未承認のアメリカ遺伝子組み換え小麦が発覚 揺れる各国
日本・韓国は、オレゴン州産小麦輸入の当面停止を決定した。米農務省が先週、同州の農場で未承認の遺伝子組み換え小麦が見つかったと発表したことを受けての措置だ。
EU(欧州連合)は、米政府に詳しい情報提供を求めるとともに、加盟国に対して、米国から輸入される小麦について速やかに検査を実施するよう勧告した。
米当局は「この小麦が流通した証拠はなく、健康リスクをもたらすことはない」としている。
海外各紙は、最大小麦輸出国の発表による、世界の小麦市場への影響を案じた。
ただ、輸入が停止されたのは、麺やクラッカーに用いられる「ソフト・ホワイト小麦」という品種に限られる。米国ではあまり栽培されていない品種で、「日本はほかの品種の小麦は購入し続けている」という米小麦産業の楽観的なコメントを、フィナンシャル・タイムズ紙は掲載した。
今回のニュースは、EUと米国の貿易協定をめぐる交渉の大きな障害となるだろう、とフィナンシャル・タイムズ紙は報じた。
(Newsphere編集部)
アメリカが日本の農業に参入しょうとする理由のひとつは、TPPを通じ「アグリビジネス」に関わるモンサント等をはじめとする軍産複合体企業を、日本で未承認の遺伝子組み換えの作物の分野に参入させることを目論んでいるからだと言われている。
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