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意味がわかると怖い話まとめ 【解説あり】⑩

意味がわかると怖い話まとめ 【解説あり】⑩

Author:
うぃぐうぃぐ
Release Date:
意味がわかると怖い話まとめ 【解説あり】⑩

イタズラ

			
小学生のやんちゃ五人組が職員室に呼ばれたそうです。
どうやらイタズラが見つかってしまったようで….。

先生「イタズラを計画したのは誰なの?」

するとやんちゃ5人組は、

A君「ぼくじゃないよ」
B君「ぼくはやめようと言ったんです」
C君「A君の嘘つき!」

D君「C君は嘘をついています」
E君「全員本当のことを言っています」

との回答。

この五人を追求しても、結局最後まで首謀者は分からずじまいで、先生は五人を平等に叱りました。

翌日。

やんちゃ五人組から、なぜかC君だけが仲間はずれにされて、いじめられる始末。
その後、C君は遠い所へ転校してしまいました。

出典:

	
解説
犯人はA君。
ちくったC君はイジメられた。

行方不明

			
ある田舎で老婆が行方不明になった
昼間、山菜を採りに行く姿がよく目撃されてた
当日は目撃証言は無かったが家族の願いもあり
警察による山狩りが行われたが見つからなかった

何の手掛かりもなく数ヵ月が過ぎた

老婆を慕う孫がいた
出逢う人、出逢う人に
『おばあちゃんどーしたの?』と聞く姿は痛々しかった

誰もそれに答えられない中、親戚の1人がこう答えた
『お婆ちゃんは天国に行ったんだよ
○○君も幼稚園行くようになったらわかるかな?』

孫は答えた
『天国って裏庭の井戸の中にあるの?』


10年後、取り壊された家の裏庭の井戸から
老婆と幼稚園位の男の子の遺体が発見された

出典:

	
解説
親戚が犯人だった。
井戸に遺体があることに気が付いてた孫も殺した。

メイド

			
人生経験の深いばあちゃんに
「本物のメイド見たことある?」と聞いてみたら
「まだ」と言われた
ちょっと考えて話がかみあっていないことに気づいた

出典:

	
解説
ばあちゃんは、「メイド」を「冥途(あの世という意味)」と間違えたらしい。

			
真夜中。
わたしはなんとなく隣にいる妻の手を握っている。
冷たいな、などと思いながら細い指先を軽く揉んでいると、突然妻がむくりと起き上がり、わたしにすがりつくと泣きながら言った。

「あなた、助けて。オリオン座から電波が飛んできて私を殺そうとするの」

あまりのことに一瞬私は驚き言葉を失った。
しかし、即座に何が起こったか理解した。

狂ってしまったのである。社会生活を送るストレス、生活への不安。
そうしたもののせいで、精神を壊してしまったのだ。
この世にありえない幻覚を見ているのである。

泣きじゃくる妻をなだめながら、わたしはしかし冷静だった。
今必要なものは、治療だ。病院である。これは異常事態であり、こういう状態を放置していいはずがない。

翌朝、幸い休日だったので、仕事にいく必要はなかった。
わたしは妻を抱き上げて衣装を取替え、部屋の座椅子に座らせると、電話で精神科の予約をとった。

出典:

	
解説
その日は、亡くなった妻のお通夜だった。

パーキングエリア

			
小腹が減っててさ、ちょっと眠かったからコーヒーも欲しいなと思ってたんだ。
そんな時、丁度看板が見えたから、一服してい行こうと思ったわけ。
で、駐車スペースに車が全然止まってなかったからさ。
ド真ん中に車を止めたんだよ、気分良いじゃん?なんか。
そこまでは良い気分だったんだけどさ~…

…中に入ると、なんか混んでるんだよね。無駄に。
席も一つしか空いてなくてさ、仕方なくそこに座ってうどんを啜ってたんだけどさ。
でさ、食っている途中にも何かビシバシ背中に視線感じるの。
なんつうのかな、「此処はお前の居る場所がねーよコラ」的な視線っての?
もう居心地悪くてさ、うどんも半分くらい残して出発したよ。
あのうどん、結構美味かったんだけどなー。あ、後コーヒーも買い忘れ


某高速道路、某パーキングエリアでの出来事。

出典:

	
解説
パーキングエリアには車でしか行けない。
駐車スペースに車がないのであれば、店の中にいるのは生きてる人間ではない。

無人島の事件

			
「一年前、うちの大学の生徒が無人島で7人全員死んだって事件あったよな?」
「あぁ、あったな。それがどうした?」
「実は、その事件の模様を映したビデオがここにあるんだよな~♪」
「マジで?!」「えぇ~うっそー」「怪しい」「・・・ホントに?」みんなそれぞれ勝手なことを言っている。。。
「まぁ、とりあえず観てみようぜ~」

