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目に見えない放射線を「見えるように」表現する”芸術的表現”を用いて見た福島の残留放射能「ライトペインティング」。

目に見えない放射線を「見えるように」表現する”芸術的表現”を用いて見た福島の残留放射能「ライトペインティング」。

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Fossils15Fossils15
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目に見えない放射線を「見えるように」表現する”芸術的表現”を用いて見た福島の残留放射能「ライトペインティング」。
放射能から発する放射線を調べるにはガイガーカウンターを使えば簡単だ。東京電力福島第一原発が爆発事故を起こした当時、放射線を簡易に測れる小型の測定器はあまりなかった。が、今では東京から東側地域や原発周辺の家庭の災害対応の必需品の一つになった。あまり正確ではないと厳格主義者は言うが異常は検出できるし値段も安い。そんな中で、もっと目に見える方法はないかと考え「芸術的な方法」(cool art presentation )を国際グリーンピースの広報担当の写真家が編み出したという。そして、実際に原発事故から30年を経たチェルノブイリと5年を経た福島で表現を試みた。

ガイガーカウンターで測った福島駅前の地表面の放射線量。2011.7.7.

放射線量はガイガーカウンターを使えば測れるがその場所限りの線量となるので何か所も測らないと全体の様子がわかりにくいのが少々難点だ。

Nuclear legacy Chernobyl and Fukushima 目に見えない放射能を照らし出す。

ライトペインティングで照らし出された除染後の民家の周辺

放射線量は3色で表現され「白」は日本政府が設定した除染目標の毎時0.23マイクロシーベルト以下、「黄色」は毎時0.23マイクロシーベルト以上、「赤」は毎時1マイクロシーベルト以上を示す。
LED電球を配置した棒を特別に作り、放射線を測定する機材に接続し、その場所の放射線量をリアルタイムで白と黄と赤に表示します。福島とチェルノブイリで撮影場所を選び、この棒を手に持ってゆっくりと歩きます。その様子をカメラで長い時間露光して撮影すると、写真のように起伏のある光の帯が現れて、その場所の放射線量が「見える」ようになるのです。

出典:目に見えない放射能を照らし出す

	

赤い線は毎時1マイクロシーベルト以上を示す。

福島の家屋と隣接する山林では1マイクロシーベルト以上を示すところもある。
「ライトペインテイング」で示される放射線レベルはあくまでも目安で、科学的な調査ではありません。しかし、除染目標の値を超えているということは、放射線防護の措置をしなければ、放射能によるリスクがより高まる恐れがあります。
「赤」は毎時1 マイクロシーベルト以上を示し、チェルノブイリ原発事故の際、ロシア政府が住民の避難または移住を義務付けた放射線量にあたります。

出典:目に見えない放射能を照らし出す

	

ロシア、ブリャンスク州の学校

			
チェルノブイリ原発事故と福島第一原発事故で被害を受けた地域でわかったことは、これまで政府や自治体によって「除染した」とされる何カ所もの場所で、政府の基準値を上回る放射線量が測定されたことです。
放射能汚染はいまも続いています。ロシアのブリャンスク地域ではチェルノブイリ原発事故から30年が経った後でも、いまの福島県の様々な場所と同様の放射線量が測定されています。
5年後であろうと、30年後であろうと、環境中に存在する放射線がもたらす様々なリスクは増え続け、ますます複雑になり、「新たな日常」の中で地域社会は苦しみ続けています。

出典:目に見えない放射能を照らし出す

	

放射性物質で汚染された資材が学校で使われている?

線量は低いが汚染された土壌や木材などが資材として使われた?

日本では8000Bq以下の放射能は安全だとして施設や道路の建設資材に使われようとしている。この空間線量は1.77マイクロシーベルトとなり、チェルノブイリの移住義務地域に指定される値に近い。
チェルノブイリ原発から数百キロメートル離れたスタリエボボビチ(Starye Bobovichi)村の学校の校長は、放射性物質で汚染された資材が学校で使われているかもしれないと危惧しています。
こうしたことは、他の場所では線量が低いのに、公園や遊具の周辺で線量が上昇した場所があったことと関連しているのかもしれません。

出典:目に見えない放射能を照らし出す

	

福島氏の保育園の中

除染をした保育園内の放射線量はひじょうに低くなったもののなくなったわけではない。

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