部屋に茶色いてんとう虫が大量発生！カツオブシムシの駆除（退治）と対策方法
部屋の中には、一匹の茶色いてんとう虫を見かけたことはありませんか？（茶色だけでなく、黒い場合もあります）「窓から入ったのかな？」と思ってしまい、早めの対策をしないと、その後室内で大量発生してしまうかもしれませんよ。
おそらく、その虫はテントウムシではなく、ヒメマルカツオブシムシという害虫です。
他にも、「衣類（洋服）の中に毛虫がいた！」なんてことはありませんか？
それは、同害虫の幼虫の可能性大かもしれません。
その毛虫の個体を殺したとしても、早めにしかるべく対応をしないと、部屋中に大量発生してしまう可能性があります。
このページでは、その害虫の駆除方法をご紹介します。
カツオブシムシとは
多くはたくさんの細毛に覆われ、蚕蛹（絹）や毛織物などの繊維質を餌とする害虫。一般に、衣類や生物標本の防虫剤などで防ぐ害虫は本グループの昆虫である。基本的に繊維質を餌とするのは幼虫であって、成虫は花の蜜を餌としている。干からびた動物のタンパク質を食べ、骨は食べないという性質を利用して、脊椎動物の骨格標本作りにも利用されている。
産卵は暗所を好み産卵終了後は明るい屋外へ飛び出します。成虫の発生、産卵時期は種類により多少異なりますが5月～7月で越冬は幼虫の時期に行います。寿命は約1年です。体長は幼虫が0.6～0.7mm、成虫で3～6mm程度です。また幼虫の体表には長刺毛が多数生えており刺激を加えるとこの毛を逆立て敵を威嚇します。
カツオブシムシの成虫
カツオブシムシの幼虫
毛虫です。
出典:カツオブシムシについて また、カツオブシムシの幼虫は動物質、植物質いずれも食害しますので一般家庭では燻製食品や剥製なども注意してください。 ハラジロカツオブシムシやヒメカツオブシムシは衣服などの繊維の他、乾燥食品、毛皮なども食害するので繊維や食品の工場や倉庫での被害も問題です。
衣服などを食害する幼虫が多く見られるのは5～7月なのでこの期間は特に注意が必要です。
一般家庭での、最も大きな被害は衣類や食品が食べられてしまうことのようです。また、大量発生すると、やはり気持ち悪いというのも大きな害ではないでしょうか。
駆除（退治）方法
1 エサを無くしてしまう
虫はエサがなければ生きていけません。ですので、エサのない環境を作ることが大事です。
言わば、兵糧攻めですね。
カツオブシムシは、部屋のホコリや髪の毛を好むようですので、こまめな掃除は必須です。
幼虫のカツオブシムシに人毛を与えると摂食が確認された。しかし、頭髪の場合、コンディショナーやリンスをしている人が多いせいか、その摂取量はわずかで、その他部位の人毛を好んで食べる。
また、ペットを飼っている方は、ペットのエサもカツオブシムシが食べてしまうので、その辺りも気を付けた方が良いかもしれません。
何でも喰う。衣類だけではない。動物性の物ならば、何でも喰うのだ。カツオブシ虫というくらいなので、昔は鰹節についていたらしい。
衣類ならば、ウール・シルク（うちはシルクは全く被害にあっていない）。
綿でも食べこぼしや皮脂の汚れが残っているものは、食べる。
穀物や煮干しなど。そして、虫の死骸等。
それから、うちは、キャットフード！
さらに、大食い。
何でも食うんですね…人間の食品管理も大事です。
2 防虫剤を使って衣類を守る
ミセスロイドの有効成分であるプロフルトリンは、ヒメマルなどの甲虫類によく効き、人畜毒性は低いことから安心して使用できます。ただし、ミセスロイドは狭い空間で真価を発揮する製品のため、製品ラベルに記載された用法容量に沿って衣装ケースやクローゼットに設置して使用することをお勧めします。
部屋の掃除をし、防虫剤で衣類を守れば、兵糧攻めはほぼ完ぺきでしょう。その状態を維持すれば、そのうち虫たちはいなくなると思います。
ただし、半年絶食しても生きてる奴もいるそうなので、兵糧攻めは即効性は期待できないかもしれません。
いますぐ虫を一掃したい場合は、さらに追加攻撃もした方が良いかもしれませんね。
殺虫剤やバルサンは効果があるのか？
バルサンや殺虫剤で一掃できるということはないのでしょうか？実は、殺虫剤はあまり効かない可能性があるようです。
四十分ほど業者さんが家に入って、我々は外で時間を潰し、三時間後に戻ります。バルサンな感じ。が。
これでも生きていやがるー!!!!??
五日も経たないのに何匹もが顔を出す始末。
しかも立派な毛をしたやつらが・・・・。
プロの業者の使う強力な殺虫剤でも死なないなんて…まあ、これは卵が殺せなかったのかもしれませんし、薬剤に耐性があった可能性も考えられますけどね。
一つ言えることは、無闇に殺虫剤で殺そうとすると、薬剤に耐性のある無敵の虫を作り出してしまうことがあるので、プロの業者を含めた薬剤による攻撃は最終手段として考えた方が良さそうです。
最強の駆除方法はスチームクリーナー
「薬剤がダメとなると、一体どうしたらいいんだ…？」安心してください。
絶対に耐性を作らない上に、完璧に殺せる方法があります。
しかも、この方法は薬剤と違って、虫の卵をも殺せます。
それは、熱による攻撃です。
スチームクリーナーを用いてカーペット, 畳, 衣類など、部屋の隅々までスチームを数秒当てて殺虫します。殺虫剤は卵に作用しにくく、また残効性に限界があるため、手間はかかりますが熱処理が一番です。
昆虫は65℃以上で即死しますので、数秒の加熱で充分です。
耐性ができない、卵も殺せる、良いこと尽くめです！これは、やらない手はありません。
マイナス面としましては、バルサンなんかよりも多少手間がかかることでしょうか。
ただ、バルサンや殺虫剤を使い続けて、なかなか駆除できずにいたちごっこになることを考えれば、そのくらいの手間はどうってことないのではないでしょうか？
なにより、殺虫剤は人体やペットにも害がありますので、むやみに使うべきではないかもしれません。
その点でも熱による攻撃なら、人体にもペットにも害はなく安心です。
結論
部屋を綺麗にし、衣類を防虫剤で守り、今いる虫はスチームクリーナーで攻撃しよう！この方法が、最強だと思われます。参考にしてみてください。