ビデオが再生されると初めは普通の旅行のようだったが、その夜に一人の死体がみつかるとそこからはパニック映画のようだった。みんな震え、怯えている。
そこから次々と死体で発見されていき、結局はカメラマンと一人の少女が残った。少女は言う。
「あなたが犯人なんでしょう?!私が犯人なわけないもん!それに、こんな状況でビデオ撮ってるなんておかしいわよ!」
「違うおれじゃない!これは警察に証拠として、渡すために・・・」
少女は最後まで話をを聞かずに外に飛び出していった。それをすぐ追いかけるカメラの男。
そこで、急に画面が黒くなり次には無残な少女の死体と首吊り自殺をしたと思われる、カメラの男が映っていた。そこでビデオは終わった。

出典:

	
解説
全員死んだのに、カメラの撮影は続いている。
8人目の誰かがいたようだ。

かくれんぼ

			
昔 公園で友達らとかくれんぼをした
かなり広い公園で隠れるには困らないけど、問題は鬼になった時
只でさえ広くて大変なのに友達4人とも隠れ上手
鬼には絶対なりたくなかった
ジャンケンに勝ち、なんとか鬼を免れた僕は
ケンちゃんと一緒に講習トイレの屋根の上に隠れた
「皆どこに隠れたのかな」「さあ皆隠れるの上手いからな」
「でもター君は身体が大きいからショウ君達より先に見つかっちゃうかもね」
僕達は息を殺して、そこに隠れていた
どの位たった頃だろうか
ケンちゃんが
「トイレ行ってくる」と僕に小さな声で言ってきた
見つかるからと
止めたけど我慢出来なかったのかケンちゃんは下に降りて行ってしまった
その時「みーつけた」と声が聞こえた
どうやらケンちゃんが
鬼に見つかってしまったらしい
その日から鬼はケンちゃんの両親になった

出典:

	
解説
ケンちゃんは誘拐された。
ケンちゃんの両親は、誘拐犯を探すことになる(かくれんぼの鬼になる)。

ニート

			
「ねえ、お母さん、結婚したら一緒に住むって話、考えてくれた?」
「ダメよ、何を言ってるのよ。せっかくの新婚生活なのに。慎一さんにだって迷惑がかかるじゃない」
「大丈夫だって。慎一さんちは資産家で家だって大きいんだから。べつに気にする必要ないって」
「そういう問題じゃないわよ。『嫁入り道具に余計なモノまで付いてるわね』なんて笑われたら、お母さん、恥ずかしくって相手のご家族に顔向けできないわよ」
「あははは、出来ちゃった結婚で嫁入りしようっていうのに、今更恥ずかしいことなんて何もないってば」
「あら・・・大きなお腹抱えて大笑いして・・・いい大人が子供みたいに。あなた、もう三十歳でしょう? すこしは大人らしくしなさいな」
「まだ二十九ですよーだ。とにかくさ、結婚したら一緒に住も。今日はこれから慎一さんとデートなんだから、きちんと話をすれば大丈夫だって」
「いやよ、お母さん、同居なんて。慎一さんだって嫌がるに決まってるわ」
「だってこのままこの家で一人で暮らすってわけにもいかないでしょう。二十年前にお父さんが死んで、もう貯金だってほとんどないのにどうやって生活していくの?」
「パートでもなんでも働けば一人分の食い扶持くらい稼いでいけるわよ」
「いままで働いたことだってないんだから、いい年して今更働きに出るなんてムリに決まってるじゃない」
「まったくこの子は減らず口ばかりで・・・。ほら、そろそろ慎一さんが迎えに来る時間よ。準備しないと」
「あら、ホントだ。じゃあ、お母さん、お小遣いちょうだい」
「もう、この子ったらもうすぐ三十になるっていうのに・・・。ほら、これで美味しいものでも食べてきなさいな」
「ありがとう、お母さん。じゃあ、お寿司でも食べようかな」
「お腹がすくからって食べ過ぎちゃだめよ。お腹が大き過ぎると体だって危ないんだからね」
「はーい。いってきまーす」

