少女が知人の駆け落ちを手助けしたとして、生きたまま火を付けられ惨殺された。
同州アボタバードの警察によると、少女は首を絞められて毒を飲まされ、ワゴン車に縛り付けられて生きたまま火を付けられた。警察は殺害にかかわった容疑で十数人を逮捕した。調べによると、少女は近所に住む女性とその恋人の男性の駆け落ちに手を貸したとされる。4月22日の駆け落ちを受けて15人の委員による部族会議が開かれ、少女に対する「名誉殺人」の命令が出された。
パキスタンの独立機関、人権委員会によれば、同国で親族によって殺害された女性は昨年だけでおよそ1100人に上る。
パキスタンでは「部族会議」がらみでこんなニュースもあります。
事件が起きたのは15日、カラチ(Karachi)の北510キロ、シンド(Sindh)州にある人里離れたバクラニ(Bakhrani)村。地元の警察官が匿名を条件にAFPの取材に応じたところによると、10歳の少年は別の部族の既婚女性との不倫現場を押さえられたという。事件は部族会議に報告され、少年に罰金の支払いが命じられたという。「70万パキスタンルピーの罰金を命じられた少年の家族は、5万パキスタンルピー(約6万円)を先に支払い、残りを3か月以内に支払うことを約束した」という。