蝦名健一が魅せた伝説のダンス「Matrix- Style Martial Arts Dance」をもう一度
蝦名健一さん、日本はもちろんアメリカでも既に知らない人はいない程の人気ぶりだ。2013年9月18日、米国オーディション番組「America’s Got Talent」にて見事優勝を果たす。
オーディション番組『America’s Got Talent』と言えば無名のパフォーマーが突如として大スターになる番組として有名。むろん、注目されるには見るものを圧倒させるパフォーマンスが必要なのは間違いない。
そんなオーディション番組に出演したパフォーマーの蝦名健一さん。あまりにもスゴすぎると世界中で大きな話題になっている。
本番までには時間があり、緊張の面持ちで他の出演者と会話もぎこちないように感じる。
だが、彼はパフォーマーとしては長い経歴を持つ。
1994年にアメリカ合衆国の大学に留学し、在学中に独学でダンスを始めた。フリースタイルのヒップホップ、マイム、ジャズ、エスニック・ダンスなどを組み合わせた独自のスタイルを特長としている。
2006年から2007年、ニューヨークのアポロ・シアターで行なわれた『Apollo Amateur Night 』で7回連続優勝し、年間優勝者となった。2001年、彼がリーダーを務めるダンスチームBiTriPが『Apollo Amateur Night 』で優勝していたため、彼は2回年間優勝した唯一の人物となった。
そんな彼も2013年で既に38才になっていた。十分過ぎる程のスターであり、業界では有名人だった。だが、更に上を目指し出演を決める。
インタビューではそんな自分自身の経歴を順番に語り、いつものようにパフォーマンスをするだけだよと、見た目からは自信がないような印象に映るが、彼の中にある内なる想いには強い自信があるように感じた。
袖で「行ってこい!」と言われる蝦名健一さん。審査員との受け答えを聞いている全員誰しもが、その後の素晴らしいパフォーマンスをするとは誰も思ってなかったであろう。わかっている通り、この後に素晴らしいダンスを魅せる。