「おまたせ、慎一さん」
「どうしたの? ずいぶん時間かかってたようだけど」
「ごめんなさい。息子の相手してたら時間がかかっちゃって」
「ああ、ニートのまさゆきくんか。さっき元気に寿司屋に入っていったが・・・。ありゃ太り過ぎなんじゃないか?」
「ええ。今度生まれてくるお腹のこの子にはあんな風になってほしくないわ、まったく」

出典:

	
解説
どうやら、結婚するのはお母さんの方らしい。

可愛い子

			
下請けの社員は日頃から「社内のかわいい子は全員食った」と豪語していた。
たまたまそいつの会社に用があったので寄ってみた。
しかし、かわいい子はおろか、並みの女もいなかった。
こいつには新しい眼鏡が必要だと思った。

出典:

	
解説
文字通り、食べてしまったから、もういない。

砂場の少年

			
平日の昼下がり。
長年の激務から開放されたのぶ代は近所の公園で一人、のんびりとしていた。
夕暮れにさしかかった頃、砂場で遊ぶ一人の少年をみつける。小学校低学年と見られる
その少年は、小さい体に似合わない大きな黒ぶちの眼鏡をかけ、一人黙々と砂山を作る。
「おばちゃんもお手伝いしていいかな?」
少年はパッと顔をあげ、か細い声で
「うん・・いいよ」
と答えた。少年の横に座り、砂山に砂をかけていくのぶ代と少年。
「一人で遊んでるの?お友達とは遊ばないのかな?」
砂山にまっすぐ視線を向けたまま、少年は答える。
「僕・・・今日は友達と喧嘩しちゃったんだ・・あいつすっごい凶暴な奴でさ、気にいらないとすぐ僕の事殴るんだよ」
のぶ代は目を細めながら少年を見つめる。あぁ、君みたいな子を私はずっと知っているよ・・と。
「僕ちゃん、ドラえもんてアニメ知ってる?」
「知ってるよ。僕タケコプターが欲しいな。あれがあれば毎日遅刻なんかしないのに!」
「おばちゃんね、ドラえもんの物真似ができるんだよ。」
「本当に?やってみせてよ!」
少年は初めて小さな笑顔を見せてくれた。

「・・・・・ノビ太くん、ジャイアンなんかに負けるな!僕がついてるよ・・!」

ふと見ると、少年の顔がうっすら雲っている。
「おばちゃん・・・」
「ドラえもんの声は、そんな変なガラガラ声じゃないよ。全然にてないじゃないか。うそつき!」
砂山をぐしゃりと潰し、走り去っていく少年。のぶ代は何もいえなかった。
あたりは暗くなり始めていた。
「・・・・・・・・・・僕、ドラえもん・・・・・・」

出典:

	
解説
今の子供たちは、昔のドラえもんの声(大山のぶ代)を知らなかったという話。
個人的には、大山さんこそ、ドラえもんの声に思えてしまう。
おそらく、昔のドラえもんになじみのある世代は、同意見ではないだろうか。

峠道

			
とある田舎のとある峠道に自動車事故多発地点があった。
そこで事故を起こす車は決まって同じカーブでハンドルを切り損ねて
道の脇からがけ下に転落、というもので、いつも現場の道路には急ハンドルを切ったようなタイヤの跡が付いていた。

そこでまた事故が起こった。
しかし今回はいつもと事故の内容が違っており、轢き逃げだった。
車が少女を跳ねてひき殺してしまったというものだった。

しばらくして轢き逃げ犯がつかまった。
取調室で犯人はこういった。
「少女が道の脇から、突然とても楽しそうな表情で飛び出してきたんです」
と。

出典:

	
解説
少女は、自分が飛び出すと車が事故をこすのが楽しかったようだ。
だが、今回は車が避けてくれずに、轢かれてしまった。

深夜のノック

			
出張で泊まるホテルは同僚が出るぞーって散々脅していたところだ。
ビビりな俺はガクブルでその夜ベッドに入った。

案の定深夜にドアをノックする音がする。
ホテルの人かな? と思い声をかけたが返事がない。
もうドアを見るのも怖くて
ひたすらノックの音がする中夜が明けた。
ノックが止んだ後俺はすぐチェックアウトした。

出張から帰って同僚にノックの話をすると
「やっぱり出たか」とこんな話をしてくれた。
そのホテルは以前火事になり逃げ遅れた人がいたという。
その人は運悪く部屋の中に閉じこめられて、そのままなくなったそうだ。

ああよかった、ドアを開けていたら
今頃どうなっていたことか。

出典:

	
解説
火事で亡くなった人の霊なら、ノックは部屋の内側から鳴らされていたと思われる。

泣き続ける

			
その子は泣いていた。
近くには、白衣を着込んだ年配の男性一名と、似たような服装の女性2名がいる。
また、下半身からおびただしい出血をしている女性もいる。
取り囲む四名の大人たちは、その子を慈しみ、優しい言葉を投げかける。
だが、その子は「こんなの嫌だ」といった様子で、しきりに泣き続けている。
きれいな所から、嫌で仕方がないところへ落とされてしまった事が悲しくて仕方がないのだ。

出典:

	
解説
出産直後の赤ん坊の気持ち。

海亀のスープ

			
ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。 
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。 
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」 
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」 
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。 
何故でしょう?

