ネット炎上!絶滅危惧種の魚を殺した写真を、友達がFacebookに投稿!
台湾で絶滅危惧種の魚が殺される ネット炎上で殺した男の身元突き止める
スキューバダイビングが楽しめる観光地として知られる台湾台東県の離島・緑島で、絶滅危惧種の魚「メガネモチノウオ」を民宿業者の男(33歳)が捕獲し大変な騒ぎになった。男は過去にもメガネモチノウオを捕獲したことがあり、動機については「弟にメガネモチノウオの大きさを教えてあげたかった」と話したという。『蘋果日報』など多数の地元メディアが報じた。メガネモチノウオは「ナポレオンフィッシュ」とも呼ばれ、高級食材として知られる。しかし乱獲のため個体数が急速に減少しており、台湾では2014年7月に保育類動物に指定された。現在、台湾での生息数は30匹、緑島地域だけでみると7匹と言われる。今回そのうちの1匹が捕獲されたことになり、地元では悲しみが広がっている。
海岸巡防署によれば、男は21日に緑島のビーチで違法にメガネモチノウオを捕獲。写真を撮り、LINEで友人らに自慢した。見かねた友人がその写真をFacebookに投稿すると、瞬く間に炎上し男の身元が突き止められる騒ぎとなった。
日本でナポレオンフィッシュ を食べているのですが?大丈夫?
香港では「蘇眉」(ソウメイ)と呼ばれ、高級魚として食用にしている。身は白身で、幼魚は蒸し魚にするととろみを感じさせるほどに軟らかい。しかし21世紀に入る頃から乱獲やサンゴ礁の破壊などで個体数が著しく減少し、絶滅が危惧されている。IUCNのレッドリストでは2004年版から"EN"(Endangered : 絶滅危機)として掲載された。消費地の一つである香港では食べないように呼びかけられてもいる。
メガネモチノウオ (学名 Cheilinus undulatus )は、スズキ目・ベラ科に分類される魚の一種で、ベラ科の魚ではもっとも大きくなる。インド太平洋の熱帯海域に広く分布する大型の海水魚である。ナポレオンフィッシュという別名でも知られる。