすれば、あとは部屋のインテリアに合わせて選べば間違いありません。ただ、ピアノと照明の位置関係には注意が必要です。
自宅ではアップライトピアノを使用しているという方も多いでしょうが、天井の中央に照明が付いている場合、どうしても背中から光を浴びることになるので楽譜や鍵盤に影が落ちやすくなります。とは言え、照明の場所を気軽に変えることはできませんので、ちょっと見づらいなと感じたら、鍵盤を真上から照らせるような間接照明をインテリアの一つに加えることもオススメです。
ピアノの部屋に便利なインテリアとは
・ピアノカバーで汚れや傷をブロック他の大きな家具を見ても分かるように、ピアノなど面積の広いものを部屋に置くと案外ほこりが溜まるものです。毎日使っていても、掃除をしていても、完璧に防ぐのは中々大変でしょう。また、うっかりイスや他の家具をぶつけて傷をつけてしまう、なんていうこともあるかも知れません。
そんな汚れや傷からピアノを守り、かつインテリアとしても役立つもの、それがピアノカバーです。ピアノカバーはその名の通り、ピアノを覆うようにかけて使います。布製のものが多く、ポリエステルで軽くさらっとした質感のもの、ベルベットで重厚に、レースで可愛らしくと様々です。
ピアノはサイズ感があるので、カバーの柄や素材を変えると、インテリア全体に季節感を出すこともできますよ。
・防音カーテンで音への配慮を
インテリアを考える上で絶対に忘れてはいけないものの1つとして、カーテンが挙げられます。窓は部屋の中でも占める面積が広く、そこにかかるカーテンは部屋の雰囲気を大きく変えます。また、防音という観点からも、カーテンは欠かせないアイテムなのです。
例えばTuissというショップでは、防音に役立つスクリーンなどを取り扱っています。音は窓を閉めていても、ちょっとした隙間から漏れ響く可能性があるものです。Tuissで販売中のハニカム構造を持つスクリーンは、ハニカムのポケット部分が音を吸収、断熱や遮光にも効果を発揮します。オーダーで窓に合わせて作ってもらえますし、お値段もそれほど高くないのが嬉しいポイントです。
防音のカーテンは非常に便利ですが、どうしてもその特性上厚手のものが多いので、特に暑い時期には涼し気な見た目のスクリーンに変えるのもいいでしょう。
・床の保護をお忘れなく
グランドピアノはもちろんのこと、ライトアップピアノもかなりの重量があります。賃貸だと、重すぎるのでピアノは不可という場合もある程です。床が抜けるということは考えにくいですが、やはり床に傷がつくのは避けたいところ。自分の持ち家であっても、ピアノOKの賃貸であっても、やはり床の保護はしておく方が安心です。
ただ、保護と言っても、インテリアの一環として考えて問題ありません。最近では床を傷つけず、さらに音を響かせず防音できる専用のマットなどがたくさん売られています。リビングのカーペットを何色にしよう?と考えるのと同じように、壁や家具の色に合うものを探しましょう。
先に出たスクリーンやカーテンと併せて使えば音漏れ防止にもなりますし、色んな色や柄を組み合わせるのも楽しそうですね。
テーブルを正方形や長方形のものにしたり、角脚のイスを選ぶだけでスッキリ統一感がでます。ソファを置く時も、丸みがあるものより角があるシンプルなものだと馴染みやすくオススメです。
曲線を取り入れる時は、スチール製の猫脚チェアやテーブルなら見た目も可愛いですし、部屋の雰囲気から浮いてしまう心配もありません。お子さん向けのピアノの部屋を作る時は、クッションやぬいぐるみで柔らかさを足してあげると暖かみが出ます。
・色はピアノを基準に考える
ピアノと言えば艶のある黒というイメージですが、最近ではよりカラフルで可愛らしいものも販売されています。部屋がとても広い場合の覗き、やはりその存在感は中々のものですよね。このことから、ピアノの部屋のインテリアは、ピアノの色を基準に考えるとまとまりやすくなります。
ピアノ以外だと、カーテンやスクリーンの、カーペットやソファなど、同じく面積の大きな家具のテイストを合わせると見た目がスッキリします。毛足の短いカーペットにしたり、座る部分のみラグマットを引くようにすればほこりも溜まりにくくなります。ピアノカバーをかけるなら、その色や柄に合わせた小物を置くのも良いでしょう。
とは言え、やはりピアノを第一に、掃除がしやすいそうあまりものを置き過ぎないというのも大切です。
まとめ
・“直線”を意識するピアノ、特にアップライトピアノは、全体的に直線的なデザインです。グランドピアノは曲線的でもありますが、よく見るとエッジがしっかり角ばっていて、実は直線が美しい見た目をしています。そんなピアノがしっくりくるインテリアを目指すなら、直線を意識して考えてみましょう。
テーブルを正方形や長方形のものにしたり、角脚のイスを選ぶだけでスッキリ統一感がでます。ソファを置く時も、丸みがあるものより角があるシンプルなものだと馴染みやすくオススメです。
曲線を取り入れる時は、スチール製の猫脚チェアやテーブルなら見た目も可愛いですし、部屋の雰囲気から浮いてしまう心配もありません。お子さん向けのピアノの部屋を作る時は、クッションやぬいぐるみで柔らかさを足してあげると暖かみが出ます。