出典:

	
解説
有名な「海亀のスープ」という話。
男は昔、飢えに直面していた頃、「海亀のスープ」を飲んだ。
その味を懐かしみ、レストランで同じものを注文した。
だが、昔食べた味と全く違っていたのだ。
男はその時に気が付いた。
「ああ、俺が昔食べたのは、人の肉だったんだな。」
と。
だから自殺した。

お花摘みへ

			
私は最近、登山を始めた。
ある日、山を登っていると、居合わせた女性と仲良くなった。
彼女は慣れていてベテランのような感じがした。
始めて二ヶ月の私は付いていくことにした。
彼女はいろんな話をしてくれた。
仕事が上手くいっていないこと。彼氏に振られたこと。
私は話を聞き、相談にも乗った。
山の頂上近くまで来た所で、彼女は花を摘んでくると言って行ってしまった。
その時の表情は、今までの彼女とはどこか違っていた。
私はしばらく考えていたが、意を決して後を追いかけた。

出典:

	
解説
「お花摘み」とはトイレに行くという意味。
それなのに、「私」は女性の後を追いかけてしまった。

よく晴れた日

			
その日はよく晴れた日だった。
午後4時半、学校から帰って来た俺は居間でTVゲームをし、午後7時、家族で夕飯を食べた。
だが母親の様子がどこかおかしい・・・
いつも明るい母がまるで『得体の知れない何か』に取り憑かれたように静かなのだ。


俺は夕飯を食べ終え、違和感を感じながらも宿題をしようと自分の部屋へ行った。
部屋に入った瞬間、更に『形容し難い何か』を感じ取った。
しかし今日の宿題だけは絶対にやらなければならない理由があったので、不安を感じながらも宿題に専念した。
そして午後11時、宿題も終わりそろそろ寝ようと思い、ベッドに入った。
その瞬間なにか違和感を感じた。普段『あるもの』が足りないような感覚だ。
しかしそれが何か理解できず、どうしようもない恐怖、不安が俺を襲う。
そして更に足首になにか虫のようなものが這っているような感覚がした・・・
驚きのあまり布団から飛び出した俺は、その『這っている何か』を振り払った。
それは今まで見たこともないくらい巨大な女郎蜘蛛だった。
俺はもう限界だと思い、居間にいる父親と母親に相談した。

父親は「男なんだから蜘蛛ぐらいでビビってんじゃねぇ!!」と怒鳴り散らす。
そして母親は「・・・今日・・・天気よかったでしょ?・・・だから布団を干したのよ、その時にでもひっついたのかしらね・・・」と口を開いた。
あきらかに様子がおかしい。俺の知っている母さんじゃない・・・。
何かに取り憑かれ、みんなが寝静まってから父や俺を
殺そうとしているんじゃないかと、普段考えもしないような妄想が膨らむ。
そして「・・・はやく寝なさい」と母が言った。俺は何も言わずに自分の部屋に戻り
恐る恐る巨大な女郎蜘蛛を退治し、もしも『何か』に襲われた時の為と思い、護身用のナイフを枕元に置いておこうと思い、引き出しを開けた。
そこには普段ある筈のないものがあった・・・。
・・・なぜこの本がこんなところに・・・・・・・・・。

俺は全てを理解し、背筋が凍えた。

出典:

	
解説
おそらく母親に、アダルト本を見つかってしまった。

同棲中の彼女

			
あまり怖くないかもしれないけど書かせてくれ。

俺いま恋人と同棲してるんだけど、さっき家でネットしてたら突然画面に
「一人っきりになってはいけない」
って文字が浮かび上がって、スーッと消えていったのよ。
なにこれって思ってとりあえず彼女に話そうとしたんだけど、俺が言うより先に
晩飯作ってた彼女が「あれ、無い! 祐介、ちょっとマヨネーズ買ってくるね。」なんて言ってどっか出かけちゃったわけ。

