【熊本地震】子供たちから広がる支援の輪!「おもちゃ買うより助けたい」、1人街頭で募金活動、熊本へ恩返し!【胸熱】
子供たちにも「熊本を支援したい」という思いが広がっています。そんな子供たちのエピソードをご紹介。
電車で放った子供の一言で女子高生も寄付を考えさせられる
その子供とお母さんはどうやら病院の定期検診帰りみたいで、お母さんが子供に、今日検査頑張ったから好きなおもちゃを買ってあげるねと子供に言ったのです。私自身も小さい頃生まれつきの病気で病院に行っていたので懐かしいなと思いながら眺めていると、子供がちょっと深刻そうな顔をして恐る恐るという感じで…。
「地震の人が可哀想だからそっちにあげたい」
と言ったのです。私自身ビックリしましたが、周りの人もびっくりした顔をしていました。
するとお母さんが、
「熊本の地震かな?困ってる人達に寄付する?」
と尋ねたのです。
「うん、する。助けるの」
すごいなと思いました。小さな子供も熊本の地震の事をしっかり考えて寄付するというのですから…。まだ寄付という言葉がわからないのか、あげたいとか助けるという言葉でなんとか伝えたいという感じでした。
実際はもう少し長いやり取りでお母さんが言っている事や意思を確認する感じで、熊本の地震の人達にあげるの?と確認していく感じでしたが、おおまかなやり取りはこんな感じでした…。
子供なのにすごいなと思いながらその光景をほっこりしながら眺めていました。
出典:「おもちゃよりも助けたい」子供が電車の中で言った一言から広がる熊本地震への支援の輪 - Spotlight (スポットライト)
すると、同じ電車に乗っていた女子高生3人がこんな会話を始める↓
そうこうしている間に子供とお母さんが降りて行き…。3人組の髪の毛を染めているちょっとヤンチャそうな女子高生のうちの1人が口を開きます。
「帰りのスタバ、お菓子我慢して寄付しよ?」
そういうと他の子も
「むしろスタバやめて、コンビニで飲み物買って差額寄付しようよ」
という感じのやり取りがあり、その後、どこに寄付するとスマホでわいわいと検索していました。最終的に日本赤十字の平成28年熊本地震災害義援金に寄付する事にしたようです。
出典:「おもちゃよりも助けたい」子供が電車の中で言った一言から広がる熊本地震への支援の輪 - Spotlight (スポットライト)
宮城県の子供が募金活動
美里町のスポーツ少年団「不動堂剣道クラブ」の小学生ら12人は20日、町内のスーパー前で実施。剣道のはかまなどを着けて、買い物客に協力を呼び掛けた。東日本大震災では練習場所が被災し活動できず、苦労した。青生小6年の佐々木はなさん(11)は「食料も水もなかった。同じように大変な熊本の人々を少しでも助けたい」と話した。
集めたお金は町社会福祉協議会を通じて県共同募金会に送る。23日は野球のスポーツ少年団に所属する小学生が街頭に立つ予定。
東北学院大(仙台市青葉区)も全学を挙げて緊急募金活動に取り組む。21日には大学の災害ボランティアステーションに登録する学生が土樋、泉の両キャンパスで募金を呼び掛けた。多賀城キャンパスでも学生生協に募金箱を設置。5月16日までに集まった義援金を熊本県に送る。
仙台でも熊本でも地震を経験した少年、1人街頭に立ち募金活動
「被災した熊本に募金をお願いします」。18日、JR仙台駅西口のペデストリアンデッキで、熊本市の熊本マリスト学園2年の杉沢真生(まさき)さん(16)が1人で募金活動を始めた。仙台市青葉区出身。東日本大震災が起きた時は小学5年生だった。特待生に選ばれ、寮生活で勉強に専念できると学園に進学。熊本地震も経験するとは夢にも思わなかった。
「3.11を思い出した。僕は震災を経験している。周りに避難を指示した」。14日午後9時26分、熊本市東区の男子寮で経験した震度6弱の前震を振り返る。
寮の壁は全て剥がれ落ちた。近所のブロック塀はがれきの山となり、寮生約60人の大半が親元へ帰った。
16日午前1時25分ごろ、校舎会議室で男子寮生12人と雑魚寝をしていて震度6強の本震に見舞われた。学園から帰省を促され、同日午前10時、タクシーに相乗りして福岡空港へ向かった。普段2時間の道のりが渋滞で5時間かかった。
「他者のために生きる」。仙台の実家で考え続けていた杉沢さんが思い出したのは、キリスト教精神に基づく学園の校訓だった。
学生証を大きくカラーコピーし、首から提げた。手作りの募金箱を抱え、勇気を振り絞って街頭に立った。「3.11でたくさんの支援を熊本から受けました。今、私たちが支援する番です」。メッセージボードに書いた。募金は仙台市に寄託するつもりだ。
自宅が全壊、半壊した友人がたくさんいる。
「熊本の現状を自分の生の声で伝えたい。復興を信じて諦めない」