現地徹底ルポ<地獄行の切符を予約した人たち> 危険地帯への建設を黙認してきた国と御用学者の大罪を暴く 大飯、志賀原発を破壊する「M7級活断層」

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「私は福島第一原発事故を招いた当事者たちを、『業務上過失致死傷罪』で東京地検に告発しました(8月1日、受理)。その被告の一人が活断層の審査に携わり、活断層を短く見積もったり、なかったことにして審査を骨抜きにしてきた衣笠氏です。"09年に行われた福島第一原発の耐震安全性評価(バックチェック)をはじめ、彼は日本中のほとんどすべての原発の審査に関わっています」

 衣笠氏が審査に携わった東京電力の柏崎刈羽原発(新潟県)は、"07年に直下型地震に襲われ、放射性物質を含む水が漏れた。また、中国電力の島根原発3号機の設置審査の際、8kmと値切った島根原発周辺の活断層は、後に22kmに訂正されている。この審査で衣笠氏は中国電力を技術指導するとともに、国の審査にも関わっている。申請する側と審査する側の一人二役を務めているのだから、公平な審査など望むべくもない。

 また、衣笠氏は志賀原発の審査でもひとつながりの活断層を無理矢理3つに分けて評価し、想定地震規模を過小評価したと指摘されている。このため、"07年の能登半島地震では、志賀原発は〝想定外〟の揺れに襲われることになった。前述の福島第一原発のバックチェックでは大津波の可能性を指摘する声を無視し、周辺の断層の長さを〝値切る〟ことに終始した。衣笠氏は、現在も新潟県原子力安全対策課の技術委員会のメンバーとして活動している。杜撰な審査を続けてきた衣笠氏をつくば市内の自宅で直撃した。

出典:現地徹底ルポ 危険地帯への建設を黙認してきた国と御用学者の大罪を暴く 大飯、志賀原発を破壊する「M7級活断層」 

経済の死角

「細野豪志原発担当相は、『原子力委員会は極めて情報公開に後ろ向きで問題があった』と認めている。それなのに、その幹部に規制を任せるというのは、あり得ない話です。田中氏は完全に原子力ムラの人間。国民をバカにした人事です」


 また、田中氏は昨年原子力関連団体から、講演の謝礼として29万円を受け取ったことが判明している。本誌は田中氏を直撃したが、何一つ答えることはなかった。田中氏は8月1日、国会の所信表明で「活断層の評価で精査が不十分だった可能性がある」と語っているが、厳しい規制はできるのか。


 フクシマの教訓は何一つ生かされず、責任を取る者もいない。どの原発が第2のフクシマになろうとも、不思議ではない。

出典:現地徹底ルポ 危険地帯への建設を黙認してきた国と御用学者の大罪を暴く 大飯、志賀原発を破壊する「M7級活断層」 

経済の死角

熊本大地震 震源の移動について、東大・笠原名誉教授の解説~次に危険な活断層は? :【日本は地震の巣である!】全原発をすぐに廃止せよ!

	

熊本大地震 震源の移動について、東大・笠原名誉教授の解説~次に危険な活断層は? :熊本大地震は前震・本震・余震という関係でなくて、それぞれが関係あって起きている。
さらに次に起こる地震

	

熊本大地震 震源の移動について、東大・笠原名誉教授の解説です。
>九州を横断し…別府湾から…、伊方原発の近くまで、かなり明瞭な活断層系があり

	

活断層は、全国各地にある。
あすはわが身というふうに、活断層の有無にかかわらず、日本全国どこでも、大地震が発生する可能性があるという準備と警戒を怠ってはいけない。

熊本大地震 今後について、東大・笠原名誉教授に話を聞きました。

	

「震源、じわじわと東に」 別の活断層に影響の可能性 2016年4月16日 朝日新聞デジタル

「眠れる巨大断層がついに動きだしました」と、武蔵野学院大特任教授の島村英紀

日本の原発推進派は完璧に狂ってる! 「世界からみても川内が動いている今の状態はクレイジイ!」




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Sharetube