今の今で、正直独りになるのが怖くて止めたかったんだけど、こんなこと話しても信じてもらえるわけ無いなと思うと止めれなくて、結局家には俺一人になっちゃったんだわ。

で怯えつつテレビとか見ながら過ごしてたんだけど、実際には何も起こらないのよ、これが。
もうかれこれ3時間くらいになるけどホント何にも起こらない。平和そのもの。
さっき見た文字はやっぱり見間違えだったのかな。
流石にもう怖さも無くなってきたし、そろそろオナニーして寝るわ。駄文すまん

出典:

	
解説
彼女が3時間以上帰ってきていない。存在すら忘れている感がある。

竹やぶ

			
妻を殺した。

よみがえるのが怖くて、執拗に首を絞めて確実に殺した。
郊外の竹やぶに遺体を運び、深く掘って、入念に埋めた。

家に戻ってからも、震えは止まらなかった。
今にも泥だらけの妻が玄関をノックしてきそうだった。

翌日の夜、恐怖に耐えられず確かめに行った。
再び車を遠く遠く走らせ、竹やぶにたどり着いた。
昨日と変わらぬ光景を見て、少しでも安心する気だった。

…なんということだ。

生い茂る竹やぶの中で、妻が折れた首をかしげながら、
こちらを見つめてまっすぐに立っているではないか。

俺は悲鳴を上げて逃げ出した。ただただ恐怖に震え、
闇雲に車を走らせながら、妻に許しを請うていた。

しかし、妻は追いかけてはこなかった。
驚いたことに、事件として報じられることもなかった。

あれはいったい何だったんだろう…。やはり幻覚か…?


それから、長い月日が経って、俺はやっと気がついた。
あれは孟宗竹のイタズラだったんだ。

今ごろ妻は、はるか頭上で骨となって揺れているのだろう。

出典:

	
解説
竹は伸びるため、遺体を押し上げる。
一日でずいぶんと伸びるそうだ。
元ネタは、阿刀田高さんの「閉じた窓」。

厄除けの傘

			
ある人から、持っていると災難を避けられるという「厄除けの傘」なる物をもらった。
信心深くない私は正直その効能について半信半疑だったが、傘なんて雨が降らなければ使わない物だったので、普段は気にもかけなかった。

傘をもらって3ヶ月ほど経ったある日。
その日は札幌への出張のため朝早くから空港へ行く予定だったのだが、折り悪く台風が近付いており、私は状況を見定めるためニュースを眺めていた。
が、台風は思ったより勢力も弱く、この分なら飛行機は予定通り飛びそうだ。
私は急いで出かける仕度を整え、車に乗るため玄関へと向かった。

当然のように“あの傘”に手をかけた瞬間、私はふとある事を思い出した。
使い始めて3ヶ月、私はこの傘の“災難を避けられる”という話に疑問を持っていた。
なぜなら、思えばこの傘を使った日はロクな目に遭っていなかったからだ。
最初は事故。私の車は難を逃れたが、後続の車が電柱に激突し、運転手が死亡。
次は通り魔。私も運悪く怪我を負ったが、被害者の1人は亡くなったらしい。
そして自殺の目撃。ビルの屋上から飛び降りた男が、私の目前1mに落ちてきた。
・・・どうもこの傘は気味が悪い。“死”という言葉に祟られているようにすら思える。

ひょっとしてこれは厄除けどころか呪いの傘なのではないだろうか?
そう考えると、ふと恐ろしい発想にぶち当たる。この傘を私にくれた人物の事だ。
彼は会社の同僚。私とは言わばライバルの関係である。
若干風変わりな男で、こんな傘を送るだけあって占いなどに興味があるらしい。
が、そんな男だけに、逆に考えれば呪術関係にも明るいのではないだろうか?
まさか、私を蹴落とすため、呪いをかけた傘を贈ってきたのか?

私はゾクッと身震いをした。なんという遠回しな、執念深い呪いだろう。
雨の日に傘をさす度、私は知らず知らず死の呪いに晒されていたのだから。
考えてみれば、今から飛行機に乗る。こんな時にこの傘を持っていったら・・・。
私は青ざめた顔のまま、見送りに出た妻に言い聞かせた。
「この傘は捨てといてくれ。確実に捨ててくれよ。絶対この傘を使っちゃダメだ」
ポカンとした顔で見送る妻を後に、私は空港へと車を走り出した。

出典:

	
解説
厄除けの傘があったからこそ、最悪の事態を免れてきた。
傘がないと、飛行機は墜落するかもしれない。
続きページ。
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うぃぐ